新人、若手サポートツールがスウェーデンで爆誕!その名も「Fast Forward」 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
先日、電車内で
 
こっちのイヤホンをぶち抜いてくるレベルの
 
でけぇ声で騒いでる大学生くらいの猿共(♂2/♀2)が乗ってきました。
 
……不快そのものよな(# -∀-)
 
その時、次回レビュー予定のバンドを聴いてたんです。
 
そこまで音量上げてないとはいえ、
 
言うてもメタルコアですよ。うるさい音楽です。
 
それをぶち抜いてくるレベルだから、騒音度はかなりのもの。
 
イヤホンしてない他の乗客にはもっと不快だったことでしょう。
 
こういう連中って十中八九、周り見えてない…
 
というか見てないし、てめぇらのことしか考えてない。
 
空いてる車内で通路?のど真ん中に4人、
 
通りたそうにしてた人にも当然気付かず。
 
乗り合わせたのが3駅ほどだったからまだ良かったものの
 
走行中のドアがいきなり開いて
 
外に放り出されて○なねぇかなぁ…
 
電車内のマナーに関しては、
 
若年層の方が老害より比較的良好だけど、
 
一部の馬鹿を除いて、ですね。
 
まぁ、そんなのはどこいってもそうですが。
 
どうも、トトです。
 

 

 

さて、そんな世間のゴミクズ共は放っておいて。
 
レビュー記事をUPする前に
 
ちょっと興味深い記事を見つけたので
 
そいつを取り上げようと思います。
 

 

駆け出しミュージシャンの「将来価値」は機械学習が予測する──収入を“先払い”する新サーヴィスの狙い(WIRED)


駆け出しのミュージシャンが将来の収入を“先払い”してもらえる──。そんな仕組みをスウェーデンの企業が考案した。ミュージシャンが将来もたらすであろうロイヤリティーを機械学習で予測し、はじき出された額を基に融資するこのサーヴィス。有望なアーティストを発掘したいレーベルと、機材やスタジオを借りるちょっとした資金を調達したいアーティストの双方にとってメリットをもたらすことになるのか。

 

 

ということで始まった、


今回、このブログでも取り上げるのは初めての


WIRED


というサイトからのネタに、ひと記事書いてみようと思います。


サブスクリプションサービスによる


定額ストリーミングツールが主流になってきた音楽シーン。


そこに新たなツールが誕生したとのこと。


それがどういった仕組みで動いていくのか、


WIREDに取り上げられた記事の内容を見ていきましょう。

 

 

 

レーベルと契約できたミュージシャンなら、将来のロイヤリティーを担保に資金を調達し、機材やスタジオのレンタル費用に充てることができるだろう。ミュージックヴィデオを撮影したりもできるかもしれない。


ただし調達された資金は、いわゆるローンに当たる。すでに成功しているほかのミュージシャンが生み出した収益によって賄われているのだから、自分の音楽で稼げるようになったら返さなければならない。そして、こうした方法で資金を調達できるアーティストは、ごくひと握りなのだ。

 

 

名のあるレーベルと契約できるということは、


その分、自分たちの人気や知名度が上がる要因にもなる。


日本はそういった「裏方」的な部分は、本当に"裏"なだけで


あまり"表"に出てこないので、その限りではないと思いますが。


しかし、海外のシーンを見ていくと


レーベルの名前や役割というのは


日本のそれよりも遥かに大きな割合を占めていると思います。


その代わり、そのレーベルのやり方や配慮の部分で


バンドと合わなかったりもするようなので


レーベル所属がと出るか、と出るかは、そのバンド次第。


それが元記事にも書かれている内容のひとつ。


例えば、Hopeless Records を例に挙げてみましょう。


何の因果か、現在Hopless に所属しているSum 41


若手のバンドひしめくインディーレーベルに於いて


彼らの存在は、記事でいうところの


すでに成功しているミュージシャン


に当たるバンドだと思う。


音楽業界でブレイクして、何なら独り立ちしても問題ないバンドでしょう。


レーベル内では今まさにトップの位置にいるでしょうね。


対して、じゃあ

 

新譜のリリースを間近に控えるRoam と比較しましょう。


次作で3枚目のアルバムになるRoam ですが


Sum 41 ほどフォロワーを獲得できているかというと、全然でしょう。


以前書いたSpotifyのフォロワー数の記事でも

 

5,737,974 Sum 41
  198,060 Roam


これだけの差があるワケですよ。


なので、WIREDの記事でいうところのRoam


すでに成功しているほかのミュージシャンが生み出した収益によって賄われているのだから、自分の音楽で稼げるようになったら返さなければならない


というバンドのひとつに数えられるでしょうね。

 

 

この企業が制作したツールが


そうした若手バンド、まだブレイクしてないバンドへの


助け舟のようになるのが今回取り上げるもののようです。

 

 

 

 

こうしたなか、新たな融資サーヴィスを試みているスタートアップが存在する。その名は、Amuse。スウェーデンで音楽配信を手がけるこの企業は、ユニバーサル ミュージックグループの元幹部や音楽業界のエキスパートらによって設立された。


まだ自分の音楽で稼ぐことのできないミュージシャンが、将来もたらすであろうロイヤリティーを担保にして融資を受けられるようにする──。それがAmuseの目指すところだ。将来のロイヤリティーを予測するために、同社は機械学習を用いている。その仕組みはこうだ。


アーティストがAmuseのサーヴィスに自分の楽曲をアップロードすると、その楽曲がApple Musicや Spotifyといったストリーミングプラットフォームで配信される。続いて、どのプラットフォームで聴かれたのか、それぞれのアーティストの楽曲がどのくらい再生されているかといったデータのほか、有料ユーザーによるストリーミングか否かといった顧客層などについて、Amuseの専門チームが分析していく。


アーティストの格付けには、独自開発のプログラムが活用されている。アーティストが将来稼ぐであろうロイヤリティーの額を計算して先払いするこのサーヴィスを、Amuseは「Fast Forward」と呼ぶ。

 

 

というツールのようです。


とは言ったものの、これだとまだよくわかりませんね。


Amuse という企業が設けたサービスFast Forward で楽曲をUPすると


それが各種ストリーミングツールにもUPされ、


ストリーミングツールでの再生率や、有料ユーザーの有無等々を分析し


バンドの将来に期待して、ロイヤリティーを先払いしてくれる


的な解釈でおk?


要は「前借り」みたいなものなのかな?


続きをどうぞ

 

 

 

Amuseは契約アーティストを擁するレーベルでもあると同時に、無料配信サーヴィスも手がけている企業だ。ここに他社との大きな違いがある。アーティストはAmuseと契約しなくても、同社の配信サーヴィスに登録して楽曲データを提供するだけで、将来のロイヤリティーを先払いしてもらえるのだ。


このサーヴィスを維持するために、Amuseはロイヤリティーの10~20パーセントを手数料として徴収している。リスクについて言えば、アーティストが返済するお金は、先払いを受けたロイヤリティーのみだ。


音楽業界が成長しているいま、アーティストは巨額の資金を調達できるようになっている。しかしその一方で、失敗すれば債務を何年も負わされるリスクがある。これに対して、Amuseは自社のサーヴィスを“ちょっとした資金調達”に活用してもらいたい考えだ。


例えば、デビューしたてのアーティストがミュージックヴィデオをつくったり、仕事が舞い込んできて機材をすぐに借りる必要性が生じたりといった場面だ。同社によると、これまでに提供した資金で最も少ない額は400ドル(約43,000円)で、最高額は10万ドル(約1,066万円)だったという。

 

 

はえー。


これはこれで、新人・若手に対して


新たな救済策になりそうな予感。


あとはAmuse の解析ツールの精度さえ上がれば


助かる若手・新人は少なくない数出てきそうではありますね。


潜在能力判定機


みたいなもんでしょ?


先見性と将来性を判断し、どこまで可能性を見出せるか。


っていう。

 

サーヴィスを利用しているあいだに人気が上昇することもあるだろう。こうしたアーティストは、さらに資金を調達できるようになる。「人気が出たアーティストは早くお金を稼ぐことができます。返済を済ませれば資金を調達する新たな資格を得ることができ、評価額も上がります」と、Amuseを創業したひとりであるディエゴ・ファリアスは説明する。


もしアーティストが予定の金額を稼ぐことができなかったときは、どうなるのだろうか? その場合は何も起こらない。つまり、お金を返済する必要はないのである。

 

 

マジかよ負債なしってこと?!


太っ腹大サービスじゃん。


それならちょっとお試しでやってみようかな…


ってバンド、ミュージシャンが出てくるのも納得ですね。


Amuse 本社がストックホルムにある為に


利用者はまだその近辺にしかいないみたいですが


これが世界的に展開したら


助かる若手はたくさんいそうですね。

 

 

 

 

 

という、将来性のある


ちょっと画期的なツールの紹介記事でした。


こういうのがあればね、


せっかくバンドを始めたのに、夢を追えずに

 

たった数年でシーンからいなくなってしまう…


ってことを減少させる可能性を秘めてる気がします。

 

 

こういうのがあるならねぇ、

 

ウチがやってるような実にも、金にもならない

 

一体、記事を見たどれほどの人がフォローするんだっていう

 

発掘記事

 

なんかよりも、よっぽど効果的ですよね(* ´∀`)ケラケラ

 

そもそも自分に先見性など微塵もありませんがw

 

まずはそこが問題だw

 

 

 

 

まだまだこれからの若手・新人を育てるようなものや


サポートするものって、やはり日本より遥かに充実してますね。


大きいバンドや人気のあるバンドも、


同程度やちょい下、ちょい上あたりの


近いバンドをゲストに呼ぶばかりじゃなくて、


新人や若手を掬い上げるようなパッケージツアーとかも


よく見かけますしね。


そういった部分は、ここ数年でようやく日本にも


少ないながら出来てきているように感じます。


海外に比べりゃまだまだですが。


でも、増えていっているのは良い傾向なんじゃないか、と。

 

 

何より、若手のバンドたちには

 

そういったものに負けずに、バンドを続けてもらいたい…

 

 

 

 

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滞っていた映画チェックも公開してる内に!

 

ということで、Alpha Wolf のライブの翌日に

 

一本、映画を観てきました。

 

 

 

風をつかまえた少年

原題:The Boy Who Harnessed the Wind

 

2001年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。

それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。

 

 

 

という、事実に基づく作品です。

 

原題をそのまま日本語タイトルにしたのは◎

 

しかし、こうして

 

予告編とストーリーだけを見るなら感動作に思えるけど

 

内容は非常に深刻で、シビアであり、シリアス

 

そこらへんに蔓延る、脚色された感動作とは別物です。

 

アフリカ最貧国を舞台にした『実話』なんだから

 

それも当然と言えば当然なんですが。

 

物語の大半はウィリアムの住む村の話。

 

日本に住んでたら考えられないほどの現実に襲われます。

 

ありがちですが、

 

日本がどれほど恵まれているかが一目瞭然。

 

かと言って、アフリカにはアフリカが抱える問題があるし

 

日本に住んでりゃ日本の問題だってあるので

 

途上国だから、先進国だから、

 

みたいに比べてどうこうみたいには思いませんが。

 

 

観てて気になったのが、

 

アフリカって現地語とは別に、英語も共用なのかな?

 

村の集会?や、学校では英語使ってて

 

家族間や村内の近いコミュニティでは原語だったし…

 

でも、そしたら学校でもまずは原語で話さない?

 

友だち(族長の息子)とも英語だった気が…

 

使い分けがよくわからん。

 

日本の英語教育が遅れまくってるのはわかるけど、

 

英語力が、まさかの途上国以下とは

 

さすがは我が美しい国ニッポンだわ。

 

 

いやー、しかし

 

夜勤明けでAlpha Wolf のライブに行き、

 

帰宅して、その日のレポを夜遅くまでかけて仕上げ、

 

その翌日に観に行ったもんだから、

 

2度ほど意識が飛んでしまいましたOo。(。ρω-。)

 

そんな状態で映画行くなら作品を選ばないといけないわ。笑

 

 

物語の大きなポイントである、

 

風力発電の件は、ラスト20~30分くらいかな?

 

でも、これが1つ出来上がるだけで、

 

村ひとつが争いや、強奪なく

 

平和に1年暮らしていけるようになるんだから

 

文明ってすごいなぁ、ってのも実感します。

 

 

エンディングでは、その後のウィリアム、

 

その後の家族、村のことも挙げられており、

 

劇中のような出来事には悩まされずに生活できているのだとか。

 

ウィリアムさんもアメリカとマラウイと行き来しながら

 

博士号を取得するにまで至り、環境方面で尽力しているとか。

 

あの有名なプレゼン、演説番組である

 

TED にも出演経験があるようです。

 

 

 

そういった彼のその後のことも

 

公式サイトでの簡易的なインタビューで

 

少し見れるので是非。

 

風をつかんだ少年:原作者(映画公式サイト)