(前回まで)
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5月6日(日)
峯入り行最終日。
国東半島峯道ロングトレイルもK6コースを残すのみ。
ここ梅園の里から両子寺まで。
午前5時過ぎ、テントを撤収して出発。
「さあ、最後の両子山めざして!」
しばらくトレイルを進んだあとロードに出る。
龍頭大明神あたりからは県道に沿うような感じで舗装道を歩く。
なだらかな上り坂。
ひたすら進み、途中からトレイルに入る。
走水展望所(はしりみずてんぼうしょ)からは本格的な登山。
勾配もきつくなる。
いかにもラスボス的な感じ。
尾根をどんどんと登る。
「600mピーク」、「トンガリ山」を越える。
目の前に鉄塔が見えてきた。
「あそこが両子山頂上だろう」
そして国東半島の最高峰、両子山(標高720m)に登頂。
展望台からは国東半島をぐるりと見渡すことができた。
誰もいない山頂でしばらくゆっくりする。
そして下山。
山岳修行の根本道場であり、六郷満山総寺院の「両子寺(ふたごじ)」に到着。
奥の院で峯入りの報告とお礼参り。
「思っていたよりも大変だった」
「国東半島ロングトレイルをスルーハイクしたぞ」
満たされた気持ちで寺院を周る。
お寺のバス停のところまで下りてきた。
そこで目を一瞬疑った。
「休日はバスの運行がゼロ・・・」
両子寺といえば国東半島のほぼ中心。
検索すると最寄りの駅(中山香駅)まで25kmほどある。
「まじか?!」
考えていても仕方がない。
他の手段も思い浮かばず、あきらめて歩き出す。
雨がパラついてきた。
しばらくは上りのロードが続く。
「なんで上り?」
あとは無心になって歩いたり走ったり。
ときおり怪訝そうな顔で見られた。
どのくらい時間がかかったろうか?
中山香駅に着いたのは午後12時30分過ぎ。
出発したのもこの駅。
今度はホントにゴール。
峯入り行四日目:36km
この4日間でトータル174kmの峯入り行となった。
「今回得たものは?」
そう聞かれてもうまく答えられない。
けれども感じたことはいろいろとある。
今となってみれば、迷うようなルートも良かったと思う。
そのときは「なんだよ~」と悪態をつきながら歩いていたけれど。
迷うのは当然のこと。
それでも考えて前に進むことが大事。
判断したことは全て自己責任。
それが修行であり人生かと。
宇佐神宮にて
(おわり)











