(前回まで)
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報恩時公園からはK-5コース。
公園のトイレで所用をすませて出発。
正午のチャイムがどこからか聞こえてくる。
「もうそんな時間か・・・」
途中、東ケ迫六面地蔵塔(ひがしがさころくめんじぞうとう)に至る分岐がある。
元気ならば一時ルートを外れて見に行きたいところ。
今はその気力もなく、ルートを忠実に歩いた。
やがて小さな集落が見えてきた。
楽庭神社に到着。
その近くの軒先に自動販売機があった。
「軒先に自販機?もしかして・・・」
ガラスの引き戸を開けると、そこは看板も無い小さな商店だった。
「おおっ!」
パン、おにぎりなどは無いが、缶詰、カップ麺が売っている。
まさにオアシスだった。
お湯を頂いてその場でカップ麺を食べた。
食べながら店のおばちゃんと話しをする。
ソーセージ、せんべい、コーラを買って店をあとにした。
「なんだか、うまくできているなあ」
ふとそんなふうに思った。
キツイときには誰かが助けてくれる。
民家の脇道から南側の山の中に入る。
上り坂も足取り軽く、吉弘城跡を経て開けたところまで上る。
そこからは再び北に進路をとり、西光寺に向かって下りる。
ロードはマイペースにぽくぽくと歩く。
そして山の中に入る。
もう何度も繰り返されたパターン。
このあたりは目印となる場所がない。
「もう午前中のようなロストは御免だ」
地図とにらめっこしながら慎重に進む。
けれども迷った。
地図に載っている「溜池」までは正しく来た。
その先が分からない。
何度も行ったり来たり、右往左往する。
どうしてもルートが見つけられない。
「どうみても作業現場・・・」
仕方がないので地図の方角通りに進んだ。
しばらくすると民家の裏手に出た。
すぐにロードに出る。
「なんとかルートに戻った」
そのまま県道を進み光蓮寺に到着。
とりあえずここでひと休み。
この先のルートを確認した。
「今日はもう疲れた」
「今夜は梅園の里に泊まろう」
そう決めて出発。
八坂神社で折り返したあとは川沿いの遊歩道を進む。
ホントならルートを少し外れて六郷満山第30番「瑠璃光寺(るりこうじ)」に行くつもりだった。
そこの住職の法話はおもしろいらしい。
長慶寺の住職に教えてもらった。
残念ながらその機会を得ることなくルート通りに進んだ。
梅園資料館から山に入る。
登りきったところに宿泊場所である「梅園の里」があった。
梅園の里の受付で部屋が空いているかどうか確認する。
部屋は空いているらしい。
けれどもその宿泊費に驚く。
「一人料金+季節割増」ということもある。
諦めてキャンプ場でテン泊することにした。(\1,000)
テントを張ったあとは、お風呂でさっぱりする。(別途日帰り入浴料)
売店で食べ物を買ってそれを夕食にする。
この日は早めの就寝。
峯入り行三日目:42.6km
(つづく)
ロストは精神的にも疲れる
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