<前回まで>
六郷満山ひとり峯入り行(1)T-1コース
----------------------------------------------
国東半島ロングトレイル「T-2コース」の起点はここ高山寺。
高山寺からの景色を堪能したあと出発。
350mほど舗装道を下ったところからトレイルに入る。
「えっ?ここ?」
しばらく人が立ち入った形跡がない。
石がごろごろして走りにくい。
ルートもところどころ不明瞭だ。
手がかりは目印となるテープ。
それを頼りに進んだ。
2km弱ほど進むと民家の近くに抜け出した。
この近くに岩脇寺があるのだが、なかなか見つけられない。
近所の人に聞くと寂れたお寺らしい。
スルーして舗装道を先へと進む。
「あ~、牧歌的でいいな」
橋を渡り、しばらく進んで再び山の中に入る。
今度は登りだ。
七田観音(しったかんのん)を経て峠を越える。
ホント、いたるところに石仏があるという感じ。
そのまま平原・金政の里へと下りる。
そこからはのどかな川沿いを歩く。
前方にお寺が見えてきた。
六郷満山 第4番礼所の「富貴寺(ふきじ)」だ。
ここは六郷満山の中でも特別なお寺だけあって参拝者も多い。
お寺の前には茶屋がある。
この日、初めて自動販売機を見つけた。
石の仁王像がお出迎え。
このあたりのお寺には仁王像が多い。
どれも独特な表情なのが興味深い。
ここの御本尊は阿弥陀如来。
本尊が祀られている本堂は国宝。
宇治平等院鳳凰堂・奥州平泉中尊寺金色堂と並び、日本三大阿弥陀堂の一つだそうだ。
また、九州では最古の木造建築物とのこと。
そんなことを感じさせない落ち着いた雰囲気がある。
参拝をすませて県道を先へと進む。
田園が広がるのどかな風景。
ホント、「ぽくぽく歩く」というのがピッタリ合う。
ミックスナッツをポリポリしながら歩いた。
数km進んで再び山の中へ。
ぼんやりしすぎてトレイルの入口を見過ごすところだった。
がっつりと登る。
奥深い山の中に入ったという感じ。
淡々と歩く。
気持ちは修験者。
ちょうど上りきったあたりで林道に出た。
地図を見るとここはセンホウシ線入口らしい。
道を横切り、そのまま山の中へ。
今度はゆるやかな下りトレイル。
気持ちよく進むも少し時間が気になりだした。
もともと国東半島には宿泊施設が少ない。
なので事前に宿の予約を入れておいた。
けれども場所が場所だけにかなり離れている。
今のペースだと日中に辿り着けそうにもない・・・。
「今は前に進むことだけを考えよう」
椎茸の栽培場所(ホダ場)を経て誰もいない「山神社」に着いた。
今回、「山神社」という名の場所を数多く見かけた。
一旦、舗装道に出て今度は「海神社」へと向かう。
「山の中にあるのに、海神社とはこれいかに?」
そんな一人禅問答をしながら登り坂をのぼった。
ほどなくしてT-2コースのゴール地点である「並石(なめし)ダム」に到着。
T-2コースは15.2km。
今朝、中山香駅をスタートしてからここまで32kmほどになる。
(つづく)
ひたすら歩く
↓












