六郷満山ひとり峯入り行(3)T-3コース | Challengeな毎日

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<前回まで>
六郷満山ひとり峯入り行(1)T-1コース

六郷満山ひとり峯入り行(2)T-2コース

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国東半島ロングトレイルT-3コースの起点である並石ダムでは携帯の電波が入った。

 

 

なので休憩をとりながらこの日の宿である「あかねの郷 渓泉」に電話をした。

 

チェックインが何時になるか分からないことを伝えると、

 

「午後6時頃、状況について再度ご連絡ください」とのこと。

 

宿泊当日なのでキャンセル料は宿泊費の100%。

 

G.W.価格ということもあって安くない。

 

「なんとか宿まで行きたい」

 

けれどルート通り進むとなると、あと35kmほどある。

 

しかもトレイル・・・。

 

このときの時刻は午後3時。

 

「とりあえず、行けるところまで行こう」

 

ダム湖の裏手から山の中に入る。

 

少しペースを上げる。

 

それなりに疲れもあってそれほど速くは進めない。

 

朝から口にしたのはミックスナッツとエナジーバーだけ。

 

「お腹も空いてきた・・・」

 

初日から「修行」の様相が色濃くなってきた。

 

 

この区間のトレイル自体は快適。

 

三嶋神社、田原地峠を経て先へと進む。

 

 

そして六郷満山第8番礼所の「長安寺(ちょうあんじ)に到着。

 

 

ここは「花の寺」としても有名らしい。

 

ちょうどシャクナゲが綺麗に咲いていた。

 

 

本堂の千手観音を参拝して先へと進む。

 

 

すぐにトレイル(自然道)に入る。

 

ここから、ひと山越える。

 

距離にして1.8kmほど。

 

 

そのあと舗装道に出るのだがルートが分からない。

 

何の目印も見当たらない。

 

仕方がないので手がかりを探しながら舗装道を歩く。

 

1km以上進んだところで「天念寺」の看板を見つけた。

 

「あ~、かなり余計に進んでしまった」

 

その標識通りに進み、六郷満山第9番礼所「天念寺(てんねんじ)」に到着。

 

 

ここのご本尊は釈迦如来と薬師如来。

 

実際に見ることはできなかった。とりあえず参拝。

 

すぐさま近くの「鬼会の里(おにえのさと)歴史資料館」に立ち寄った。

 

ここの営業は午後4時まで。

 

そこをなんとかしてもらい、ざるそばを食べさせて頂いた(午後4時30分過ぎ)

 

「あ~、やっとお腹が落ち着いた」

 

水もすでに無くなっていたのでペットボトル1本を購入。

 

トレイル入口まで、ゆっくりと歩いた。

 

ここから再び、ひと山越える。

 

距離は短いけれども結構、急峻だ。

 

 

それにだんだんと薄暗くなってきている。

 

このあたりは「天念寺耶馬(てんねんじやば)」と呼ばれている。

 

山と言っても岩峰があちこち見られる険しいところ。

 

鎖場もある。

 

 

「その名のとおり、ヤバイなあ」

 

怖れをなして、岩の「無明橋(むみようばし)」は渡らず。

 

 

標高はさほど高くないけれど高度感がある景色。

 

コース通りのルートを通って山を越えた。

 

 

下りるとすぐ正面に六郷満山第13番「無動寺(むどうじ)」が見えた。

 

 

すでに午後5時をまわって拝観時間は過ぎている。

 

本堂の前で参拝だけした。

 

 

無動寺から300mほど離れたところに、

 

六郷満山第12番礼所「椿光寺(しゅんこうじ)」がある。

 

お寺の前には大きな弘法大師像が立っていた。

 

 

本堂はまだ開いており、住職と話しをすることができた。

 

ここでお寺からお接待を受ける。

 

六郷満山ひとり峯入り行をしている話しをした。

 

当然、

 

「今日はどこまで行くのか?」

 

ということになる。

 

正直に、

 

「どうしたらよいのか迷っている」

 

と答えた。

 

もう日没も近いということもあり、ここから宿まで車で送ってもらうことになった。

 

バナナやお菓子なども頂いた。

 

ホント、「椿光寺に仏様あり」という気持ちだった。

 

そのご慈悲には感謝しかない。

 

とりあえず初日(5月3日)の峯入りはここで終了。

 

住職の運転で「あかねの郷 渓泉」まで向かった。

 

ちょうど宿に着いた頃に日没。

 

 

住職にお礼を言って別れた。

 

宿の部屋は広々としていた。

 

すぐに入浴をしてこの日の疲れを流した。

 

あきらめていた夕食も美味しく食べることができた。

 

午後10時頃、就寝。

 

峯入り行一日目:39km

 

(つづく)

 

修業中は禁酒


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