(前回まで)
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K-3コースの起点となる「文殊仙寺(もんじゅせんじ)」は六郷満山第21番礼所。
「三人寄れば文殊の智恵」の「文殊」。
合格祈願や学業成就、知恵授かりのために参拝する人が多いという。
すでに午後5時を過ぎていたけれども、それなりの参拝者がいた。
本堂での参拝後、境内にあるベンチで休憩。
ここで、最後までとっておいた、おにぎりを食べる。
「もう、これで食べるものが無くなった・・・」
駐車場横からトレイルに入る。
しばらくは上り基調。
清滝観音(きよたきかんのん)では水が沸いていた。
「これは飲めそうだ」
ありがたくペットボトルいっぱいに汲んだ。
そこからは下り基調。
途中から舗装道になる。やがて京乱地区の家々が見えてきた。
ほどなくして六郷満山第22番礼所「成佛寺(じょうぶつじ)」に到着。
ここは天念寺・岩戸寺とならび、修正鬼会の寺として有名。
時間的に本尊を拝することもできず。
とりあえず参拝だけして、しばし途方にくれた。
時刻は午後6時過ぎ。
「ここから山の中に入って先へと進むか?」
地図を見ると、ひと峠越える感じ。
悩んだあげく、このあたりでビバークすることにした。
平たく言えば「野宿」。
ミニマムなテントを張って2日目の峯入りを終えた。
峯入り行2日目:56.5km
5月5日(土)
午前5時過ぎに起床。
さすがに十分に休めたとは言えない。
テントを早々に撤収して出発。
早速、ルートが分からず右往左往する。
方角をたよりに進むとルートに出た。
まずは軽く登って「横手越(よこてごえ)」を通過。
トレイルから舗装道にかわってしばらく進むと、「神宮寺(じんぐうじ)」に到着。
ここは六郷満山第25番礼所。
名前のとおり、宇佐神宮と強いつながりがあるらしい。
早朝にも関わらず、収蔵庫を開けていただき、いろいろと説明してもらう。
何といっても「焼け仏」が印象深かった。
修正鬼会の残り火で御堂が燃えたときの仏様とのこと。
なんとも言えないものを感じた。
そのほか、密教法具一式なども収められている。
「何か口にするものをいただけませんか?」
そうお願いして、クッキー、チョコレートを頂いた。
お礼をして先へと進む。
そのまま平坦なロードをてくてく歩く。
2kmほど東に進むと六郷満山第23番礼所「泉福寺(せんぷくじ)」に到着。
「おおっ、かなり大きいお寺だ」
お堂は国の重要文化財に指定されている。
早朝のためか、人の気配もしない。
ひっそりと参拝してあとにした。
今度は横手川沿いに西方向に進む。
ふつうのあぜ道だ。
特に迷うことなく六郷満山第26番礼所「行入寺(ぎょうにゅうじ)」に到着。
洗濯をしているお寺の方に挨拶。
参拝を済ませて裏手から山に入る。
距離は短いけれどもそれなりの登り。
空腹のため全然力が入らず。
「腹減った・・・」
トレイルを抜けると行入ダムに出た。
ダムには鯉のぼりが吊るされていた。
そのまま行入ダム公園まで移動。
「公園」という言葉に何かを期待したが、何もなかった。
水道の水も飲めるような感じではなかった。(濁っている)
「食べる物もなくなり、水もついに底をついた・・・」
K-3コースはここまで。
ここからK-4コースになる。
この状態で山の中に入るのはちょっとためらいを感じた。
(つづく)
答えは求めるものあらず、得るものである
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