乗馬を習い始めた頃、
馬に乗るのが嬉しくて、嬉しくて、
クラブに行くのが楽しくて仕方ありませんでした
でも、
鞍数が増えれば増えるほど、
比例して悩みや課題も増えていき、
一体いつになったら上手に乗れるのだろう・・と、
乗馬の難しさを感じると同時に、
だんだん体に力が入っていき、
「もっとリラックスして~、もっと力抜いて~」と、
最初の頃には言われなかった事まで注意され始めました
う~~ん、どうすれば力が抜けるのだ
人間の体は、
だいたい手と足の動きは連動するように出来ています。
だから、
力を抜こうと肩を落としてふぅ~っと息を吐くと、
手綱を持つ指も緩み、
馬に扶助を伝える足もだら~んとします。
先生から、
「手綱をちゃんと持って!」と言われると、
肩にも力が入り腕も固まり、
足は馬の馬体にしがみつくように力が入ります。
要するに、
上半身と下半身をバラバラに使わなければならない、
という事は頭では理解できます。
でも、これがなかなか難しい
ラグちゃんこと「ダイシンラグナ」の調教期間中、
試してみたことがあります
ラグちゃんは、
競走馬を引退してすぐにクラブに来たそうで、
最初の頃は芯のないぐにゃぐにゃした乗り心地でした。
馬体をまっすぐに蹄跡を走るためには、
手綱をしっかり持つことはもちろん、
両脚で馬体を挟むようにしながら、
前後に足を使って馬体をコントロールすると、
まっすぐ走らせることが出来るように感じました。
背中も柔らかい馬なので、
動きを邪魔しないように、
特に正反動ではラグちゃんの動きに合わせていく、
手も足も身体もバラバラに使う良い練習になりました
でも、やっぱり拳の随伴がまだまだうまくいかない。
肩が固まってしまっているのをずっと感じていました。
そこで
試してみたこと。
『手綱の持ち方を変えてみた』
どう変えたかと言うと、
薬指+小指を意識して手綱を持つ、です。
乗馬を始めた頃は、
「知恵の輪」にしか見えなかった頭絡(笑)
今はちゃんと着けられるようになりました
手綱ってこんな感じで持ちますね。
親指と人差し指で持って、他の指を柔らかく添える。
最初に習った持ち方。
① 親指と人差し指で持って、
② 中指と薬指
③ 小指を中に入れる
この持ち方をすると、
親指と人差し指から繋がる矢印の部分に力が入る。
結果、腕の上の部分に力が入り、(下手な絵は許してね)
肩が固まってしまい、拳も固まる。
試してみた持ち方はこうです
① まず薬指と小指で手綱を持つ
② しっかり手綱を持ったまま中指と人差し指を掛ける。
③ 最後に親指を添えて人差し指とで手綱を掴む。
この順番で持つと、薬指と小指から繋がる、
矢印の部分により力が入りやすくなりました。
その結果、腕の下の部分の筋肉を使うので、
上腕の力が抜けます。
その結果、肩の力も抜きやすくなり、
拳の可動域が増えた気がしました
完成した見た目はどちらも同じです。
手綱を持つ力も同じです。
ただ、私の意識が薬指+小指にいくことで、
使う腕の筋肉が上側から下側に変わりました。
この持ち方が正しいのかどうか分かりません。
安全性の面でもどうなのか分かりません。
でも、
ラグちゃんの調教期間この手綱で乗ってみて、
自分の力の抜き方が良い方向に変わったと感じました。
これからも乗馬上達への道を進んで行きたいです