我が家の第一線で活躍をしてくれていた日産ラフェスタを手放しました。

所有期間は6年弱。

走行距離2万kmの中古車をコミコミ50万円で日産中古車ディーラーで購入をし、最終的に20万kmでドナドナです。

(距離的に次があるのか・・・ はアレですが)

私自身、免許を取得して20年以上経過しており、そこそこ買い替えをしてきておりますが、ラフェスタほど記憶に残る車は無いな?

と思っております。

そこで1つ、ラフェスタの販売促進記事を書こうと思い至った次第。

 

 

 

この車は「1つだけ目をつぶれば物凄く良い車」と評価が出来ると思います。

その「1つだけ」が致命的でもあるんですが、要するにデザインだと僕は思っています。

当時のライバル車達を見てみよう。

 

ホンダ ストリーム(wikiより拝借)

 

トヨタ ウィッシュ(wikiより拝借)

 

そうなんです。

2000年前後、5ナンバー枠におさまりつつも3列シートの車が大流行したんですね。

90年代、ホンダ ステップワゴンやオデッセイと言ったミニバンブームが始まり、若い夫婦をターゲットに背が低くても

3列シートのストリームが大流行!

2リッターガソリンエンジン搭載で、空力性能の良さと車重の軽さから、ステップワゴンとかより燃費も良いし。

カスタムカーとかも多数出てきて、本当によく見かけた。 

このころ月販1万台以上とか出てたんじゃないかな?

そのジャンルにいつも通りパクリ じゃなくって、ベンチマークして登場をしたのがトヨタ ウィッシュ。

もうスタイリッシュで、こりゃあ格好良い!

車のサイズなんて売れ筋商品ストリームとモロかぶり!

もちろんこちらも爆発的ヒット、バカ売れしてました。

 

 

そこに満を持して登場をした日産 ラフェスタ。

最後発だから、今までの流れからして、とんでもなく格好良いデザイン、性能で出てくるだろうと皆が思っていた。

そこに登場をしたのがコレ。(wikiから拝借)

 

ダッセェ・・・

 

会社の周囲には車好きが多く、車雑誌とか買っちゃう人が大量にいるぐらい車好きだらけ。

その職場において「コレは無い」と口を揃えたかのように言われていたのが日産ラフェスタでした。

 

 

 

ただ、そんな酷評をされるデザインだったラフェスタなんですが、販売開始から20年を過ぎた今でも走っているのを結構見かけるんですね。

対するホンダ ストリーム、トヨタ ウィッシュはほぼ見ない。

これはまさか日産車あるあるの1台になるんだろうか・・・?

日産車あるあるとは、先鋭過ぎたデザインに時代がついてこれず、後年になって再評価される車両のこと。

例として日産ラシーンなんかは、まさにこの例。

「僕達のどこでもドア」のCMでおなじみだったけど、不人気っぷりから「1日に3台見たら不幸になる」と評されていた。

埼玉限定の話かもしれないけど。

そのラシーンも今では人気車種として中古車市場で取引をされているのは周知の事実。

ラフェスタもひょっとしてラシーンと並ぶ人気車になるのか!? と思ったけれど、それはたぶん違う気がする。

そこで、ラフェスタの地味な人気の理由を探って? 思ったこと?を綴ってみよう。

 

 

1.圧倒的コスパ

最初にコレが来るぐらい、中古車が安い!

それこそ日産正規ディーラーでも、走行距離2万km少々でコミコミ50万円なんて良質な車両が売られていたぐらい。

正規ディーラーでなければ20万円台とかも見かけた

今、日産のセレナとか新車で買ったらいくらします? コミコミで400万とかするんじゃないかな・・・

似たようなサイズのホンダ フリードでもコミコミ250万はするんじゃない?

見た目のダサさを無視すれば、コミコミ50万で買えてしまうミニバン・・・ これは買いだな!

と思う人が多数いてもおかしくないんだろう。

車を購入する際に、買い替え時に売却する際の価値は1つの大きな要素でもある。

ただ走行距離を伸ばす人にとっては、よほどの車両じゃない限りは乗り潰すのが前提になる人もいる。

(ランクルは距離無制限で価値は残るけど2リッターミニバン界隈は10万kmも走れば価値は残り難い)

となってくると、最初から安い車を乗り潰すのがベストじゃね? と。

実際、新車や新古車を購入したとて、維持費とか考えても250万と50万では比較にならないぐらいの破格っぷり。

200万をひっくり返せる経済性を持った車は、たぶんおそらく無い。

 

2.経済性

いくら古くて自動車税が上がったとて、39000円が45000円ぐらいになるだけ。

ラフェスタが燃費悪いか?と言うと、これがまぁ不思議と悪くなかったりする。

本当の参考にしかならないですが、去年から通勤で使っていたけれど燃費計の数値は18.3km/lでした。

満タン法による計算では先月20.2km/lを記録、今までで最高だった。

エアコンを一切使わずに乗れたこと、高速道路の渋滞がほぼ無かったことが良かった。

ちなみに参考と書いたのは、通勤は往復で150km、そのうち140km近くが高速道路だからです(笑)

言うなれば、高速道路や幹線道路ばかり利用する人にとって、この車は「経済性が良い」となると思います。

 

売却時の燃費。 残ったガソリンもったいねぇな・・・

55リットル入るので、上手に乗れば1000km走れます。

 

 

 

3.驚くほどの・・・

これは当時の「○○の全て」本(新車紹介的なやつ)にも記載されていたのだけど、なんとラフェスタ、静粛性がすこぶる良い!

当時の日産フーガと同等ぐらいの静粛性を持たせるべく開発されていたらしい。

あくまでも当時の高級車と同等レベルだから、今となってはアレかもしれないが、それでも十分な静粛性の高さです。

例えば舗装が新しい高速道路を走るときなんかは、ほぼ無音です。

そして、これはラフェスタオーナーがほぼ口を揃えて言う事だけど、

 

「乗ると良い車なんだけどね~」

 

に現れていると思う(笑)

本当にラフェスタオーナーに話を聞くと、だいたいの人がコレを口にする。

乗ってみると良い車じゃん、って。

良い車の条件って経済性とか色々あるけれど、普段の取り回しの良さや静粛性の良さが大事。

普通に運転が出来るなんてのは当たり前性能で、乗っていて外からの不快な音とかをシャットダウンしてくれ、

自分や家族だけの空間を演出するのに静粛性はとても大事な要素だと思う。

もし気になる人がいるならば、一度意識してラフェスタに試乗してみるとわかるかも。

 

 

4.実用性

フワッとした単語なんだけど、実用性。

競合車に無くてラフェスタにあるもの、そう。 スライドドア!

混んだ駐車場とかでも、スライドドアがあると横の車をほぼ気にせず開くことが出来る。

お買い物した荷物を入れるのに、通常のドアだと横の車を気にしなければならない。

しかしスライドドアはそんなの気にせず開くことが出来る! これは凄い。

そして地味に便利なのが、この車、あちこちが平ら。

平らと言うのはこれまた大事な事で、例えば助手席から運転席に移動する際、フロアーが凸凹だと移動しにくい。

これは2列目も同じで、右側から左側に移動するのに凸凹があると移動しにくい。

FF車の中央にある凸凹、これはエキゾーストパイプか、もしくは4WDのペラシャフトを通すスペース。

ラフェスタはこれらがあってもフラットなフロアーを実現しているので、もう左右に移動がし易い。

荷物だって載せるのが楽ちん!

そして2、3列を倒せばフラットフロアーが実現、車中泊も余裕で出来る!

フロアーが低いから乗り降りもし易い。

ステップワゴンやセレナ、乗るの少し大変だったりするでしょう、椅子が高かったりとか。

ラフェスタはそんなのが無い! ドアをあけたらスッと座れる。

もうね、実用性が高すぎる(笑)

 

 

5.デザイン

あれだけ酷評しておいて、最後にデザインを挙げるか?

と思われそうだけど、デザインです。

発売当初、20年前はひでぇデザインだなぁと思っていたけれど、購入して乗っていたら不思議と悪くないデザインだな?

と感じるようになってきた。

もちろん初期型のゾウさんの鼻みたいなグリルは今でもイケてないなぁと思ってるけど、それ以外は良い。

余計な物はなく、見飽きぬデザイン。

ハイウェイスターになるとゾウさんグリルは無くなるから、気になる人はそっちを選択すると良いかもしれない。

上司の方が言っていたが、車を小さく見せるデザインだと言っていた。

確かに5ナンバー枠いっぱいのサイズのはずなのに、外から見るとそれほど大きく見えない。

それでいて、乗ってみるときちんと十分な広さだから不思議なもんだ。

 

 

最後に

我が家がラフェスタを購入するに至ったのは、マイナスな面が多かったのも事実です。

6年前、父が認知症と難病を同時に患ってしまい、老人ホームと病院の行き来に使える車が必要になり、

また当時乗っていたドイツ車も10万km到達と同時にあちこちが故障し始め、

父の介護で金も消し飛んで行く中で選べた車がラフェスタだけだった・・・

と言う、大変にネガティブで選択肢も無い中から購入したのでした。

最初は本当にラフェスタがイヤで、無理やりにでも良いところを探してみるか・・・と思っていたのだけど、

乗ってみると前述のように良いところだらけで、気が付くとラフェスタ大好き!になっていると言う。

遠くは北海道の最北端まで行き、愛犬を連れてキャンプであちこちへ移動したなぁ~

下の写真は残雪かぶった北アルプスが見えるキャンプ場に行ったときのもの。

フィルム写真使ってるので少しノスタルジック(笑)

 

 

 

フラットフロアーだから愛犬も2列目から前列に歩いてこれたり、かなりお気に入りだった。

(最も気に入ってたのはキューブのベンチシート、夫婦の間に座るのが最強だったみたい)

こう書くと愛犬家の方にもオススメですね。

ラフェスタは天井がほぼ全面ガラス貼り(グレードによるけど)なので、下の写真のように空を見ながらドライブが出来る!

車中泊をすれば満天の星を見ながら寝ることだって出来てしまうのです。

ガラスは開いたり出来ないのだけど、それで十分なんです。

全面ガラス貼りの方が重要。

愛犬の毛を取らないと下取りが・・・ 大丈夫、下取りに出そうと思える価格ではないので(笑)

買ったら致命的な故障が出て、どうしようもなくなるまで乗り潰す!で良いのがラフェスタなんです。

 

 

 

我が家は致命的な故障に至らずして手放してしまったけれど、20万kmまで致命的と呼べる故障は一度も無かった。

購入してから修理したのは以下かな。

・ドライブシャフト交換 → CVT勘合部がダメになったから修理、日産中古車センターで保証修理

・スライドドアスイッチ故障 → ボタンで開かなくなったので保証修理。 15万kmぐらいでまた壊れたけど使わないから放置(笑)

・オルタネーター&補機ベルト交換 → 10万kmの節目に壊れる前にリビルド品に交換、ベルトは新品に。

・CVT交換 → 15万kmあたりでリビルド品に交換、工賃込み30万円ぐらいで安心を買う。 CVT、壊れたら自走不可だしね。

他にも細かい故障は多少はあったかもしれないけど、それほど気になる故障は出ず。

エンスト不具合はたまーに出たけど、スロットルチャンバー清掃でだいたい復活です。

あ、オイル交換は3000~5000km毎できちんと実施です。

走行距離伸びる車は、オイルメンテはきちんとやりましょう。

これだけはきちんとやっておけば、20万kmは普通に走れますので。

 

あと細かい不満を挙げるとしたら、純正ナビが交換し難いってこと。

僕はもう面倒だから、USBスピーカーを置いて、スマホからBluetoothで飛ばして音楽等を聴いてました。

あとは純正ナビでも聞けるラジオでAFNかな。

テレビとか見たいって人は最初からHDDナビを搭載した中古車がねらい目かもしれないですね。

 

 

本当に乗ると良い車ですよ、日産ラフェスタ(涙ながらに

 

5月23日木曜日、色々と詳細は省きますが、人馬共に馴致を経験してきました!

色々未経験な愛馬Mちゃんだけでなく、ライダーの僕も未経験だらけってことで、ボスの計らいで練習です。

調馬索あり、長鞭・拍車無し。

常歩、速歩のレッスンだったが、いつも以上に愛馬Mちゃんは周囲に気になるものがあるようで、そっちを見てばっかり。

遠くで馬の鳴き声が聞こえたら、それに答えて鳴き返したり(笑)

馬房へ帰っていく馬を見たら寂しくて鳴いたり(置いてかれると思うらしい)

速歩をしながら調馬索を少しずつ伸ばしていき、馬場に慣れてもらいたかったのだろうけれど、僕のスキル不足もあり、

調馬索を外すところまでは至れず・・・ ボス申し訳無い。

たぶん外す所まで行きたかったのだと思うが・・・

ちょっと僕自身が不甲斐無い結果でした。

Mちゃんは頑張ったと思う!

レッスン後、緊張による発汗が凄まじく、馬は緊張をすると首から汗をかくんですね。

水洗いをしてあげて、馬房に戻していただきました。

おつかれさまでした。

(馴致メインなので、それほど語ることは無いかな・・・と。 簡単ながら終わり。)

5月18日土曜日

 

午前中、かみさんが仕事だったので午後からレッスンでした。

なので13時過ぎクラブ着。

クラブに入って開口一番「ブーツ届きましたよ」とのこと。

そうなんです、ついにお願いをしていた長靴が完成して届いた!!

しかし乗馬用の薄手の靴下忘れちゃったな・・・ いつも履いている登山用の靴下で大丈夫かしら。

(今使っている短いブーツが少し大きめだから厚手の靴下で対応してた)

めたくそ汗をかきながら、必死に履いて何とか入った!

ピッタシカンカン過ぎて恐ろしい、もう太れないね・・・

長靴を馴染ませるべく、クラブ内を余計に歩いたり、長靴姿の写真を撮ってみたりして。

 

そして午後の部は2人のみ。

じゃあ2人じゃんけんしてーで僕はあっさり負けたので後に(笑)

前の方のレッスンを見学したりして時間を潰し、Mちゃんの馬装を行ってあげて調馬索開始。

ボスが前乗りをし、僕が騎乗。

いつもより短めの前乗りっすね・・・

鞭を片手に開始、常歩は脚できちんと反応してくれる。

常歩で少し歩いたあとで速歩開始・・・ なのだが、脚だけで入ってくれない。

脚に少し鞭を足すと、少しビクッとするけど速歩に入らない。

何だろう・・・ 長靴になって足首を曲げにくくって、カカトを持ち上げられていないのかも。

 

この後10分ぐらい、手綱の長さ調整、脚の入れ方、鞭の使い方と格闘をして、何とか速歩に入れるようになった!

(ボスにめっちゃ怒られたのは言うまでもない)

速歩に入れれば、いつも通り速歩と速度のキープ、手前変換の手綱コントロール(ツンツンする)などなどを実施。

 

反省点は以下。

・手綱は柔らかく持つ。 あと長さを詰めすぎない。 手綱は繊細に操作すること。

 →たぶん雑に操作をし過ぎてMちゃんは混乱をし、どうしていいかわからない状態に陥ったりしてたんだと思う。

・長靴に早く慣れよう。

 →忘れていたのだが、常歩や速歩を出す脚はカカトで出す。

  ふくらはぎの扶助はリズム等を伝えるのに使う。 速歩維持とか。

  なのでMちゃんに跨る時、ふくらはぎがなるべく当たらないように・・・ 

・色々な扶助が強すぎる。

 →ボスに言われた事だが、手綱、脚、鞭、どれをとっても強すぎるとのこと。

  もっと繊細な扶助を出すように。

 

 

僕のレッスン後に来られた3人目の方も終わった後で、後片付けも終わり、ボスとかみさんと3人で雑談をしまして。

普段、大忙しだから雑談する事がほぼ皆無だったので、ボスの馬への考え方(愛)とか、Mちゃんの今後とかとかお話をして、

大変有意義な時間を過ごせました。

なかなかボスと雑談するってことが無いので、午後~夕方のレッスンも良いなぁと思った次第。

雑談の中で言われた僕の目標が以下。

 

「Mちゃんを1人で馬装をして馬場へ連れて行き、前乗りまで完遂出来るようになること」

 

前乗り(ウォーミングアップ)のハードルが高いけれど、出来るようになれるよう、頑張っていこう。

24年GW後半戦は4日連続騎乗と言う、アラフィフおじさんには大変厳しい合宿になりました(笑)

しかも2日、何を考えてたのか自分でもわからないけど、ジョギング10km走ってしまい、

その疲れが残ったまま騎乗スタートでした。

 

5月3日 金曜日 26鞍目

午前はかみさんが乗馬だったので、僕は午後から。

前回25鞍目の失敗を生かすべく、手綱コントロールもリズムを考えて!

常歩 → 速歩 →手前変換の練習でした。

愛馬Mちゃん、いかんせん筋力が無いため、しばらくこの練習が続くようです。

ボス曰く、駈歩をやろうと思えば出来るけど、惰性で走るだけになるようで、馬術的にNoだそうで。

なのでペースをじっくりと落とした、馬にとってはしんどい速歩を続けるのが今の練習なのです。

そしてこれは僕にとっても騎乗の練習になるんですが、それは28鞍目あたりで。

26鞍目は手綱を上手に使ってMちゃんを動かしてあげる練習だったかな、と。

 

5月4日 土曜日 27鞍目

26鞍目同様、Mちゃんと僕の習熟レッスンでした。

正直、ボスにもあまり怒られなかったので、なかなか上手に乗れたかな?と思います(笑)

ちなみにこの日、見慣れぬ馬の形をしたオモチャがクラブに設置をされ、その効果を教えてもらいました。

跨って、鐙を踏むと座っている椅子が浮きつつ、馬のオモチャは前に進む・・・

この鐙を踏む瞬間に椅子に座るケツを少し浮かせる感覚が大事だそうです。

乗馬もこれと同様で、常歩にしろ速歩にしろ、馬が背中を持ち上げる瞬間にライダーもケツを少し浮かす感覚を養って欲しいとボスは買ってきたそうです。

ボスが乗って遊んでる姿は、普段の厳格さもあいまって大変面白かったです(笑)

 

5月5日 日曜日 28鞍目

Mちゃんと習熟レッスン・・・ なんですが、前日のオモチャの感覚を騎乗時にやってみようと思いまして、その練習をこつこつやっておきました。

と言ってもリズムにあわせて腰を浮かす感覚をベッドで練習しただけですが・・・

クラブに到着をし、レッスンの時間を待っているとボスから一言。

 

Mちゃん出して準備して。 あ、周囲の注意はきちんとね!

 

と。

最近、場房の配置換えがあって、Mちゃんの近辺に馬が増えたので、注意しながら出さないと!

場房内で寝てるMちゃんに無口を見せるとスクッと立ち上がって素直に装着をさせてくれた。

裏掘りを丁寧に行って、ロープを装着し、ドアをあけて洗い場へ。

馬装もきちんと行ってあげて、準備ヨシ。

いつもMちゃんに乗る前にボスが前乗りをしてくれるのですが、やっぱり上手いな~・・・

と関心するだけではダメで、乗り方やテクニックを見せてくれている時間です。

老眼で見辛いけど頑張って見て勉強!

普段、凄く綺麗に正反撞をするボスだけれど、Mちゃんに乗る時はいつもと何かが違うのです。

よくよく見ていると・・・ 腰の動きが凄いんだ。

Mちゃんの背中、鞍に腰がきっちりとついて行っている。

Mちゃんにあわせると言うより、ボスがリズムを作って、Mちゃんをあわせさせてる!

と確信をし、ボスの真似をしてみることに。

Mちゃんに跨って常歩から速歩へ移行。

いきなり自分のリズムで動かせるほど、僕は上手くない。

と言うか付け焼刃にもホドがある(笑)

まずはトントントントンのリズムにあわせて、腰を浮かすイメージで。

鐙を踏むのではなく、鞍に乗る太ももに力を入れるイメージですな。

ほんの少しでいいから腰を浮かせるようにすると・・・ Mちゃんのリズムと一致をしてきて、延々と同じリズムで速歩が出来る!

Mちゃんにボスが騎乗しているのをジーっと見ていて気付いたのは下の画像のイメージ。

左の丸のあたりは馬の鬐甲(きこう)があります。

速歩のとき、鞍は鬐甲付近を基点にして鞍の後端がもっとも持ち上がる。

真っ直ぐ上に持ち上がっている訳では無い。

軽速歩にしろ、正反撞にしろ、ライダーが逃すべき力の方向がどこか?見えてきますよね。

そう、下の写真で言うならば左上に逃すべきと思うんです。

ボスが行う正反撞も、腰を左上に逃がすようにして動かしてるように見えた訳です。

正確には逃がすのではなく騎座で鞍を押す。

ちんちんをリズミカルに押し付けて鞍を動かし、馬にリズムを伝える。

このリズムで速歩するんだぞと行う。

なるほどなぁ・・・

僕はまだやり始めたばかりだから、リズムにあわせて反動を抜くイメージになってしまってる感じ。

きちんとした正反撞と言うのは、腰や下半身を鞍の動きに追従をして動かし、常に密着をした状態を作り出す事なんだと思います。

軽速歩は反動を抜くけれど、これは馬への影響力が半減してしまう。

騎座による速度コントロールが馬場馬術は求められると思うので、大変大切なテクニックを学んでいるんだなぁ~と思った。

ただ、まだ愛馬Mちゃんはそこまで調教が入ってはいないと思うから、今はとにかくリズムを作り出し、Mちゃんを僕のリズムに乗ってこさせる!

その練習だなと思った。

常歩、速歩は上手くいったけど、停止がダメダメ。

常歩、速歩のリズムで乗っているのだから、リズムを停めれば停止をするはずなんだが、そこまで頭が至らなかった。

手綱を引いて停めようとし、ボスに怒られた。

常歩、速歩もリズムできちんと乗っていれば、グダッと自分の騎座を停止させれば馬も止まるはず。

まだまだだな。 おれ。

 

 

5月6日 月曜日 29鞍目

GW最終日・・・ 僕は明日も休みだけどな!!

昨日のリズムを作る!がなかなか上手にハマってきた気がするので、引き続きその練習を行おうと秘かに思ってのレッスンです。

 

9時半頃来て下さいね~

 

と奥様から言われていたので、8時半過ぎにクラブ着。

遠方から来られている方が9時過ぎからレッスン開始、ボスの奥様からMちゃんの裏掘りお願いします、と。

右後ろ足の裏掘りをすると、U字の開いたところにちょろちょろと変な形をしたものが出てきている!

これはMちゃんの一大事! と奥様に相談したところ、これは装蹄するときに切り取るから大丈夫です~ とのこと。

一安心であります。

あと朝イチのMちゃんはかなり暴れん坊らしく、場房から出すのも注意が必要とのこと。

ですので奥様に出して頂いて、洗い場へ。

そして馬装をし・・・ ているのをボスにじっと見られる。

 

鼻革を繋ぐ時、ちゃんとハミ環を触って! ○さんは触ってないから鼻革がハミに乗っててちゃんと装着が出来ていない!

 

確かにハミ環の前側で鼻革をつけると、もっと閉まるじゃん・・・

もー、下手っぴだなぁ~

レッスン開始前から怒られてしまうとは・・・

 

じゃあ4日目だし、前乗り無しで乗ってみようか(笑)

 

い、いやいや! お願いします!

 

Mちゃん信用無いな~(笑)

 

とわきあいあいとしたやり取りからスタートです。

ちょーっとと言うか、調馬索、前乗り無しで乗るのはまだ元気すぎる気がして、ちょっと怖いです・・・

しかしMちゃん、4日連続騎乗でだいぶお疲れなのか、ボスは調馬索無しで騎乗開始。

(いつも調馬索をやるから、ボスが乗る前、ボスの周りを歩こうとして怒られるMちゃん・・・ 勝手に動いちゃダメでしょ)

常歩、速歩、手前変換を数周行って、いつもよりだいぶ短時間でバトンタッチ。

まずは常歩で。

常歩、停止からスタートです。

常歩のリズム~・・・ 正直ちょっと常歩のリズムってのはまだわからない。

なので体の動きを停めつつ、ちょっと両手綱をコンタクト取って停止をさせる。

ピタッと停まるMちゃん、今日は良い感じ。

馬場外側を歩きつつ、1周歩く間に8回ぐらいは常歩・停止の練習をしておいた。

そして速歩。

Mちゃんは僕のカカト脚でも速歩に移行してくれるので、本当に助かる。

(ボスに教わったふくらはぎ、カカトの意識して、その練習も兼ねて)

速歩が出たら、あとは昨日同様リズム。

ボスがやっているようにちんちんを前側へ動かすように、リズミカルに。

肋骨から下だけを動かし、肋骨から上はなるべく動かさない!

(肋骨から上で衝撃吸収とかを行うと手が動いてしまって、手綱から変な扶助が伝わるため)

ってのはわかっちゃいるんだけど、なっかなか難しいよね~。

 

手をそんな動かさない! コンタクト取れる長さにして~、そんなぶらぶらさせない!

 

ボスの鋭い指摘で直す! 手は動かさないと言うか馬の動きに随伴で追従させる。

手綱を柔らかく持つ意識で。

しばらく速歩で馬場内を走り・・・

 

そこで輪乗り!

 

手綱をツンツンさせるとMちゃんはすぐ反応をしてくれる・・・ が、半周あたりで常歩になってしまう!

長鞭でケツをピチッとするも、輪乗りが蹄跡に戻るまで常歩を続けるMちゃん。

蹄跡に入ったら速歩に入ってくれたが・・・

 

その状態に入ったら無理に動かそうとしても動かないの。 そうなる前に動かす! 輪乗り~

 

すぐさま輪乗りの体勢に入って輪乗りを行う。

途中、常歩しようとするがリズムで動かしていき、鞭で少し合図を入れる。

何とか速歩で輪乗りをしてくれてクリア。

 

今もMちゃんがダラけて常歩しようとしたでしょ! それをさせない! そうならないようリズムを上げて!

 

ペースが遅すぎるのも問題だし、速過ぎても問題だし、その丁度良いペースを馬の様子を見ながら作らないといけない。

このあと速歩で手前変換などなど行ってレッスン終了。

レッスン後、ボスと少し談笑をしまして・・・

・ゆっくり目ペースの速歩は馬にとって大変しんどい運動で、筋力をつけるためにもしばらく続けること。

・そのペースはライダーにとってもかなりしんどい、ボス自身も乗っててしんどいらしい。(特に腹筋 ← ここ重要ポイント)

・Mちゃんは筋力が足りないので駈歩にはまだいかない。 速歩でもっと筋力をつけてから。

・前回馴致で大会に連れて行って、かなり精神面で成長が見れる。 今度また馴致で大会に連れてく。

とのこと。

Mちゃんは急成長をしていて、ライダーである僕の成長が遅い気もするから、もっと頑張らないとダメだ。

と痛感させられたGW乗馬合宿でした・・・

しかしGW中、Mちゃんに7鞍乗ったけれど、実り多い連休だったなぁ~

大変楽しい連休でした♪

(Mちゃんを馬房から出したり、馬場へ連れて行ったり色々やらせてもらえるようになったのも成長ポイントか?)

 

2024年のゴールデンウィークが始まりましたね!!

皆様も乗馬にツーリング、楽しんでおられますか?

どうぞご安全に!!

 

今月20日は御殿場で馬場馬術の競技会がありまして、応援や見学に行ってきまして、レッスンは無しでした。

グランプリやセントジョージに出る方々だけでなく、第5~3課目に出ている方々も凄いんだもの・・・

みんなすげーや・・・

でもやっぱ、あの人上手ねー!とか、ずーっと眺めて比較をすると優劣がわかってくる気も?

かみさんとやいのやいの言ってただけだから、それがあってるかはわからないけれど(汗)

 

そしてレッスンの内容を記載していくんですが、注意事項が。

ここに記載している乗馬スタイルは、完全に愛馬Mちゃん向けのやり方が入っています。

ですので、ちょっと特殊なやり方が多いと思います。

 

 

 

27日 土曜日 23鞍目

2週間ぶりともなると、色々と体が忘れてしまっておりまして、本当にしんどいレッスンでした。

愛馬Mちゃんの馬装を行って馬場でボスが調馬索、前乗りを。

そして僕が乗って・・・

 

この日のレッスンを一言で表すならば「影響力」の無さを痛感させられた、と言う事です。

 

影響力とは、馬にライダーが乗っているんだぞ、ライダーの命令に従うんだぞ、と上手に伝えられるかどうか?かなと。

ただ闇雲に手綱、脚の扶助を出すだけでは伝わらないし、意味が無い。

これはスーパーホース A先生に乗っている時から、ずっと痛感させられているのだけど、僕は上手に対話が出来ない。

ボスもこれに対しては

「とにかく馬に乗って」

「馬を見てあげて」

と言っており、まだまだ対話が出来るまでは程遠い気がしているのだけど…

とにかく27日のレッスンでは、Mちゃんで常歩 → 速歩 → 常歩の移行を行って終わり。

 

 

 

28日 日曜日 24鞍目

前日が不甲斐無いレッスンにしてしまった事もあり、Mちゃんの馬房を見に行くと、端っこで小さくなって寝てるMちゃん(笑)

 

僕、今日はテコでも動かないよ

 

と言わんばかりの態度を見せ付けてくる、可愛いヤツめ(笑)

そんなMちゃんのことは放っておいて、連休突入って事もあってレッスンを受けに来ている方が多数おりまして。

9時頃到着をしたけれど、僕のレッスンが始まったのは13時近くになってから。

それまで他の方々のレッスンを見学してました。

他のクラブから移籍してきた女性の方を見学していたのだが、ここでも「影響力」についてのレッスンを行ってました。

常歩 → 停止 → 常歩

を行うにしても、つねに常歩の動きの中に停止がある。

ライダーがイメージする停止の位置、タイミングを馬にどれだけ正確に伝えて行く事が出来るか?

それが出来ていないと停止をしても、馬はズルっと1歩余計に歩いてしまったり、ズルズルっと数歩歩いてしまったり。

馬は群れの中でリーダーを1頭立てて、そのリーダーの言う事を守ろうとする動物です。

乗馬クラブにおけるリーダーとは、それは間違えようも無くボス、ただ1人。

そのボスが「停止」と言えば、馬はボスの声に反応をして停止をする。

しかし、馬術においてはライダーがその馬にとってのリーダーにならないといけない。

その為の影響力。 影響力かー… と。

 

 

13時前、Mちゃんの馬装を行って長鞭を手に持ちレッスン開始。(調馬索と前乗り後)

この日のレッスンで習った事を手短に書くと、ライダーからの指示通りに何が何でも馬を動かせ! です。

常歩→速歩 にしてもそう。

手前変換 にしてもそう。

ライダーが指示を出しているのに、それに従わずに馬が勝手にやっていることを無視するな!と言う事です。

手前変換で柱の間を通り抜けようとしているのに、そこに向かわず真っ直ぐ走っていくのを放置してはならない。

いっそ真っ直ぐ行きそうになったら一旦停止をさせ、無理やりにでも正しいルートに向けて走って行かせなければならないのです。

これを出来ず速歩で通過させてしまい、ボスにめたくそ怒られてしまった・・・

あと馬との対話を上手に出来ていなかったのが原因で、Mちゃん突然速歩から駈歩に移行してしまった。

手綱を引いて停止をさせたから落馬はしなかったけれど、勝手にやらせたことが問題。

たぶん速歩中に、勝手に速度を上げるシーンが多々あって、そこで手綱で速度落とすんだぞーの扶助を出し続けていたのが原因。

(若いMちゃんはボスがとにかく怖くって、ボスの近くを通過すると急加速をする(汗))

これが速歩中の半減却になってしまい、パワーが貯まり続けていて爆発をして駈歩をしたんだと思う。

勝手にやらせてしまったのは、僕の扶助の出し方、対話が出来ていないから。

 

そしてレッスン中にボスからは脚の扶助の出し方についてもレクチャーして頂いた。

今までも漠然と「脚はこう」と考えて、

弱→ふくらはぎ

強→カカト

ぐらいには思っていたのだけど、それのやり方をボスの脚で体感させて頂いた。

体感と言うのは、実際に馬に乗るボスのふくらはぎ、カカトと馬体の間に僕が右手左手を挟み、そこで脚の扶助を実演して頂いた!

実体験として肌で触れてみると、いかに自分がやってきていた脚の扶助がダメダメかが、よくよくわかってしまった。

自分のやっていた脚では馬が混乱をしても仕方がないな…

脚の練習を忘れずにやって行こう。

 

あと手綱による壁に作り方も。

左手前の場合、右側の手綱で常にコンタクトを取っておき、左側の手綱は少し緩める。

こうして常に外側に向けておいて・・・ 語弊があるな。

外側に向けるではなく、馬を真っ直ぐ前に向ける! です。

馬は真っ直ぐ向いていなければ、手綱の扶助が伝わらない!

しかと覚えておこう!

 

 

 

 

29日 月曜日 25鞍目

9時ころクラブ着。

愛馬Mちゃんの馬房を見に行ったら、土日の疲れがあるのか? だいぶ眠そうなMちゃんの姿が。

あくびばっかりしおって。 可愛いやつめ(笑)

9時半を過ぎるとゾロゾロとレッスンを受ける方々が集まりだし、最初のトップバッターは僕に。

Mちゃんの馬装を行い、馬場へ。

調馬索、ボスによる前乗りが終わって長鞭をお借りして騎乗。

この日のレッスンで習った事を手短に書くと、その日、その馬に伝わる扶助の出し方を試行錯誤しろ!です。

 

しょっぱな、騎乗直後、右回り(時計回り)で常歩しようとしたが、壁に激突して左回りへ。

 

最初っから何やってる! しかも勝手に左回りにさせない! 言った通りにやれって!!

 

激怒するボス・・・

いや、申し訳無い・・・

開き手綱で曲がると思ったんだが、騎乗直後で手綱が弛んでいた事もあって指示が伝わり難かったのか?

いつもなら曲がるはずなのに、何故か曲がらない・・・なんでだ。

そして常歩→速歩への移行は昨日教わったカカトの脚を入れるイメージで行くと伝わる!

ただ咄嗟のタイミングで出せない時があって、そこでは鞭を使って速歩を維持させる。

まだまだ脚が正確に出せないから仕方なし。(と思っていては成長しないよね

そして速歩での手前変換へ。

馬場外側の手綱はコンタクト取りつつ内側を引っ張ってー・・・ あれぇ曲がらないな。

 

なんで曲がらない!! 手はもっと動くでしょ! なんで伝えない!

 

激怒するボス、曲がるべきところを通過するMちゃん、凹む僕。

なんで曲がらないんだ・・・

 

伝え方しっかり考えて! リズムにあわせて使ってみて

 

手綱でリズム? 考えた事が無かったけどやってみるか。

速歩で馬場内を走りながら、曲がる手前から手綱をツン・ツン・ツンとコンタクトを取ってみると・・・

おお~ 曲がる曲がる! 曲がるじゃないか!! そういうことですね!?

そして手前変換もボスがリズムの掛け声を出してくれて・・・

1・2・3・4・5・6のリズムで手綱をツンツンする。

きちんと曲がって手前変換するMちゃん! こういうことかーーー!

手前変換に入る時に停まろうとするので鞭を少し入れて速歩維持。

手綱でリズムは考えた事があまりなかったな、ツンツンするのは効果的って事を理解しました。

一度で伝わらないなら何度も連続で出す・・・ なるほど。

速歩で何度か手前変換を行って、良い具合に真っ直ぐ行けてレッスン終了!

最初っから怒られたりしたけれど、終わってみるとかなり良い感じで終われたかな、と。

 

 

 

この3連休のレッスン内容を総括しますとですね・・・

23鞍目:ライダーの影響力の大切さを考える

24、25鞍目:きちんと伝わる扶助の出し方を考える。 手綱コントロールの大切さ。

 

愛馬Mちゃんは首が大変短く、手綱で首を曲げても走る方向を曲げてくれないのです。

むしろそんな使い方をしていると、速歩中に急に90度直角に方向転換をする可能性がある。

速歩中、馬が直角に曲がるとライダーは目の前から馬がいなくなるので落馬する・・・です。

なので絶対に速歩や駈歩中に、首を曲げて向かう方向を指示出来ないのです。

首は絶対に真っ直ぐ向かせたまま、真っ直ぐ走って曲がる時は曲がる方向の手綱をツンツンする。

そして影響力。

Mちゃんは賢い馬なので、自分が好きに動いていいと覚えると大変な事になる。

絶対に避けなければならないので、好き勝手やらせてはいけない!

この2つはMちゃんに乗る上で最重要事項だと思うので、しっかり覚えておきます。

あれ? でも内方姿勢とか取る時、どうするんだろう? 悩んでみよう・・・

 

そんなこんなのレッスン3連発でした。