土曜日。
宿泊地が遠方だったこともあり、土曜日は朝イチ、9時ころクラブへ登校(?)。
いつもクラブ近くに泊っている方が既にレッスンを終えていて、愛馬Mちゃんを連れてきていただく。
そして馬装を行う。
前回までのレッスンで習ったことを忘れないように、思い出して忘れずに!
前回のレッスンでは狙った蹄跡を通らせる事が出来ないことが多かったから、そこを意識して。
(それで柱に膝を強打して、1週間痛みと戦う事になった…)
脚をお腹に当てて壁を作ってあげる、手綱は短く持って馬の口を触っていられるように。
前回のレッスンで後半になって急にMちゃんが指示した通りに動くようになったのは、アレは手綱の長さ調節が出来たからだと思う。
今回のレッスン後にボスに手綱とハミの関係性について習ったのだが、あのきちんと動く状態に入っている事が、恐らくハミ受けが出来た状態と言えるんだと感じた。
なので今回も手綱の長さ調節を上手に行おう!と頭っからやってやるぜ!で臨みました。
馬場にボスがMちゃんを連れて行き、調馬索を。
右回り、左回りを終えて前乗り無し。
乗って常歩
騎乗して手綱の長さを左右きっちり揃えて、脚を入れて常歩を開始。
前へ進むのは声ではなく、脚で進めること。
常歩開始直後はちょっと手綱緩めで… をやっているとMちゃんは勝手をし出すので、きちんと口を感じられる長さで持っておく。
前進気勢強めなのか、首を前後に動かして、元気に常歩をしていく。
こういう時に手綱は緩みがちなので、コブシの随伴と言うか… 優しく手綱を持って…
違うな、持つと意識すると手綱が強くなりすぎるから、手綱に触れておくイメージかも。
肘とかにも力は入れず、手綱を持つ手にだけ意識をする感じで。
(後程全てがご破算になっていくのだけれど(笑))
出来る所で運動を始めて~
運動を始めると言うのは速歩への移行を開始するってこと。
Mちゃんは前進気勢高めだし、今ならすぐに速歩に移行が出来ると思ったので、脚をポン!と入れてみる…
が出ないから鞭のお世話になる。
鞭をピシッと入れると速歩へと移行するMちゃん。
いいぞいいそ…!
手綱緩めすぎ! そんなカチャカチャさせない!
くうー、結構キツめに持ってる風だったんだが、これでも緩めか。
確かに速歩に入った途端、正反動で結構上下に動くもんだから、長さの再調整が必要だった。
右手前の速歩だったんだが、特に右手が緩くなる、これは馬が少し内側を向いて走るから内側が緩んでしまう。
なので手綱を再調整をする。
常歩
正反動の動きから常歩の動きに変えて、なかなか変わってくれないから手綱をツンツンする。
1~2秒後ぐらいには常歩に移行。(遅いけどMちゃんはまだまだ覚え中なので…と言い訳)
速歩
手前変換
ぐあああ! 通過しそうになるーーー! のをぐぐいっと開き手綱で矯正をして、何とか正規ルートを通させる。
中央線を真っすぐ走らず、へろへろっとしたルートで通過をして、何とか手前変換…!
(やらずに通過させるのが最もダメで、馬に勝手にやらせるのを許してはいけない)
この後、常歩→速歩に移行するのにMちゃんが疲れてきたのが、ダラけて馬場内側をショートカットし始めるピンチ状態に突入。
勝手にやらせてるとボスが怒るから、まずはとにかく外側の蹄跡に戻させる!
鞭を使ってでもいいから速歩を出させる!
たぶん2~3分、ダラけさせてしまったが、再び速歩で蹄跡に戻す事に成功をした… ホッと一安心。
いいでしょう、愛撫してあげて~
パンパンと首筋を撫でてあげつつ、おつかれMちゃん頑張ったなと声かけしてあげる。
相当汗だくになっており、濃密に速歩をしまくったレッスンでした。
これは良い運動になったんではないかなと思う次第。
馬装を解除してあげた後でシャワーできっちり汗を流してあげて、バナナもあげて馬房へ。
そのあとでボスに呼ばれて、手綱とハミの関係性についてレクチャーをしてもらった。
ハミを僕が持ち、持つ手はダラッ…と力を抜く。
手綱をボスが持ち、
手を外に動かして手綱を動かすとこう。 真っすぐで動かすとこう。 どっちが伝わる?
ときおり手を外に動かして手綱を使おうとするけれど、あれだと伝わらない。
と。
体感をしてみてビックリするぐらいの差を感じた訳です…
それこそ、おおっ…と声が出てしまうぐらいに。
なるほど、この手綱からの入力をハミで感じられる状態を常に作り出す事がハミ受けと言う単語なんだな。
(その単語をボスは絶対に使わないので、僕も声には出さないけれど、ああこれがハミ受け出来ているって事なんだなと理解した)
ここで愛馬Mちゃんに15鞍近く乗ってきて、わかったこと、重要な事を書いておく。
自分が忘れないようにすること、次回乗る時に思い返して、大変な事にならないようにするためです(汗)
・首は真っすぐに (他の馬のように首で曲げようとすると、急に90度走る方向を変える可能性がある)
・勝手に好きにさせない (若馬で我が強いから気になるモノに目を向けたり楽をしようとしたりする、これを続けさせると言う事を聞かないモードに突入する)
・速歩、自分で勝手にペースを作り出すから、正反動や手綱のリズムで人間のペースにあわせさせる。(速いペースの方が走ってて楽だから楽しようとする)
・手綱は常に口とコンタクトを取れる長さにする (Mちゃんの好きにさせない、気になる物を見させない)
こんな感じかな、と。
次回に生かして…!(次の日、いまいち生かせず仕舞いに終わる訳ですが…)