「ブザー・ビート」第5話を観て
やっと菜月と佐々木の関係が直樹に分かって良かったが、菜月の言い訳は最低だ。深い関係がバレない訳がないのに、つくづく根性の腐った女だ。佐々木にはピッタリの女だ。これでスックリしてドラマが観ていける。
莉子にとって直樹が徐々に重要な存在になっていく。携帯の番号も記録されて、ますます進展していくだろう。こういう進み方は最高にいい。後は川崎との関係がどうなっていくかだ。
莉子が「川崎さんのことをきっと好きになる」と言っていたがおかしな話だ。人は好きになるものではない。気がついたら好きになっているのだ。努力して好きになるのではなく、気がついたら忘れられない存在になっているのだ。
麻衣と莉子の<秘密兵器>の話は可笑しかった。親しい女同士の自然体の姿が描かれていて、上手い演出だと思った。随所にあるさりげない演出に、心が温かくなる。このドラマの魅力でもある。
大人の川崎とまだまだ若い莉子の<今夜一晩>の流れも笑えた。川崎の焦りと莉子の純真さが対照的で面白い。親密な関係があるかどうかで愛されているかどうかを判断しようとしている川崎は、人間として・男としていかがなものだろうか。女性をSEXの対象だけで考えるのはおかしい。何も話をしなくても、ただ傍に居るだけでいいという関係もある。その先の関係は演出して作られるものではなく、自然な流れの中で起きてくるものだ。
直樹はなんていいヤツなのだろう。菜月と付き合っていたのが不思議なくらいだ。携帯での莉子の<シール>の話こそ直樹に似合っている。ここでの二人のシーンは、観ていて少し感傷的になり涙がこぼれてきた。今は、こういう感情はこのドラマでしか味わえない。夜通しして駆けつけた莉子も最高だった。
抱き合う直樹と莉子、やっと実現した。この瞬間を待ちに待っていた。これからは、余りクドイ演出は出して欲しくない。この二人の純愛を丁寧に描いていって欲しいものだ。<月9最高>
「官僚たちの夏」第5話を観て
風越の言っている事も玉木の言っている事も正しい。だがその時代においてどうなのかという問題だ。今となっては常識的な事が、その当時においては必ずしも正義ではない。国際化という事は今では当たり前だが、産業界の力がまだまだ弱い当時においては死活問題だ。
だがここに環境汚染の問題が発生した。今は環境問題は必須の課題だが、高度成長期の当時においては産業発展が優先された。ここに至って風越の正義は逆転された。公害問題は、その公害発生地域においては生き死にの問題だ。
いつの時代も普遍的な正義はない。ある時期正しい事が、次の世代には悪になる。一方にとっては喜ばれる事が、もう片方にとってな被害者として責められる。過去の歴史が雄弁に物語っている。
古くは<足尾銅山><水俣病>、高度成長期には<工場排煙(スモッグ)・廃液垂れ流し> 等 例には事欠かない。
経済の発展途上においては無視されてきた事が、犠牲者が出るにいたってその方向は修正された。経済競争の中で、安全にも予算を当てなくてはならないということだ。それは石油基金が公害問題の解決に当てられなければならないという事だ。
池内の行った決定は日本の歴史を見れば、その後の検証は明らかだ。須藤のような優秀な閣僚がいても、正しい事が必ずしも政策に反映されるとは限らない。だが中心的な役割を演じた玉木は、人事において追われる事になった。風越も玉木も日本国の為に良かれと思って一身を投じてきたのだが、政争の具として翻弄される事にもなる。
「任侠ヘルパー」第5話を観て
介護疲れによる自殺や殺人・心中等、日本全体では毎年相当数の事件が起きている。にもかかわらず政治は何ら良い手立てを講じられないでいる。介護による事件は聞く方も悲しくて辛い。
自殺未遂をしたさくらが彦一を捨てた母親だったとは以外だった。ここに彦一の今に至る理由があったのだろう。だが7歳で別れた母親だが、彦一には一目で分かった。憎んでいた母親のはずだが、心の奥では複雑な思いがあるのだろう。
介護の問題は重要だがこのドラマは「任侠ヘルパー」だ。少し介護の問題にウエートが掛かりすぎる。本来の「任侠」の部分のウエートを増やして欲しいものだ。
清史郎との絡みも楽しい展開を期待していたのだが、また重たい展開に戻ってしまった。今回の流れは全体を通して重たすぎる。そろそろ軌道修正しないと視聴者も離れていく。