Hiroのブログ -12ページ目

「官僚たちの夏」第7話を見て

風越の強い味方だった通産大臣の須藤が辞めて、頼りにならない古畑が後任になった。これで風越の立場は益々苦しくなってしまった。味方である仲間の中からも不協和音が出始めてしまった。


ここでは鮎川がいるお陰で、うまく調整してくれている。風越は押しは強いのだが強引過ぎるところがある。新大臣の古畑ともうまく噛み合わないようだ。


今も同じだが、当時の派閥力学は大きく体制に影響していた。数が全ての政界だった。小選挙区制になりだいぶ派閥の力は弱まったが、当時の派閥の長は金集めが絶対条件だった。


官僚の中でもイス取り合戦は当然行われる。次官が最高位のイスだが、通産省においても風越の次官問題で紆余曲折している。


いつの時代も目立ちたがりの低能な大臣はいる。古畑のお陰で風越の思惑は大きく狂ってしまった。麻生内閣では大臣が沢山替わったが、形だけの大臣が多すぎる。能力がないのに年数や派閥の力学で大臣を決めるからそういう事が起きる。


風向きが変わると政治家は機に敏だ。自分の都合の良い方に簡単に方向転換をする。言葉が大事だという事は、麻生内閣で嫌というほど見せられた。ここでは風越が窮地に立たされている。


国内産業保護法案は廃案になってしまった。自由化を前に国内産業は窮地に追い込まれる。続けて行われた改造内閣でも風越の思惑ははずれ、玉木が次官になった。これで貿易自由化は加速される。鮎川も庭野も目標を失ってしまった。所詮人事次第で省内のカラーは一変する。

「任侠ヘルパー」第6話を観て

<ボケる>という言葉を使わずに<認知症>という言葉を使う事が定着してきたが、言葉だけに気を使うのではなく、その実態に国はもっと目を向けるべきだ。最近は<若年性認知症>も広く知れ渡るようになった。その家族はそれなりの苦労(必ずしも苦労ではないが)を強いられる。仕事までも制限しなければならないケースが多い。


仕事が制限され収入が減るが、施設その他の利用で支払いは増える。家族内でのシコリが出来る場合もある。だがそれは日本中で日常的に起こりえる問題だ。(私の家にも認知症で要介護5の母がいる)


晶の発症は涼太を苦しめ、彦一にも深く関わってきた。<アルツハイマー型認知症>当然これはどんどん進行していく。幼い涼太を抱える晶にしてみれば、その点が一番の問題だ。若くして認知症と自覚したとき、自分ならどうするだろう。残された家族の事を考えれば、冷静ではいられないだろう。


母を思う涼太の健気さは、観ていていじらしい。だが彦一との関係はそう単純にはいかないだろう。このドラマの終着点はどんな形が理想なのだろう。今の私にはまだまだ想像がつかない。


恋をしたことがない、りこと彦一の今後も気になる。今のところ彦一には何の感情もないようだが、りこには何か感じるものがあるようだ。


入所者同士の感情の触れ合い、それは大切にされるべき感情だが家族にとっては複雑なのだろう。自分の身に置き換えてみれば、分からないでもない。今回は儚い結果で終わってしまったが、風間にとっては価値のある時間だったのだろう。


日本橋賢悟は最後の最後で男になった。愛情表現は人それぞれで違う。ましてや賢悟は任侠道を目指すヤクザだ。娘に嫌われてやる事が本当の愛情だ。一度足を洗おうと決断した賢悟にとっては、辛い選択ではあったが。

「救命病棟24時」第1話を観て

進藤、相変わらずの颯爽としたカッコイイ登場だ。心配停止の新婦で妊婦を当然のごとく救った。それにしても救命医全員が辞職した所へ赴任してくるとは、進藤らしい。


救命医の過酷な現状は毎回のテーマだが、今の日本の現状ではどの様な政策を打ち出しているのだろうか。医療問題は今回の衆院選のマニフェストの中に、各党か取り上げている。正に選択の時だ。


「イソジンをまいて」とは笑えた。まさかに塩はまけまい。


頼みの綱の小島が訴えられている。決して医療ミスを犯した訳ではない。しいていへば救急患者の受け入れを断らなかった判断ミスだ。それゆえ訴えられるとはおかしな話だ。医者は人命を救って当たり前、もし死亡したら訴えられる。理不尽な話だ。美容整形医が増える訳だ。そういえば小児科医も少ないという。今や医は仁術ではなく、医は算術の時代だ。


医者と学校の先生は聖職と言われたのは遠い昔だ。どちらも問題を抱えている。


ユースケが新任の医局長として現れた。歴代の医局長とはエライ違いだ。珍しくイヤミな役だ。これから進藤と全てにおいていがみ合って行くのだろう。医者ではなく経営者だ。


このドラマの中で言っているように、患者の側にも問題は多い。<クレイマー>という話を良く聞くが、理不尽に訴えを起こす人間が多すぎる。日本もアメリカのような訴訟王国になってしまうのだろうか。そういえばだいぶ前に弁護士の宣伝広告が許されるようになった。訴訟専門の弁護士が増えているという。お金が全ての世の中になりつつある。嘆かわしい事だ。


重症の子供を前にして、小島が救命医に帰ってきた。まだまだ人数は少ないが、進藤チームが出来つつある。救命医は技術以上に精神力と体力だ。それには何と言っても使命感がその二つを支える。


医療ドラマを観ていていつも思うが、ロクデナシの医者が多い割には、頼もしい看護士が多い。看護士を目指す人達は、若い時から志が高いのだろう。素晴らしい事だ。


澤井が最後に美味しいところを持っていった。だがこれだけの技術を持っているなら、フルに活躍すべきだ。スタッフは全員徹夜でクタクタだ。


進藤は最後に勲章をもらった。この1枚の写真が全ての疲れを癒してくれるのだろう。