前回の記事で指導者の支配について書いたところ、コメントをいただきました。
非常に悩ましい話です。よろしければご訪問いただいた皆様からもご意見いただき、考えていければと思います。
以下、いただいたコメントです。


『はじめまして。娘が所属している部活の指導者について書かせてください。娘は、バレーボール特待生として入学をしました。真面目に意欲的に部活に参加してますが、指導者にはそうは見えないのか?ただ、当たられてるのか?分かりませんが指導者から理不尽な事を言われ楽しかった部活が楽しくないと言い出しました。
理不尽にな事と書きましたが、部活をサボってライブに言ったり、仕事をしないで人の悪口を言ったりしてる子達には何も言わず、真面目に参加している子達は口答えしないので、その子達に理不尽な事を言う指導者です。
私も何度か指導者に訪ねましたが、はぐらかされました。親としてこのまま我慢させたくないので、辞めてもいいかな。と考えてます。
しかし、娘からバレーボールを取り上げるのも可哀想で…
正直、どうしたらいいのか悩んでいます。』




指導者と選手との関係は大概悩ましいものではありますがスポーツ特待というところにまた複雑なものがあるのかなと思います。
今年受験生の長男もスポーツ特待やスポーツ推薦を考えた時もありました。
しかし、知人のお子さんなどの話を聞くと、スポーツ推薦で入学した後、なかなか大変である様子が伺え、我が家としてはスポーツ推薦は考えない方向となりました。

具体的に書きますと身元バレしますので詳細は書きませんが、似たような話は全国的にあるようです。
↓以下、web上で見つけた記事です。

【受験タイムズの高校入試コラム】

◎私立高校へのスポーツ推薦入学はリスクが大きすぎて勧めない

◎急増するスポーツ推薦入学者の相談例…退学に追い込まれるケースが増加


コメントの娘さんが高校生か大学生かはわからないのですが、いずれにしろ特待制度を導入して生徒を集めるチームは、厳しく結果を求められるのではないかと思います。
すると指導者もプレッシャーを感じますよね。
なので部活をサボるような選手は結果に結びつかないので放置、真面目に部活に参加する選手をしごくしか無いのかなと思います。
選手の人数が多ければ尚更かと。あくまで私の推測ですが。

選手の人数に対して充分な数の指導者が居なければ、選手の心のケアが行き届かなくなると思います。
娘さんの部活の選手と指導者はそれぞれ何人でしょうか。
指導者はとにかくその部活の勝利、または指導者にとっての合理的な運営を優先しているのではないかと思います。
故に選手からすると理不尽に感じる言動になるのではないかと。
それと、指導者が教員なのか外部指導者なのか、年齢層も気になります。

理不尽な言動の具体的な内容も不明ですが、指導者と言えど、伝える言葉を持たない、若い人を尊重する気もない人種がいるのも確かです。
指導者と言う人種と思わず、どのような人間性かと言う目線で相手を見る必要もあるかもしれません。

その言動の根本にあるものは何か?
それをはっきりさせないと、選手としても前向きになれませんよね。

ですが、娘さんはどのように考えているでしょうか。
楽しくなくなった、だからバレーボールを辞めたいのでしょうか?

私は次男がチームの愚痴を言っていた時、本人にならば辞めるかと聞きました。
嫌な言動をする人に私から話しようかと聞きました。
ですが、次男は、辞めない。何もしなくていいと私に言って、暫くは自分で頑張っていました。
その間、私は次男には、いつでも辞めて良いよ、他にも楽しい事があるよと声を掛けていました。
結果、相談していた指導者は何もしてはくれず問題の状況は変わらず、次男は自分で退団を決めました。
今は、全く違う事をして前向きに過ごしています。

ですが、次男はその時小学生。高校生や大学生ともあらば、理不尽な状況にどう向かうかは、また違ってくると思います。

小学生だった次男は、長男に付いてくる形で園児の頃にチームに入団しました。なので厳密には、自分でその場所を選んだ訳じゃない。

高校生、大学生ならば、保護者や教職員の意見が多少なりあったとしても、自分で選んだ場所ですよね。

その場所を去るのか、もう少し我慢するのか、様子を見るのか、去った後どうするのか。自分で調べて考えて結論を出す事も必要かと思います。
でないと、好きなバレーボールを辞めるのは誰かのせいになってしまい、長い間後悔するのではないかと思います。

日大アメフト部の事件の様に、選手が我を失う程支配されるのは困りますが、お母様と娘さんで今後どうしたいかよく話をされた方が良い気がします。

どうぞ良い方向に進んで行かれます様に。


↓yahoo知恵袋にも同様の方が少なからずいらっしゃいます。悩ましい事です。



今回コメントをいただき、また色々な事を考えました。
また書かせていただきます。



今の息子たちは中1と中3。
長男はサッカー、
次男はテニスをしている現在ですが、
小学生時代は二人とも同じ地元クラブでサッカーをしていました。

保護者コーチ、もしくはOBコーチが指導し、母たちも運営、行事や準備をする手弁当チーム。

こどもたちがボールを追いかけるのを微笑ましく眺め、和やかに過ごす…って言う日々ばかりじゃありませんでした。
寧ろ、指導者との関係やチームメイトのいじめにも悩む日々の多かった事よ…

そんな日々に、自分の考えを整理する為にこのブログを書いていました。

今は、こどもたちが自分の問題に自身で向かい合う事が出来る。
今の私の悩みは、こどもたちの食事の用意と体調管理位になっています。

だから、精神的にはほぼほぼ平穏。
…で、いたのですが…
最近のアメフト部問題で、また色々思い出していました。


指導と選手について。
このブログにも多少書いたなと。
書いていた時の割り切れないやりきれない気持ち。
ここからちょっと、怒ってしまいますけど。

日大アメフト部指導者たちのした事。
あれは、選手に対する精神的虐待ですよ。
簡単に言えばいじめ。
選手を人間と思っていないんですよ。

こう言う高圧的な指導って、前時代の遺物と思ってたんだけど、現存していて驚きと落胆ですよ。

指導者って、締め付ける存在じゃ無いんですよ。
良い方向に導くのが指導者なんですよ。

会見ではその試合のそのプレイの事だけ、釈明していたみたいだけど、当該選手に『日本代表に行くな』と言ったとか、それまでの接触って、良い方向に導くものでは到底無かったですよね。

指導者との会話も無く、信頼関係も無く、圧力をかけて出場機会を条件に『潰して来い』って、放置ですよね。
これは、指導と言わないんですよ。
『教える』事が出来ていないですよね。
『「怪我をさせろ」とは言っていない』
じゃあ、貴方方は何を『教え』『導いて』いたのですか、と。

自分の考える勝利への技術や戦略を科学的に、良い方向に導くように伝える技術が無い方は、
監督とか、コーチと言う役職についてはいけないんですよ。

ただ高圧的に選手に『出場機会』を鼻先にぶら下げて、自分の言う事を聞かせるのは、指導じゃ無いんですよ。
そう言うのは、『支配』と言うんですよ。
『独裁』と言っても良い。

『自分が言った事を一言一句覚えている訳じゃない』とか何とか仰っていたようだけど、覚えていないと言う事は、選手に伝える言葉を責任持って選んでいないんですよ。

無責任な大人の見本ですよ。
スポーツをする若い世代を、大切に導いて行くと言う責任感が無いんですよ。

日大の選手の会見を見て、涙が止まらないです。
未だこんな前時代の遺物的指導で、関学大の選手も、日大の選手も、心身ともに傷ついたんです。

私は、ブログの中で、体罰や指導者について考えて来ました。

こどもたちが小学生のうちは、親が側で見守るのも比較的容易ですが、中学、高校と長じてくると、そうも行きません。
未だにこんな指導者がいると思うと、こどもたちの進学先選びも悩ましくなります。

世間の部活についての考え方も、大分変容して来ましたが、スポーツを取り巻く環境について、もっともっと考えていかなけれはならないと感じました。

ここまでお読みくださった皆様、よろしければ、以下の記事もお読みいただき、ご意見ご感想等いただければ嬉しく思います。





平昌オリンピック、始まりましたね。
採点競技の分かりにくさに戸惑いながらも、楽しくテレビ観戦しております。

でも、チビはのんびりしていられません。
何故なら学年末テストが目前だから…(*´∇`*)

ご存知の通り、神奈川県の公立高校の入学選考には、内申点というものがありまして、
中学2年の3学期は、内申点に計算される大事な時期。
チーム活動を控えて、せっせと勉強しております。

ところが、チーム活動も全て休んでるかと言えばそうではない。
U15リーグが始まり、そうそう休んでもいられないのです。

何しろ、人数が少ないと不戦敗になってしまう。
それは、後輩たちの活動にも影響しますからね。

そんな訳で、週末みっちりお勉強できたかというとそうでもない。なので、いませっせと取り組んでいると言う、私から見れば、これまでの期末とあまり変わりない準備不足な状態。

本人的には、これまでとは違う、早めの取り組みみたいですが。
まあ、親としては、結果を待つのみです。


一方、ケロ。

上位校ではないですが、中学受験をしまして、
合格することができました。

解放感のケロ。

ひとつ大きなイベント?が落ち着き、ホッとする私f^_^;

何しろ、塾に行かず家庭学習だけで受験したので、私の中では、不合格でも落ち込まないように、心の準備をしていたのです。
なので、本当にホッとしました。

ケロも解放されてるのは今だけ、中学に進んだら忙しくなるけど…

卒業までは、のんびりさせてあげたい気もします。



and
学年末目前のチビ。


それが終わるともう受験生になるんだよね。

中学ってあっという間です。


クラブチーム活動をしているから、本当に勉強の時間を取るのが難しかったけど、もうそんな事は言っていられませんね。

行きたい高校の内申点の為には、もう少し足りないので、チビの踏ん張りどころです。

神奈川県て本当に教育熱心なご家庭が多いから、もう皆さん準備されていると思うけど、
学外活動している、またはこれからする予定のお子さんをお持ちの皆さん。

早く勉強した方が良いですよ❗️
我が家のように慌てる前にね(*´∇`*)




打たれ弱く、感情の起伏が激しく、注意欠陥気味の次男。

その点は私の子供時代にそっくりなのです。

故に言動が理解でき、その裏にあるものも予想出来る。

予想出来るからこそ腹の立つ事も多々ありますが(T-T)

私自身の人生を否定する訳では無いですが、私のして来たような苦労はしないで成長して欲しいと思うのが人情と言うもの。
時折ノッポさんから「しつこい」と言われる程に、ケロにあーだこーだ言ってしまいます。

あまつさえ、現在小学校最高学年。
塾に行っていないケロの勉強のフォローは私がしています。
でも、プロの教師でも講師でも無い私だから、どこまでフォローできているかわかりませんけどね。
そして、注意欠陥気味のケロに教えるのも、本当に苦労してるんですよ(T-T)

そんななので最近目に見えて疲労している私。
ケロ達が学校から帰る頃にはソファで居眠りモード。
寄る年波には勝てない。


そんなある日、いつもの如くソファでぼんやりしている私に、帰宅するなりケロが言った。

「ホワイトボードある?
これから、こうする!って言う事書くから。」

何を書くのかと思ったら。

「勉強の後1時間はテレビを観ない。
DSは1ヶ月やらない。
よく寝る。」


❓❓❓

何の決意かと思えば、ケロが言うには、

「俺は、勉強しても、終わってすぐテレビ見ちゃうと忘れちゃうの。
だから、すぐはテレビ見ないの。ラジオか小説にする。
よく寝るってのは、俺、朝早く目が覚めるんだけど、勉強に時間がかかって夜遅くなっちゃって、よく寝れてないの。だから、朝もう少し遅く起きるようにする。」

フムフム。

ケロなりに、勉強に対する気持ちが前向きになって来たのかな。

何で、帰ってくるなりだったのか、よくわからないけど( ´ ▽ ` )

自分で決めたんだから。
自分で前向きになったんだから。
良いじゃないですか。

その調子でガンバレ!


そういえば、先日は帰宅するなり、

「母ちゃんは、俺産むの遅い方だった?」

何だろ…( ´ ▽ ` )

「そうよ、遅かったよ(30代で産みました)
何で?」

するとケロ、

「そうなんだ。遅い方だったら、親孝行する前に逝っちゃうかもしれないと思ってー」

何を言い出す?
そんな事も思うんだなぁと思いつつ、ケロに
「もう孝行してもらってるから大丈夫だよ」と言うと、

「いや、働いてお金稼いで、いい物食べさせてあげたいんだよ」


(T-T)…

ケロなりに、色んな事考えているのだなぁと感じる今日この頃です…

年が明けて初めての記事です。

放置状態のこのブログにご訪問くださった皆様、ありがとうございます。

足掛け5年になるこのブログ、

私の勝手な言い分を書いておりますが、精神的な振り返りの場として、これからも日々の思いを綴り続けて行くつもりです。

時折読んでいただき、時にはご意見ご感想もいただければ幸いです。

 

さて、サッカー少年の母として書き始めたこのブログですが。

この5年の間に福祉関係で働き始めた事もあり、その方面で学んだり出会ったりした事も合わせて、少年だけでなく、大人についても。

人間には、ひとには、こんな事が大切なんだなあと感じる事が多くなりました。

 

今日書く事はそのうちの1つです。

掲題の件、承認欲求について。

 

3年以上前、この記事でも書いたのですが。

マズローの欲求5段階説 の、

4、承認(尊重)の欲求(Esteem)。

 

自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。

 

これがいかに、社会で人との交流をして生きていく上で重要か。

改めて実感する出来事にいくつか出会いました。

 

 

私から見て明らかに頭の良い、能力の高い人物が、TPOを誤まり、他者をマウンティングするかのような発言をした事。

 

また違う人物、努力が出来、人への気遣いも出来る人物が、他者の努力は認めず、否定する事。

 

何故こんな事が起きるのかと、考えてみると。

そこには、承認欲求ヘの不満があるように感じました。

 

前者の、能力の高い方。

その能力、頭の良さは素晴らしいもので、いつも感心させられました。

 

ですが、その能力が、今属している集団では生かされない。

それだけでなく、その集団がその能力を理解しない。

違う働きを求められる。

 

自分が集団から価値ある存在と認められないのです。

 

この方はそれ故、適応障害に似た精神状態にもなるのですが、無力感のようなものを感じていたのではないかと思います。


 

 

後者の、努力の人物。

この方は、属する集団では、努力の賜物として、尊重されていますが、他者の努力を認めず、否定します。

 

自分の努力に値する程の尊重を受けていないと感じるのでしょうか。

 

これもまた、集団の中で尊重されていないと感じるが故の事かと思います。

 

 

『尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。』

 

 

前者の方は、私から見ればとても頭の良い方で、自信もお有りだろうし、自己尊重感もお持ちだろうと思っていたのですが。

高いレベルの尊重欲求は妨害されていたのですね。

 

 

そして、その集団に無理なく自分を合わせていける方は良いのですが、

そうでない方は、どうしても不満が生じます。

 

承認欲求のあとの、5番目の欲求。

 

 

『5、自己実現の欲求(Self-actualization)
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。
自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになる。
 

 

人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる

のです。

 

本当にそうなのです。

 

ですが、この段階に来れば、自分で自分の能力を発揮する方向で進む事が出来ます。

前を向き、自分の責任で動こうとする事が出来ます。

 

だからこそ、この前の段階、

 

承認欲求

を満たすべきです。

 

 

少年は、いや、人は、無意識に行動しています。

行動に原因や動機はあります。

ですが、その行動に問題があっても、原因や動機を冷静に、理論的に、自分自身で見つめ直す事は難しい。

 

ましてや、承認欲求が満たされるか否かは、他者との関わりにおいて、他者に寄るところが大きい。

 

その少年を、価値ある存在と認めるのは、その集団に属する他者です。

 

家庭における家族です。

学校におけるクラスメイトや教師です。

サッカーチームにおけるチームメイトや指導者です。

 

少年が声をかけて来たなら。

少年が態度で表すなら。

いや、少年が態度で表せなくても。

 

少年を認めてください。

君は大事な存在だよと実感させてあげてください。

 

大人になり、中年になり、壮年になっていけば、人は何かを喪失して行きます。

失う事で無力感を感じます。

 

だからこそ、少年期に満たされること、自己尊重感を沢山持てるようにしてください。

 

自己尊重感の持てる少年は、困難に強くなります。

他者に優しくなれます。

 

そうして、沢山の達成感を持って大人になれます。

 

私自身は、達成感の少ない少年期を過ごしました。

ですが、大人になって学び、少年期の大切さを感じました。

 

サッカー少年の親である事で、多くの人と関わりました。

繋がりの大切さを学びました。

他者を認める事の大切さを学びました。

 

今は、私自身に出来る事、

自分の子供達に向き合う事。

仕事を通じて出会う方々に向き合う事に力を注いでいます。

 

これが、私の承認欲求であり、自己実現なのかもしれないと感じています。