夫くんの誕生日だったので、リクエストにお応えしていちごのショートケーキを作りました🎂
息子さんの歌でお祝いしてもらっていました。
日本にいたときからケーキやパンをよく作っていたので、息子さんのリクエストにより、実はアメリカに来てから2ヶ月間で既に3回も作ってみたのですが、全て失敗。
…というのも、焼き上がったスポンジが固くなってしまっていたのです。重たくて弾力があって、ややボソッとした感じ。せっかく生クリームを塗っても、なんか一体感がないというか…
電動ミキサーがまだ船便で届かないため、泡立て器で卵を泡立てるの半端なく大変だったのに…1回あたり1時間くらい



失敗の原因…それは小麦粉!!!薄力粉を使っておりませんでした。
日本の小麦粉は薄力粉が主流なのに対し、アメリカの小麦粉は強力粉が主流なのです。薄力粉がねぇ…最寄りのスーパーに売ってないんですよ。買いに行くのが面倒だし、日本食スーパーは高いし、すぐに作りたいのにネットは届くまで時間がかかるし…と思ったのが間違いでした。
労力をかけて美味しいケーキを作るなら、ちゃんと薄力粉を買いに行くべきでございました。
さて、薄力粉と強力粉の違いですが、タンパク質の含有量にあります。タンパク質の含有量が少ない薄力粉は、生地の弾力を生むグルテンが形成されにくいため、ケーキのような軽くふわっとした生地に使うのに適しています。一方で、タンパク質の含有量が多い強力粉は、グルテンを形成してパンのような弾力ある生地を作るのに適しています。中力粉はその中間で、うどんやラーメンなどの麺類に使われています。
その見分け方ですが、パッケージにタンパク質含有量が記載されていることもあるものの、記載のない場合も多いので、30gあたりのタンパク質含有量を見るのが良いです。
薄力粉 6〜8% (30gあたり2g)
中力粉 8〜9%(30gあたり2〜3g)
準強力粉 9〜11%(30gあたり3〜4g)
強力粉 11〜13%(30gあたり4g)
アメリカのオーガニックスーパーWhole Foods Marketで小麦粉の売り場を見てみました。
キングアーサーはわかりやすいです。オールパーパスフラワーも強力粉レベル。薄力粉は見つからず。
Whole Foods Marketのオリジナルブランドからは、ブラッドフラワーとオールパーパスフラワーのほか、パティスリーフラワーが出ており、タンパク質含有量は3〜4g、つまり中力粉〜強力粉のラインナップ。
パティスリーフラワーでスポンジケーキを作ってみましたが、薄力粉での仕上がりよりは弾力ありでした。
Jovialもみんな強力粉ですね…
アメリカのスーパーでは中力粉と強力粉がメインの品揃えとなっております。ほかにも5軒くらいスーパーを探し回ったのですが、薄力粉は見つかりませんでした。韓国系スーパーも同じ状況で、日本に近いのに強力粉が基本の国だということが判明しました。
日本産の小麦粉は基本的にタンパク質含有量が低い傾向があるようで、日本産強力粉のタンパク質含有量のレベルは、アメリカにおける中力粉レベルが多い印象です。
※余談ですが、日本産の強力粉で手ごねパンを作るときには、レシピ通りの水分量で作ると生地がいつまでもベタつき扱いづらいので、水分量をやや減らすなどの工夫をするのが一般的です。アメリカにきてからは、菓子パンも食パンもオールパーパスフラワーで美味しく作れています。
さて、ここで私の失敗歴を説明します…
1回目…オールパーパスフラワーで、ゴムのようなケーキになりました。オールパーパス=薄力粉と勘違いしていたことが敗因。
2回目…パティスリーフラワーならクッキーやケーキ用だもんね!と思って作ったら、やっぱり硬めのケーキになりました。そういえば、アメリカのクッキーっていえばカントリーマアムみたいなどっしりクッキーだし、ケーキといえばガトーショコラとかパウンドケーキみたいなズッシリ系だったわ…と反省。
3回目…パティスリーフラワー+コーンスターチで挑戦。実は、アメリカの人はどうやってケーキを使っているのだろう…と調べてみたところ、スポンジケーキ用の小麦粉としてケーキフラワーというものが存在することがわかりました。
ケーキフラワーというものが日本の薄力粉にあたるものなのか気になったので、原材料を確認してみたところ
キングアーサーのケーキフラワーは、小麦でんぷんを加えることによってグルテン形成力を調整している!…ということは、手元の粉にグルテンフリーの粉を混ぜればいけるはず…ケーキフラワーは高いし、そうしよう!と考えたのです。
ちなみに、アメリカのAmazonで検索したところメジャーなケーキフラワーがこのSwans Downのようですが、bleachedの記載があることから、漂白された小麦粉を使用していることがわかります。綺麗な色に仕上がる気がしますが、子どもに食べさせたくないので私は却下しました。
ちなみに、日本産の小麦粉は記載がなくても全て無漂白のようです。
パティスリーフラワーにコーンスターチを一部混ぜ込むと、確かにスポンジケーキらしくなったような気がしましたが、やっぱり手動で泡立てる労力を考えると涙が出てきました。
それで、結局はおとなしく日本食スーパーMITSUWAに行き、日清の薄力粉を購入しました…
27g中のタンパク質含有量が2gで、一般的な薄力粉レベルなのですが、ここにさらにコーンスターチを加えることでレベルアップさせられる気がしたので、4回目の挑戦は
薄力粉+コーンスターチとなりました。(薄力粉の10%くらいをコーンスターチ置きかえました。)
結果、今回のケーキは大成功
しっとりフワフワで口溶けの良いケーキ


アメリカだとオーガニック小麦粉がスーパーで簡単に手に入りますが、日本だとなかなか見かけないので、美味しく安全なものは通販での入手が便利。
北海道産の有機薄力粉はコレ。日本にいるときはよく買っていました。
北海道産有機強力粉ならコレ!春よ恋で作ったパンはとってもおいしい。
アメリカでこんなに薄力粉が手に入らないとは…日本の通販で買おう…
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