あゝ海軍
峰岸隆之介(現・徹)が出演している中で、目についた作品が「あゝ海軍」(69年)である。大映オールスターキャストという感じの戦記映画だが、主演は何故か当時、東宝の所属だった鬼平こと中村吉右衛門である。峰岸はその友人役で出演しており、他のスター達よりは目立つポジションであった。
宇津井健、藤巻潤、本郷功次郎、川口浩、菅原謙次、成田三樹夫、平泉征(現・成)、長谷川明男、中条静夫、女優はあまりいないが梓英子、水木正子といった大映スター陣に加えて露口茂、吉田豊明、ベテラン森雅之や島田正吾などが出演。ちなみに島田正吾は山本五十六役である。
映画の内容はさておき、俳優陣の名を見てると刑事(アクション)ドラマでお馴染みの人が多い。吉右衛門はさすがにないが、鬼平は火盗改めの長官。江戸の警察みたいなものだ。宇津井健(ザ・ガードマン、さすらい刑事旅情編)、藤巻潤(ザ・ガードマン)、川口浩(キイハンター、秘密指令883)、本郷功次郎(特捜最前線、秘密指令883)、菅原謙次(七人の刑事)、平泉征(はみだし刑事情熱系)、中条静夫(ザ・ガードマン、あぶない刑事、刑事物語85)、露口茂(太陽にほえろ)、吉田豊明(特別機動捜査隊)といった具合である。成田三樹夫は悪役のイメージが強いが松田優作の「探偵物語」では刑事役であった。峰岸や長谷川明男は、テレビのレギュラーとしてはなかったと思うが、「出獄四十八時間」という映画では、峰岸は同僚だった長谷川にはめられる元刑事という役を演じている。
さて、中村吉右衛門は66年から吉右衛門(二代目)だが、兄の松本幸四郎(九代目)は81年まで市川染五郎(六代目)であった。八代目松本幸四郎(現・松本白鸚)は彼らの父だが、初代中村吉右衛門は彼らの祖父である。ややこしいがこの辺りまではなんとなく知っていた。今回初めて知ったのは(有名な話かもしれんが)吉右衛門は初代(つまり祖父)の養子となっており、実母が戸籍上は義姉になるという。しかも吉右衛門の襲名時に先代の本名(波野辰次郎)まで継いだという。本人の意思はどうだったか知らないが、本名まで継ぐことはないと思うのだけれども。はたから見るとやはり不思議な世界に思える。
宇津井健、藤巻潤、本郷功次郎、川口浩、菅原謙次、成田三樹夫、平泉征(現・成)、長谷川明男、中条静夫、女優はあまりいないが梓英子、水木正子といった大映スター陣に加えて露口茂、吉田豊明、ベテラン森雅之や島田正吾などが出演。ちなみに島田正吾は山本五十六役である。
映画の内容はさておき、俳優陣の名を見てると刑事(アクション)ドラマでお馴染みの人が多い。吉右衛門はさすがにないが、鬼平は火盗改めの長官。江戸の警察みたいなものだ。宇津井健(ザ・ガードマン、さすらい刑事旅情編)、藤巻潤(ザ・ガードマン)、川口浩(キイハンター、秘密指令883)、本郷功次郎(特捜最前線、秘密指令883)、菅原謙次(七人の刑事)、平泉征(はみだし刑事情熱系)、中条静夫(ザ・ガードマン、あぶない刑事、刑事物語85)、露口茂(太陽にほえろ)、吉田豊明(特別機動捜査隊)といった具合である。成田三樹夫は悪役のイメージが強いが松田優作の「探偵物語」では刑事役であった。峰岸や長谷川明男は、テレビのレギュラーとしてはなかったと思うが、「出獄四十八時間」という映画では、峰岸は同僚だった長谷川にはめられる元刑事という役を演じている。
さて、中村吉右衛門は66年から吉右衛門(二代目)だが、兄の松本幸四郎(九代目)は81年まで市川染五郎(六代目)であった。八代目松本幸四郎(現・松本白鸚)は彼らの父だが、初代中村吉右衛門は彼らの祖父である。ややこしいがこの辺りまではなんとなく知っていた。今回初めて知ったのは(有名な話かもしれんが)吉右衛門は初代(つまり祖父)の養子となっており、実母が戸籍上は義姉になるという。しかも吉右衛門の襲名時に先代の本名(波野辰次郎)まで継いだという。本人の意思はどうだったか知らないが、本名まで継ぐことはないと思うのだけれども。はたから見るとやはり不思議な世界に思える。
ヤングパワー・シリーズ
峰岸徹が峰岸隆之介だった時代には、何本か主演映画があるのだが、その中から「ヤングパワ・シリーズ」(69年)を取り上げてみる。まあシリーズといっても「新宿番外地」と「大学番外地」の二本だけなのだが、結構二本だけのシリーズというのはあったと記憶している。しかし、このヤングパワー・シリーズは二本の間には、何の関連性もないし、舞台設定も違うので、何でシリーズなのかはよくわからない。
一作目の「新宿番外地」は峰岸以外の出演者は渥美マリ、平泉征、小野川公三郎といったお馴染みの大映若手俳優陣に加え、日活に入る前の夏純子、そして河原崎長一郎、田中邦衛、何故か横尾忠則も顔を出す。横尾忠則はこの時代、結構テレビやら映画に出演している。
二作目の「大学番外地」だが、こちらは正確には主演は峰岸ではなく梓英子である。それもあって、シリーズという感じがしない。梓英子に関してはよく知らないが、「どてらい奴」で主演の西郷輝彦の妻役だった人で、77年頃に引退したらしい。ちなみに峰岸の役名は大滝秀治ではなく大沢秀治である。他の出演者は酒井修、平泉征、小野川公三郎、津山由起子、長一郎ではな く弟の河原崎健三、これがデビュー作となる八並映子、そしてやはりこれが映画デビュー作となる村野武憲などである。
そういえば、今週CSで放送された「ザ・ガードマン」(第318話)に河原崎健三、小野川公三郎、八並映子がガードマン(宇津井健、藤巻潤)から現金を奪おうとする無軌道な若者たちの役で出ていた。この頃の彼らはテレビでも映画でも大体こういった役柄が多かったようだ。
一作目の「新宿番外地」は峰岸以外の出演者は渥美マリ、平泉征、小野川公三郎といったお馴染みの大映若手俳優陣に加え、日活に入る前の夏純子、そして河原崎長一郎、田中邦衛、何故か横尾忠則も顔を出す。横尾忠則はこの時代、結構テレビやら映画に出演している。
二作目の「大学番外地」だが、こちらは正確には主演は峰岸ではなく梓英子である。それもあって、シリーズという感じがしない。梓英子に関してはよく知らないが、「どてらい奴」で主演の西郷輝彦の妻役だった人で、77年頃に引退したらしい。ちなみに峰岸の役名は大滝秀治ではなく大沢秀治である。他の出演者は酒井修、平泉征、小野川公三郎、津山由起子、長一郎ではな く弟の河原崎健三、これがデビュー作となる八並映子、そしてやはりこれが映画デビュー作となる村野武憲などである。
そういえば、今週CSで放送された「ザ・ガードマン」(第318話)に河原崎健三、小野川公三郎、八並映子がガードマン(宇津井健、藤巻潤)から現金を奪おうとする無軌道な若者たちの役で出ていた。この頃の彼らはテレビでも映画でも大体こういった役柄が多かったようだ。
トリプルファイター
最近、小野川公三郎の話題が出ていたので「トリプルファイター」(72年)を取り上げてみようと思う。まあ、マイナーなようで割合みんな知っているヒーロー番組といったところであろうか。
M星人である早瀬哲夫(滝沢浩)、勇二(小野川公三郎)、ユリ(笛真弓)の三兄弟が、それぞれグリーンファイター、レッドファイター、オレンジファイターに変身し、その三人の合体形がトリプルファイターである。月曜から金曜の夕方に帯で放送された10分番組で、制作は円谷プロだが、子供だった自分でも低予算で作られていることがわかる番組であった。毎週出てくるデーモン族の怪人は、首から下は全員一緒で(全身タイツみたいなもの)、頭だけ違うのである。彼らの乗る車は、なぜか黒塗りのスバル360であった。まあ毎週金曜日になると、三人はトリプルファイターに合体し、怪人にとどめを刺す。怪人は死ぬとき必ず「デ~モ~ン」と叫んで爆発していた。
三兄弟の属している組織はSAT(Space Atack Team)というが、「帰ってきたウルトラマン」はMAT、「ウルトラマンタロウ」はZATだったり、ややこしい。ちなみに三人の変身ポーズはそれぞれ違っていた。主題歌は子門真人が歌っているが、本作では谷あきら名義である。
安っぽいなあなどと思いながら、結局ほとんど見ていたような記憶がある。時間帯的にも良かったのかもしれない。本作を30分番組に編集して放送されたのが「戦え!トリプルファイター」である。別にタイトルを変える必要はないと思うのだが、5日分の中身をつなげただけだし。
役者に目を向けると、小野川はここで取り上げているとおり、大映で活躍していた役者だが、滝沢浩についてはよくわからない。「怪傑ライオン丸」や「電人ザボーガー」などの特撮物にゲストで出ていたりしたくらいで消えてしまったようである。笛真弓は本作の前後は新山真弓の名で活動していたようである。つまり笛真弓名義なのは本作だけらしい。80年代前半くらいまでは出演記録もあるようだが、それ以降は不明である。
M星人である早瀬哲夫(滝沢浩)、勇二(小野川公三郎)、ユリ(笛真弓)の三兄弟が、それぞれグリーンファイター、レッドファイター、オレンジファイターに変身し、その三人の合体形がトリプルファイターである。月曜から金曜の夕方に帯で放送された10分番組で、制作は円谷プロだが、子供だった自分でも低予算で作られていることがわかる番組であった。毎週出てくるデーモン族の怪人は、首から下は全員一緒で(全身タイツみたいなもの)、頭だけ違うのである。彼らの乗る車は、なぜか黒塗りのスバル360であった。まあ毎週金曜日になると、三人はトリプルファイターに合体し、怪人にとどめを刺す。怪人は死ぬとき必ず「デ~モ~ン」と叫んで爆発していた。
三兄弟の属している組織はSAT(Space Atack Team)というが、「帰ってきたウルトラマン」はMAT、「ウルトラマンタロウ」はZATだったり、ややこしい。ちなみに三人の変身ポーズはそれぞれ違っていた。主題歌は子門真人が歌っているが、本作では谷あきら名義である。
安っぽいなあなどと思いながら、結局ほとんど見ていたような記憶がある。時間帯的にも良かったのかもしれない。本作を30分番組に編集して放送されたのが「戦え!トリプルファイター」である。別にタイトルを変える必要はないと思うのだが、5日分の中身をつなげただけだし。
役者に目を向けると、小野川はここで取り上げているとおり、大映で活躍していた役者だが、滝沢浩についてはよくわからない。「怪傑ライオン丸」や「電人ザボーガー」などの特撮物にゲストで出ていたりしたくらいで消えてしまったようである。笛真弓は本作の前後は新山真弓の名で活動していたようである。つまり笛真弓名義なのは本作だけらしい。80年代前半くらいまでは出演記録もあるようだが、それ以降は不明である。
皆殺しのスキャット
南美川洋子の最後の映画出演作品となったのが、「皆殺しのスキャット」(70年)である。ほとんどがハレンチ映画だったが、本作はアクションものである。主演は松方弘樹だが、東映一筋のイメージがあったので大映に出演しているのは意外な感じがする。と思ったら69年~71年、わずか2年足らずではあるが大映に移籍していた時期があったのである。市川雷蔵の後を継いで眠狂四郎を演じたり、主に時代劇に出演していたが、結局東映に戻っている。
本作で松方は、アメリカがえりのガンマン?という設定で、父親の仇を討つため、成田三樹夫率いる一家に立ち向かうというのが筋である。それを迎え撃つ敵方の殺し屋を演じるのが峰岸隆之介(現・徹)で、松方と戦いを繰り広げる。他の出演者は穂高稔、笠原玲子、田中真理、早川雄三、大魔神の中の人だった橋本力、後にGメン75で刑事となる伊吹剛(当時・新吾)などである。
まあ、とにかく松方の大映での作品というだけでも珍しいが、やくざものでない現代劇というのも珍しいのではないだろうか。
ところで、冒頭でも触れたとおり南美川洋子は本作をもって引退するのだが、77年に洋子を陽子と改めて 一度、復帰しているのである。調べた限りでは、テレビドラマに二本ほどに出演しただけのようである。その辺の事情はこちらが知る由もない。
本作で松方は、アメリカがえりのガンマン?という設定で、父親の仇を討つため、成田三樹夫率いる一家に立ち向かうというのが筋である。それを迎え撃つ敵方の殺し屋を演じるのが峰岸隆之介(現・徹)で、松方と戦いを繰り広げる。他の出演者は穂高稔、笠原玲子、田中真理、早川雄三、大魔神の中の人だった橋本力、後にGメン75で刑事となる伊吹剛(当時・新吾)などである。
まあ、とにかく松方の大映での作品というだけでも珍しいが、やくざものでない現代劇というのも珍しいのではないだろうか。
ところで、冒頭でも触れたとおり南美川洋子は本作をもって引退するのだが、77年に洋子を陽子と改めて 一度、復帰しているのである。調べた限りでは、テレビドラマに二本ほどに出演しただけのようである。その辺の事情はこちらが知る由もない。
タリラリラン高校生
大映が倒産した71年の作品で、タイトルとしてインパクトがあるのが「タリラリラン高校生」である。タリラリランという言葉は、赤塚不二夫の漫画から流行ったみたいなイメージがあるのだが、元々は一部の高校生の間で流行った言葉らしく、それも「日常満たされない生活をするのは、世の中に何かが足りないからであり、自分たちにも何かかけるものがあるからだ」という発想から生まれた言葉だという。つまりイメージとは違い、何か哲学的な意味を持った言葉のようである。
つまり本作も脱力的なギャグ映画ではなく、割合真面目な青春映画なのである。主演は小野川公三郎だが、番長ではなく当時らしく「銭ゲバ」と呼ばれる高校生という設定である。その彼女が八並映子で、彼女もずべ公ではない。そんな小野川と親しくなる超不良が峰岸隆之介(現・徹)で、当時28才である。以前も書いたとおり、当時は28才の高校生などあまり珍しくはないのだ。峰岸は68年に大映と契約した大映末期のスターの一人である。そん な二人が現在でいう、オヤジ狩りみたいな手段で金を儲けるが、やがて峰岸は事故か自殺か不明なバイク事故で死亡、小野川もそれを受けて自首するというお話。
とまあ、タイトルからは、まず想像できない内容である。しかし「タリラリラン」って、その語感からして脱力的だし、頭がわるそうな感じにしか聞こえないと思うのだが。
つまり本作も脱力的なギャグ映画ではなく、割合真面目な青春映画なのである。主演は小野川公三郎だが、番長ではなく当時らしく「銭ゲバ」と呼ばれる高校生という設定である。その彼女が八並映子で、彼女もずべ公ではない。そんな小野川と親しくなる超不良が峰岸隆之介(現・徹)で、当時28才である。以前も書いたとおり、当時は28才の高校生などあまり珍しくはないのだ。峰岸は68年に大映と契約した大映末期のスターの一人である。そん な二人が現在でいう、オヤジ狩りみたいな手段で金を儲けるが、やがて峰岸は事故か自殺か不明なバイク事故で死亡、小野川もそれを受けて自首するというお話。
とまあ、タイトルからは、まず想像できない内容である。しかし「タリラリラン」って、その語感からして脱力的だし、頭がわるそうな感じにしか聞こえないと思うのだが。
高校生番長
今の時代にも番長なるものが存在しているのかどうか知らんが、70年前後は番長が花盛りの時代であった。番長と名のつく映画は「不良番長」や「ずべ公番長」など東映のイメージが強いが、大映にも存在する。その名も「高校生番長」シリーズで、70年に四本が制作されている。まあ、番長とは大抵の場合、中学生か高校生なので、高校生であることを名言しているタイトルだ。そういえば、テレビ版「ハレンチ学園」の後番組である「ワンパク番外地」の小林文彦は番長という仇名だったが、敵役で登場する番長の根岸一正は「高校生番長」として区別されていた。ある意味、丁寧な呼び方が妙に間抜けに感じる。
さて「高校生番長」だが、主演となるのは南美川洋子で、5人娘は彼女一人だが、替わりに登場するのが新人・八並映子。男優陣は小倉一郎、「レッドファイター」こと小野川公三郎、そして本作で初めて主役格に抜擢された篠田三郎。意外にも、デビューからほぼ二年間は通行人的な端役ばかりだったのである。もう一つ意外なのは、本作での番長は篠田三郎である。どう見てもエリート優等生的な外見だと思うのだけれども。やはり違和感があったのか、三作目からは優等生役になっている。
二作目は「高校生番長 棒立てあそび」。タイトルからしてエロ度全開である。本作の出演者は南美川、八並、そして5人娘の八代順子。男優陣は篠田、小野川、そして速水亮(当時は炎三四郎)が出演している。つまりウルトラマンタロウ、レッドファイター、仮面ライダーXの揃いぶみである。それにしても炎三四郎って強烈な芸名である。
三作目は「高校生番長 深夜放送」。本作では八並映子が主演となり、五人娘はいなくなる。小野川が番長、篠田は前述のとおり優等生役とイメージにあった配役となる。DJ役で住吉正博、E.H.エリックが出演。松坂慶子もチョイ役で登場する。
4作目は「高校生番長 ズベ公正統派」。八並映子がスベ公番長となり、小野川も番長だ。篠田は優等生で、松坂慶子もメイン格の生徒として活躍する(ズベ公ではない)。
翌71年に大映は倒産するのだが、篠田、小野川、八並、松坂はそのラストまで活躍している。倒産後の篠田、松坂の活躍は説明不要だろう。八並は73年から「プレイガール」に出演。小野川は地味だが舞台などで活動していたようである。
さて「高校生番長」だが、主演となるのは南美川洋子で、5人娘は彼女一人だが、替わりに登場するのが新人・八並映子。男優陣は小倉一郎、「レッドファイター」こと小野川公三郎、そして本作で初めて主役格に抜擢された篠田三郎。意外にも、デビューからほぼ二年間は通行人的な端役ばかりだったのである。もう一つ意外なのは、本作での番長は篠田三郎である。どう見てもエリート優等生的な外見だと思うのだけれども。やはり違和感があったのか、三作目からは優等生役になっている。
二作目は「高校生番長 棒立てあそび」。タイトルからしてエロ度全開である。本作の出演者は南美川、八並、そして5人娘の八代順子。男優陣は篠田、小野川、そして速水亮(当時は炎三四郎)が出演している。つまりウルトラマンタロウ、レッドファイター、仮面ライダーXの揃いぶみである。それにしても炎三四郎って強烈な芸名である。
三作目は「高校生番長 深夜放送」。本作では八並映子が主演となり、五人娘はいなくなる。小野川が番長、篠田は前述のとおり優等生役とイメージにあった配役となる。DJ役で住吉正博、E.H.エリックが出演。松坂慶子もチョイ役で登場する。
4作目は「高校生番長 ズベ公正統派」。八並映子がスベ公番長となり、小野川も番長だ。篠田は優等生で、松坂慶子もメイン格の生徒として活躍する(ズベ公ではない)。
翌71年に大映は倒産するのだが、篠田、小野川、八並、松坂はそのラストまで活躍している。倒産後の篠田、松坂の活躍は説明不要だろう。八並は73年から「プレイガール」に出演。小野川は地味だが舞台などで活動していたようである。
ある見習い看護婦の記録 赤い制服
前項での南美川洋子、渥美マリ、八代順子、水木正子、津山由起子の大映5人娘が主演した作品には「ある見習い看護婦の記録 赤い制服」(69年)や「高校生芸者」(68年)などがある。
「ある見習い看護婦~」は、前項の「ある女子高医の記録」シリーズになぞったタイトルだが、シリーズ化はされず、これ1本で終わっている。ナース服はセーラー服にかなわなかったということか。タイトルどおり5人娘が見習い看護婦に扮して、それぞれが患者にお色気で接するといったような話である。お局看護婦役で若水ヤエ子、丹下キヨ子、岡村文子、患者役で桂菊丸、桂高丸、大泉滉、そして早川雄三、藤村有弘などが出演している。
「高校生芸者」もタイトルどおり、南美川を除く4人娘が高校生の身でありながら、夜は芸者に扮するというお話。本作での主役は水木正子。南美川も最後の方で登場するようだ。他の出演者は中村是好、菅井きん、富田仲次郎、そして大泉滉はこちらにも登場。
女子高生だったり見習い看護婦だったり芸者だったりと、68年~70年にかけて5人娘の活躍は目覚しいものがあったのである。
「ある見習い看護婦~」は、前項の「ある女子高医の記録」シリーズになぞったタイトルだが、シリーズ化はされず、これ1本で終わっている。ナース服はセーラー服にかなわなかったということか。タイトルどおり5人娘が見習い看護婦に扮して、それぞれが患者にお色気で接するといったような話である。お局看護婦役で若水ヤエ子、丹下キヨ子、岡村文子、患者役で桂菊丸、桂高丸、大泉滉、そして早川雄三、藤村有弘などが出演している。
「高校生芸者」もタイトルどおり、南美川を除く4人娘が高校生の身でありながら、夜は芸者に扮するというお話。本作での主役は水木正子。南美川も最後の方で登場するようだ。他の出演者は中村是好、菅井きん、富田仲次郎、そして大泉滉はこちらにも登場。
女子高生だったり見習い看護婦だったり芸者だったりと、68年~70年にかけて5人娘の活躍は目覚しいものがあったのである。
ある女子高医の記録 妊娠
子供番組が続いたので、一気に成人向けを取り上げて見たい思う。成人向けといっても日活ロマンポルノとかピンク映画ではない。「ある女子高医の記録 妊娠」(68年)という大映のハレンチ路線の映画で、今で言えばR-15かR-18くらいの作品である。この「ある女子高医の記録」はシリーズ化されており、「初体験」「続・妊娠」「失神」と続いていく。今ならどうってことない単語だが、当時ならこれでも意味深なものを感じたかもしれない。本作での女子高医を演じるのは早川保だが、彼の出演はこの一作だけで、主役となるのはやはり女生徒たちだ。
調べてみると、当時の大映のこの手の作品に必ずといって出演していた五人の女優がいた。南美川洋子、八代順子、水木正子、津山由起子、そして渥美マリである。この「ある女子高医の記録」シリーズでも南美川、八代、渥美は全作、津山と水木は三作に出演している。この中で一番出世するのは渥美マリで、後には彼女が主演となる「いそぎんちゃく」とか「しびれくらげ」とか俗に言う軟体動物シリーズが制作されたりした。個人的にも渥美マリ以外は、ほぼ知らない。このシリーズで主演格なのは南美川洋子だが、ハレンチ映画ばかりで嫌気がさしたかどうか知らないが、三年程で引退したようである。水木、津山あたりも同様のようだ。
このシリーズには、結構GSが登場しており、この「妊娠」にはカーナビーツとレンジャーズが登場する。カーナビーツは有名だが、レンジャーズは「レインジャーズ」としてデビューしており、本作でもレインジャーズとクレジットされていたようだが、この映画当時は「イ」がとれて、レンジャーズだったはずである。ややこしいGSである。
調べてみると、当時の大映のこの手の作品に必ずといって出演していた五人の女優がいた。南美川洋子、八代順子、水木正子、津山由起子、そして渥美マリである。この「ある女子高医の記録」シリーズでも南美川、八代、渥美は全作、津山と水木は三作に出演している。この中で一番出世するのは渥美マリで、後には彼女が主演となる「いそぎんちゃく」とか「しびれくらげ」とか俗に言う軟体動物シリーズが制作されたりした。個人的にも渥美マリ以外は、ほぼ知らない。このシリーズで主演格なのは南美川洋子だが、ハレンチ映画ばかりで嫌気がさしたかどうか知らないが、三年程で引退したようである。水木、津山あたりも同様のようだ。
このシリーズには、結構GSが登場しており、この「妊娠」にはカーナビーツとレンジャーズが登場する。カーナビーツは有名だが、レンジャーズは「レインジャーズ」としてデビューしており、本作でもレインジャーズとクレジットされていたようだが、この映画当時は「イ」がとれて、レンジャーズだったはずである。ややこしいGSである。
あっぽしましまグー
割合メジャーな子供番組を取り上げてきたが、今回は結構謎な番組を一つ。その名を「あっぽしましまグー」という。ネットで検索しても確定的な情報が全くといって出てこない。もちろん、私自身も覚えているのは、主題歌の一部だけという状態である。番組タイトルが「あっぽしましまグー」だったかも自信がなかったが、それは間違っていなかった。69年~71年にかけて、テレビ朝日系(当時はNET)で朝の8時10分から放送されていた15分番組である。2年もやっていたわりに、大衆の記憶に残っていないのは、やはり裏で「ピンポンパン」をやっていたからであろうか。
自分的には着ぐるみショー的イメージがあったのだが、人形劇を中心とした公開幼児向け番組だったようだ。タイトルの「あっぽしましまグー」はそれぞれ、キャラクターの名前である。「しましま」は歌の歌詞からオオカミであることがわかる。「あっぽ」は今回の調査で女の子であることがわかった。そういえば「ブルーハットのあっぽちゃん」というフレーズがあったような気がする。しかし「グー」が何であるかはわからずじまいであった。声を担当していたのは、それぞれ喜多道枝、野沢那智、大泉滉だったようだが、つまり大泉滉が何だったかということなのだが、いずれにしろ得体の知れないキャラである。歌詞を思い出せれば、謎はとけるかもしれないのだが。
で、唯一記憶に残っていた歌を唄っていたのは、中村晃子とボニー・ジャックスであったようだ。中村晃子の歌声と若干違うようなイメージがあるが、「虹色の湖」の頃を思い出すと、そういえばそうかもと思える。
それにしても、これほど謎の番組になっているとは意外であった。少しは完璧に覚えている人がいてもよさそうなものだが。
自分的には着ぐるみショー的イメージがあったのだが、人形劇を中心とした公開幼児向け番組だったようだ。タイトルの「あっぽしましまグー」はそれぞれ、キャラクターの名前である。「しましま」は歌の歌詞からオオカミであることがわかる。「あっぽ」は今回の調査で女の子であることがわかった。そういえば「ブルーハットのあっぽちゃん」というフレーズがあったような気がする。しかし「グー」が何であるかはわからずじまいであった。声を担当していたのは、それぞれ喜多道枝、野沢那智、大泉滉だったようだが、つまり大泉滉が何だったかということなのだが、いずれにしろ得体の知れないキャラである。歌詞を思い出せれば、謎はとけるかもしれないのだが。
で、唯一記憶に残っていた歌を唄っていたのは、中村晃子とボニー・ジャックスであったようだ。中村晃子の歌声と若干違うようなイメージがあるが、「虹色の湖」の頃を思い出すと、そういえばそうかもと思える。
それにしても、これほど謎の番組になっているとは意外であった。少しは完璧に覚えている人がいてもよさそうなものだが。
ママとあそぼう!ピンポンパン
「おはよう!こどもショー」とくれば、「ママとあそぼう!ピンポンパン」であろう。個人的には「こどもショー」よりは新しい番組というイメージがあったのだが、実は66年にスタートしており、ほぼ同時期であった。わが故郷でUHBが開局し、フジテレビ系がネットされたのは72年のことなので、そういう印象なのだろうと思っていたが、実は当初「こどもショー」と同じ日本テレビ系のSTVで放送されていたらしい。いずれにしろ、こちらはあまり見た記憶はない。出演者で覚えているのは、やはり坂本新兵。まあ最初から最後まで16年に渡り出ていたので、当然といえば当然なのだが。もう一人?ずっと出ていたのが着ぐるみキャラ・カッパのカータンである。何故か子供の頃にこのカータンを見た記憶がまったくない。声を担当していた大竹宏が中に入っていたらしい。ちなみに大竹宏はパーマン2号とかニャロメとか動物キャラの多い声優である。
忘れちゃいけないのがお兄さんとお姉さん。お兄さんは正直まったく知らないが、初代お兄さんの佐久間俊直は、NHK「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんも勤めた人である。よほどお兄さん的な顔をしていたのだろう。お姉さんは代々、フジテレビのアナウンサーが担当していた。初代が渡辺直子で、以下は石毛恭子、酒井ゆきえ、大野かおり、井上佳子(本間淳子)と続く。記憶にあるのは、酒井ゆきえくらいなのだが、彼女の代になるともうピンポンパンを見ている年齢ではなかったはず(元々ほとんど見ていないのだが)。酒井ゆきえは現在でもテレビで見かけたりするので、混同しているのかもしれない。5代目の井上佳子は「お姉さん」として入社し、後にアナウンサーとなったらしい(現在は一般職)。何故、本名の淳子ではなく佳子名義だったのかは謎である。
この番組、71年に半年だけ「みんなであそぼう!ピンポンパン」に番組名が変更されたことがある。「おかあさんといっしょ」を意識して「ママとあそぼう」のタイトルになったようだが、「ママ」と遊ぶシーンはないし、タイトルとしてはこちらが正しいといえるのだが、半年後に元に戻っている。矛盾があろうとタイトルとしては定着してしまっていたということだろう。
忘れちゃいけないのがお兄さんとお姉さん。お兄さんは正直まったく知らないが、初代お兄さんの佐久間俊直は、NHK「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんも勤めた人である。よほどお兄さん的な顔をしていたのだろう。お姉さんは代々、フジテレビのアナウンサーが担当していた。初代が渡辺直子で、以下は石毛恭子、酒井ゆきえ、大野かおり、井上佳子(本間淳子)と続く。記憶にあるのは、酒井ゆきえくらいなのだが、彼女の代になるともうピンポンパンを見ている年齢ではなかったはず(元々ほとんど見ていないのだが)。酒井ゆきえは現在でもテレビで見かけたりするので、混同しているのかもしれない。5代目の井上佳子は「お姉さん」として入社し、後にアナウンサーとなったらしい(現在は一般職)。何故、本名の淳子ではなく佳子名義だったのかは謎である。
この番組、71年に半年だけ「みんなであそぼう!ピンポンパン」に番組名が変更されたことがある。「おかあさんといっしょ」を意識して「ママとあそぼう」のタイトルになったようだが、「ママ」と遊ぶシーンはないし、タイトルとしてはこちらが正しいといえるのだが、半年後に元に戻っている。矛盾があろうとタイトルとしては定着してしまっていたということだろう。