あっぽしましまグー | お宝映画・番組私的見聞録

あっぽしましまグー

割合メジャーな子供番組を取り上げてきたが、今回は結構謎な番組を一つ。その名を「あっぽしましまグー」という。ネットで検索しても確定的な情報が全くといって出てこない。もちろん、私自身も覚えているのは、主題歌の一部だけという状態である。番組タイトルが「あっぽしましまグー」だったかも自信がなかったが、それは間違っていなかった。69年~71年にかけて、テレビ朝日系(当時はNET)で朝の8時10分から放送されていた15分番組である。2年もやっていたわりに、大衆の記憶に残っていないのは、やはり裏で「ピンポンパン」をやっていたからであろうか。
自分的には着ぐるみショー的イメージがあったのだが、人形劇を中心とした公開幼児向け番組だったようだ。タイトルの「あっぽしましまグー」はそれぞれ、キャラクターの名前である。「しましま」は歌の歌詞からオオカミであることがわかる。「あっぽ」は今回の調査で女の子であることがわかった。そういえば「ブルーハットのあっぽちゃん」というフレーズがあったような気がする。しかし「グー」が何であるかはわからずじまいであった。声を担当していたのは、それぞれ喜多道枝、野沢那智、大泉滉だったようだが、つまり大泉滉が何だったかということなのだが、いずれにしろ得体の知れないキャラである。歌詞を思い出せれば、謎はとけるかもしれないのだが。
で、唯一記憶に残っていた歌を唄っていたのは、中村晃子とボニー・ジャックスであったようだ。中村晃子の歌声と若干違うようなイメージがあるが、「虹色の湖」の頃を思い出すと、そういえばそうかもと思える。
それにしても、これほど謎の番組になっているとは意外であった。少しは完璧に覚えている人がいてもよさそうなものだが。