お宝映画・番組私的見聞録 -192ページ目

ハニーにおまかせ

さて、海外探偵ドラマというのも結構あると思うのだが、その中からセクシーな女探偵が活躍する「ハニーにおまかせ」(65年)をピックアップしてみたい。
正直、自分自身はこのドラマを見た記憶はないし、タイトルを耳にしたことがある程度でほぼ無知に近い。調べてみると中々人気が高く、記憶に留めている人も多いドラマであることはわかった。DVD-BOXも出ているようだし。
私立探偵ハニー・ウエスト(アン・フランシス)は口元のホクロが印象的なブロンド美女で、捜査においては網タイツ姿に変身して、相棒のサム・ボルト(ジョン・エリクソン)と共に事件解決にあたるというもの。主演のアン・フランシスは56年のSF映画「禁断の惑星」でも知られている。
日本では、66年に「それ行けスマート」と1セットの「危機一発シリーズ」という枠で放送されている。声の出演はハニーが富田恵子で、ボルトが堀勝之祐である。富田恵子はあまり聞かない名前だが、草笛光子の実妹で、専ら舞台を中心に活動しており、吹き替えも本作以外にはあまりやっていないようである。黒沢映画「天国と地獄」(63年)の終盤で、犯人役の山崎努が夜の妖しい街をさまようシーンがあるが、そこで山崎に殺される女を演じているのが富田恵子である。
本作が「キューティ-ハニー」や「キャッツアイ」あたりに影響を与えているかどうかは知らないが、与えていると考えるのが自然であろう。

事件記者コルチャック

海外ドラマでホラーというジャンルに含まれる中で、一番印象に残っているのはやはり「事件記者コルチャック」(74年)であろうか。
中年新聞記者のコルチャックが毎回、怪奇事件に巻き込まれ、時には怪物を退治したりするような話である。切り裂きジャック、狼男、ゾンビ、吸血鬼、ミイラなど基本的なものから、殺人ロボット、宇宙生物まで登場する。個人的に一番印象深いのは「首なしライダー」という奴である。原作者がTVシリーズ化は許可していないと訴えたため、全20話という短命で終了している。
主演はダーレン・マクギャビン(声・大塚周夫)、編集長のヴィンセントにサイモン・オークランド(声・木村幌)。日本では76年に日本テレビ系で日曜の22時30分より放送された。
この枠は「バイオニック・ジェミー」や「チャーリーズ・エンジェル」、「パトカーアダム30」などが放送された海外ドラマ枠となっているが、その第1弾がこの「コルチャック」であった。ちなみに、その前は「遠くに行きたい」が放送されていた(朝に移動)。
ダーレン・マクギャビンはその十数年前、「マイク・ハマー」(58~61年)で主役の探偵マイク・ハマーを演じていた役者である。日本では61年に放映され、マクギャビンの声は納谷悟郎が担当していた。マイク・ハマーは80、90年代にもシリーズが制作されており、その名を知っている人も多いだろう。
さて「コルチャック」は、05年に「ナイトストーカー」としてリメイクされているようだ。翌06年にマクギャビンは亡くなっている。ちなみに「マイク・ハマー」の原作者であるミッキー・スピレーンも同じ06年に亡くなっている。マクギャビン83歳、スピレーン88歳であった。

ザ・モンキーズ

60年代の四人組のロックグループといえば、ザ・ビートルズ。まあ、自分が認知した時には解散してけれども。やはり四人組で、オーディションによって選ばれ、それをタイトルとしたテレビ番組によって売り出されたのがザ・モンキーズである。というわけで「ザ・モンキーズ」(66年~68年)だ。
モンキーズについては、主なヒット曲(デイドリーム・ビリーバー、アイム・ア・ビリーバー)とかなら知っているが、メンバーの顔と名前は一致しないといった程度であった。今回、改めて動画などを見て、ビートルズのようにメンバー全員がリード・ボーカルをとれることなどを改めて知った。
メンバーは一人だけ小柄な(騎手を目指したこともあるという)デイビー・ジョーンズ(パーカッション)、子役出身のミッキー・ドレンツ(ドラム)、一番長身のマイク・ネスミス(ギター)、曲によって楽器の変わるピーター・トーク(ベース&キーボード)。ハンサムというよりはコミカルな顔立ちが揃っている。ちなみにデビィッド・ボウイの本名はデビッド・ジョーンズで、モンキーズのデイビー(デビッド)と混乱するので、芸名にしたという。
日本では67年~69年にかけてTBS系で放送され、吹き替えはデイビーがうっかり八兵衛こと高橋元太郎、マイクが高橋元太郎と同じスリー・ファンキーズ出身の長沢純、ミッキーが鈴木やすしとみんな41年生まれで歌手としても活躍していた面々だが、なぜかピーター役は当時20歳の太田博之で、ナレーションは大橋巨泉であった。ミッキー役の鈴木やすしはビートルズ映画でも同じドラムのリンゴの声を担当していた。
「HEAD」(68年)というモンキーズ主演の映画も存在するが、脚本はあのジャック・ニコルソンだったそうな。かなり難解でヒットはしなかったようだ。
番組終了後は人気も下降し始め、68年にピーター、69年にマイクが脱退し、70年に残った二人でモンキーズ名義のアルバムが出たところで、事実上の解散となったようだ。しかし、ドラムとパーカッションだけのバンドって見たことないな(もちろんサポートメンバーはいただろうが)。
86年にこの番組が再放送されたことをきっかけに、何度か再結成されている。

ラット・パトロール

海外戦争ドラマといえば、まず第一に「コンバット!」(62~67年)であろう。自分もこのジャンルで見ていたのはこの番組くらいであるし、他に思い浮かぶのも「ギャラント・メン」(62~63年)と「ラット・パトロール」(66~68年)くらいしかない。「ギャラント・メン」は見た記憶がないので、多少は見たことのある「ラット・パトロール」を取り上げることにしよう。
舞台はアフリカ戦線の砂獏で、簡単に言えば2台のジープに乗った4人のアメリカ軍が、毎回ドイツ軍をやっつけるというもの。戦車やらハーフトラックやらが、たかがジープに毎回やられるのはいかがなものかと思うのだが、それもあってか日本ではさほど人気は出なかったようである。とは言っても、DVDも出ているようだし、認知度は高い番組であろう。
出演はリーダーのトロイ軍曹にクリストファー・ジョージ(声・金内吉男→小林昭二)、イギリス兵であるモフィット軍曹にゲイリー・レイモンド(声・田口計→広川太一郎)、いつもガムを噛んでいるヒッチコック二等兵にローレンス・ケイシー(声・仲村秀生→野沢那智)、楊枝を銜えているペティグルー二等兵にジャスティン・ター(声・愛川欽也→堀勝之祐)、彼らにいつもやられるが左遷されないドイツ軍のデートリッヒ大尉にハンス・グゼガスト(声・家弓家正→納谷悟郎)。ちなみに、グゼガストは途中で名前をエリック・ブレーデンと改名している。主演のクリストファー・ジョージは「不死身の男」(70年)という番組でも主役を演じている。
日本では第一シーズンを日本テレビ系で、第二シーズンをNET(テレビ朝日)系で放送しているが、こちらは「砂漠鬼部隊」という怖そうなタイトルで放映された。声優が全員入れ替わっているのは、そのためである。一シーズンより多少若めの声になった感じだが、マグマ大使→おやっさんのトロイ軍曹だけは老けた感じがする。
ほぼ全編が砂漠ロケだが、その場所が資料によってはメキシコ北西部と書かれてたり、スペイン(バルジ大作戦のセットを流用した)と書かれてたりする。とれが正解かはわからないが、いずれにしろ不安定な状態でジープに乗って機関銃をぶっ放していた出演者たちは怪我が絶えなかったという。健康にも影響が出て最終的にはロスのスタジオ撮影になったらしい。

チンパン探偵ムッシュバラバラ

そういえば、ここでほとんど扱っていなかった分野に動物ドラマというのがあった。まあ国産もあるが自分が子供の頃に見ていたものとしては、「名犬ラッシー」とか「わんぱくフリッパー」とか大抵は海外ドラマだった気がする。
その中でふと思い出したのが「チンパン探偵ムッシュバラバラ」(71年)である。普通は人間とその動物の交流が描かれるものだが、このドラマの出演者はチンパンジーのみである。チンパンジーがそれぞれ衣装を着て、車を運転したりするのだ。主人公は私立探偵のムッシュバラバラで、トレンチコートをまとったりしている。相棒のパンジーとともに事件に挑んでいくといった感じ。
この辺のキャラ名は日本版で勝手につけたものであろう。ネット上に転がっていた動画を見るとそれぞれに「MATA HAIRI」「DARWIN」「BARON」「DORAGON WOMAN」といたような名前がついていたようである。
チンパンジーの声は鈴木やすし、増山江威子、人見明、コロムビア・トップ、大泉滉などで、ナレーションを三笑亭夢楽が担当していた。鈴木やすしが出ていたのは何となく覚えている。しかし、1クールほどの放映だったわりには、その日本版主題歌は何故かよく覚えている。今回何十年かぶりに聞いた気がするが、歌詞もだいたい覚えていた。歌っているのは"グリーン・ブライト”なるグループ。詳細は不明だが「ミュンヘンへの道」という歌も出ているようだ。アニメの主題歌かと思ったが、そっちはハニー・ナイツが歌っていた。
この歌を収録しているCDもあるようなので、頑張れば見つかるのではないだろうか。その同じCDに「カンガルー・スキッピー」(68年)の歌も収録されている。タイトルどおりカンガルーが登場するドラマで、オーストラリアの番組である。ちなみに歌っているのは「海は恋している」のザ・リガニーズであった。
ところで「チンパン探偵」だが、動物愛護協会からの抗議で打ち切られたという。放映期間も短かったし、再放送もほとんどされてなかったと思うが、意外に覚えている人は多いようである。

キャプテン・ナイス

突然だが、「キャプテン」のつく漫画(アニメ)といえば、キャプテン翼(高橋陽一)、キャプテンハーロック(松本零士)、そしてズバリ「キャプテン」(ちばあきお)、歌といえば「好きよキャプテン」(ザ・リリーズ)、ヒーローといえば、我が世代では「キャプテンウルトラ」(67年)、そしてアンダーソンの「キャプテン・スカーレット」(67年)といったところであろう。
アメリカには、キャプテンの付くヒーローがいっぱいいる。「キャプテン・アメリカ」「キャプテン・パワー」「キャプテン・プラネット」「キャプテン・マーベル」、そして今回取り上げる「キャプテン・ナイス」(67年)である。
10数年前だったか、懐かしのドラマ主題歌の入ったCDを買ったのだが、その中に「キャプテン・ナイス」(唄・ハニーナイツ)という歌があったのである。見たことも聞いたこともない名前であった。今回ふと思い出して調べてみると、一言でいえばコメディドラマ、一目見てそれとわかるお笑いヒーローだったのである。おかしなメガネ(ゴーグル)をかけ、胸にはわかりやすく「CAPTAIN NICE」の文字、いかにも吊り上げられているような格好で飛ぶのである。
その正体は警察鑑識科のカーターで、自ら発明した飲むと怪力の出る薬で変身するのだ。普段は黒縁メガネで、事件が起こると人気のないところで着替える(変身する)という、スーパーマンと同じパターンである。
むこうのコメディドラマらしく、ギャグをやったりすると、どこからともなく笑い声がSEで入るのである。「奥様は魔女」とか、日本でいえば「ドリフ大爆笑」みたいな感じである。
日本では68年に放送されている。主演のカーターにウィリアム・ダニエルズ(声・庄司肇)、キャンディ巡査部長にアン・ブレンディス(声・向井真理子)。作家に庄司肇という人がいるが、恐らく別人であろう(確認できないが)。テレビでは「でっかい青春」などにゲスト出演、映画は「昭和元禄 TOKYO196X年」(68年)なる作品に出ていたということぐらいしかわからない。
とまあ、某動画サイトで数分の映像を見ただけで書いてみた。全く見かけた記憶もないし、ほとんど再放送もされていないのではないだろうか。

アーウィン・アレンの映画

海外映画については扱うつもりはないのだが、話のついでにアーウィン・アレンの作品については触れておこうと思う。
アレンは、前項の「巨人の惑星」の後は、映画製作に進出し「ポセイドン・アドベンチャー」(72年)や「タワーリング・インフェルノ」(74年)などの名作を生み出した。どちらも個人的には、かなり好きな作品だが、正直いってこれらが、「宇宙家族ロビンソン」や「シービュー号」らと同じ人が制作したという事実は全く知らなかった。海外ドラマについては誰が作ったかなんて全く気にしていなかったし。で、これほどのヒットを出した人物がその後どうなったかについても知らなかったのである。
アレンは自ら監督となり、殺人蜂の大群が襲来する「スウォーム」(78年)や前作のラストから繋がる文字通りの続編「ポセイドン・アドベンチャー2」を撮っているが、どちらも不評だったようである。
そこで制作に戻って作られた作品が「世界崩壊の序曲」(80年)であった。他の映画もそうなのだが、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、ジャクリーン・ビセット、アーネスト・ボーグナインなどオールスターキャストを揃え、2000万ドルをかけて制作されたが、結論からいえば、興行収入170万ドルという大失敗に終わっている。ちなみに「タワーリング・インフェルノ」は制作費1400万ドルに対して興行収入1億6000万ドルである。
実際に見てはいないが(存在も知らなかったし)、数字は中身を表すとでもいうのだろうか、とにかく不評の嵐である。ストーリーは先読みできるし、特撮部分は非常に陳腐で迫力がないという。だいたい島の火山が噴火するだけで、世界の崩壊とはオーバーなということである。ポール・ニューマンも出演したことを後悔したとか。
この失敗でアレンは映画製作から撤退を余儀なくされている。アレン崩壊の終曲である。その後はどうしたのかは不明だが91年に75歳で亡くなっている。
ところで原題は「The Day World Ended」で、「序曲」の文字はない。邦題をつけた人のせめてもの良心だったのだろうか。

巨人の惑星

アーウィン・アレン制作の作品で最もマイナーと思われるのが「巨人の惑星」(68~70年)である。アメリカでは前項の「シービュー号」の後番組として制作されている。まあタイトルから想像できると思うが、宇宙船に乗った7人がトラブルでたどり着いた場所は、巨人たちの住む惑星であった、というやつである。逆から見れば地球人が小人ということになるのだが、まあガリバー旅行記の宇宙版か、と大抵の人は思うだろう。
出演は成人男子4人に、美女2人、少年1人、他犬1匹というメンバー構成である。バートン機長にゲリー・コンウェイ(声・広川太一郎)、ダン副操縦士にドン・マーシャル(声・朝倉宏二)、スチュワーデスのベティにヒーザー・ヤング(声・杉山佳寿子)、そして乗客のマーク(声・家弓家正)、ヴァレリー(声・武藤礼子)、バリー少年(声・深井正延)、そしてトラブルメーカーのフィッツ中佐(声・滝口順平)。中の人である広川太一郎、武藤礼子は近年亡くなっている。主演のゲイリー・コンウェイは人気ドラマ「バークにまかせろ」にも刑事役で出演していた。
巨人は地球人の12倍という設定だそうで、当時としては優れた合成撮影がなされていた。しかし、実際に巨大なセット(家具とか電話とか)を作ったりしたそうで、非常に予算がかかったという。現在ならCGとかで処理できるだろうけれども。
第2シーズンも制作されたが、視聴率は維持できず終了。同じアレンの「タイムトンネル」同様、主人公たちが元の世界に戻れることなく終わってしまっている。アレン制作のテレビシリーズも本作が最後となっている。
日本では、第1シーズンのみ69年に放送されたが、その時の裏番組が「巨人の星」だったというのは、一部では有名な話だ。ちなみに第2シーズンは日本では未放映のようである。

原子力潜水艦シービュー号

60年代の海外ドラマといえば、ここで挙げてきたアンダーソン作品以外に、アーウィン・アレンの作品に触れていた人は多いと思う。テレビシリーズでは「宇宙家族ロビンソン」や「タイムトンネル」、映画では「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」などを制作した人である。
今回はそのアレンの作品から「原子力潜水艦シービュー号」(64年~68年)をピックアップすることにする。
番組自体は知らなくても、シービュー号を知っている人は結構いるのではないだろうか。自分も見たことはあるような気はするのだが、内容は全く覚えていないので、実は見ていないのかもしれない。おそらくプラモデルが家にあったので見ていたような気になっている可能性がある。現在でもシービュー号のフィギィアやプラモデルはあったりするし。
それと同時期にアンダーソンの「海底大戦争スティングレイ」があったので、若干混同しているかもしれない。それにしても、この時代はアニメでは「海底少年マリン」、マンガでも小沢さとるの「サブマリン707」「青の6号」と海洋冒険物が大流行であった。まあ、これらを見ていたからといって、海に潜ってみたいとは一度も思わなかったけれども。
主演はネルソン提督にリチャード・ベースハート(声・黒沢良)、クレーン艦長にデビット・ヘディスン(声・田口計→納谷悟郎)、モートン副長にロバート・ドーデル(声・愛川欽也→二瓶秀雄)などだが、乗組員は全員男である。リアルに船や潜水艦の乗組員が全員男というのは珍しくないと思うが、ドラマとしては色気ないことこの上ない。そして、全編をとおして黒人は登場しないらしい。まだ差別意識が残っていた時代だったからだという。
日本では64年にモノクロの第1シーズンがNET(現・テレビ朝日)で、67年~69年にカラーとなったそれ以降が東京12チャンネル(現・テレビ東京)で「原潜シービュー号 海底科学作戦」のタイトルで放送されている。
ちなみに原題は「Voyage to the Bottom of the Sea」といい、シービュー号の文字はない。しかし、シービュー号って言いにくいな。

スペース1999

人形劇とはいえ、海外の作品に触れたので、その流れで初めて海外ドラマにも触れてみたいと思う。
ジェリー・アンダーソンは「ロンドン指令X」の後はマリオネーションではなく、「謎の円盤UFO」「プロテクター電光石火」と普通に役者による特撮ドラマ、アクションドラマを制作した。その次に制作されたのが「スペース1999」(75年)である。タイトル通り1999年の宇宙が舞台となるのだが、現実世界ではもう10年も前ということになる。
個人的には、あまり真面目に見たことがない。かなり昔に深夜にやっていたのを見かけたのが初めてだった気がするが、なんか退屈だった印象がある。最近CSでも放送されたが、メカとか特撮とかはよく出来ていると感じた。
主演のマーチン・ランドー(声・瑳川哲朗)とバーバラ・ベイン(声・比島愛子)は実際の夫婦である(その後離婚)。あの「スパイ大作戦」(66年~73年)にも二人で第3シーズンまで出演していた。二人が降板後、「スパイ大作戦」のレギュラーとなったのがレナード・ニモイで、「スタートレック」のスポックといえば、わかる人も多いだろう。ちなみにマーチン・ランドーには、そのスポック役のオファーがあったそうだが、断ったという。そして、教授役のバリー・モース(声・千葉耕市)は「逃亡者」(63年)で主人公キンブルを執拗に追い回すジェラード警部を演じていた役者である。
この第1シーズン終了後、ジェリー・アンダーソンとシルビィア・アンダーソンが離婚することになり、シルビィアは番組制作から手を引き、バリー・モースなど一部の出演者が降板した。第2シーズンからは「プロテクター電光石火」に出演していたトニー・アンホルト、日本人女優の長積靖子などがレギュラー入りしている。長積靖子について詳細は不明だが、東京オリンピックのコンパニオンから女優に転身した人だそうである。
日本では第1シリーズは77年に放送され、荒木一郎がテーマ曲を作曲、上条恒彦がEDを歌ったりしている。第2シーズンは81年にやっと放送されている。
第2シーズンの評価は1シーズンほどではなく、シルビィアの存在は大きかったようである。この作品以降アンダーソン作品は低迷することになった。