特別機動捜査隊 その6
すっかり更新を忘れていた。というわけで、相変わらず「特別機動捜査隊」である。
長いこと立石主任が実質2班を率いるような形が続いていたが、364話にて藤島主任が1年数ヶ月ぶりに特捜隊に復帰する。クレジットは係長のままだし、劇中では特に何も触れられていないので、その立場は謎のままである。とにかく何事もなかったように元の2班体制の戻ったのである。
立石班は元の六人(立石、橘、荒牧、桃井、岩井田、松山)に戻ったのだが、残りは全員藤島班ということになっている。この時点では、藤島、関根、佐久間、香取、笠原、森田、内藤、山崎がおり、藤島と関根は固定で、残る六人の中から四人が出演するという形が採られたが、すぐに佐久間(生井健夫)は番組から姿を消した(366話)。とはいっても、この人は三船高倉時代の561話に顔を出していたりする。もし、その間一度も出演していないとすれば、内藤(巽秀太郎)を上回る約四年ぶりの登場ということになる。数年、姿を消していても同じ役で復帰できるというかなり度量の広い番組といえよう。
そんな中、不動であった立石班に変化が。松山の降板である。松原光二が「プロフェッショナル」というアクションドラマに出演することになったため、400話を目前に姿を消す。新刑事として石山刑事(石山克巳)が登場するが、二度だけで、結局森田(北原隆)がほぼ立石班のメンバーという形になった。
「プロフェッショナル」というドラマだが、途中でテコ入れが入ったようで、松原も4ヶ月で降板ということになったようだ。彼も特捜隊に復帰するはずなのだが、450話にて放送が中断しているので、いつからかは不明である。
藤島班が出番も増えたこともあり、立石班の不動メンバーが藤島班回に登場したり、その逆も増えた。412話に住吉刑事(住吉正博)が登場するが、1回限りの登場だったようで、419話の神谷刑事(石山雄大)も1回のみだったようだ。住吉正博も石山雄大も、その後色々な番組で見かけたので役者としては成功した部類だろう。
そんな中、第3の主任である三船主任(青木義朗)がついに登場するのである。
長いこと立石主任が実質2班を率いるような形が続いていたが、364話にて藤島主任が1年数ヶ月ぶりに特捜隊に復帰する。クレジットは係長のままだし、劇中では特に何も触れられていないので、その立場は謎のままである。とにかく何事もなかったように元の2班体制の戻ったのである。
立石班は元の六人(立石、橘、荒牧、桃井、岩井田、松山)に戻ったのだが、残りは全員藤島班ということになっている。この時点では、藤島、関根、佐久間、香取、笠原、森田、内藤、山崎がおり、藤島と関根は固定で、残る六人の中から四人が出演するという形が採られたが、すぐに佐久間(生井健夫)は番組から姿を消した(366話)。とはいっても、この人は三船高倉時代の561話に顔を出していたりする。もし、その間一度も出演していないとすれば、内藤(巽秀太郎)を上回る約四年ぶりの登場ということになる。数年、姿を消していても同じ役で復帰できるというかなり度量の広い番組といえよう。
そんな中、不動であった立石班に変化が。松山の降板である。松原光二が「プロフェッショナル」というアクションドラマに出演することになったため、400話を目前に姿を消す。新刑事として石山刑事(石山克巳)が登場するが、二度だけで、結局森田(北原隆)がほぼ立石班のメンバーという形になった。
「プロフェッショナル」というドラマだが、途中でテコ入れが入ったようで、松原も4ヶ月で降板ということになったようだ。彼も特捜隊に復帰するはずなのだが、450話にて放送が中断しているので、いつからかは不明である。
藤島班が出番も増えたこともあり、立石班の不動メンバーが藤島班回に登場したり、その逆も増えた。412話に住吉刑事(住吉正博)が登場するが、1回限りの登場だったようで、419話の神谷刑事(石山雄大)も1回のみだったようだ。住吉正博も石山雄大も、その後色々な番組で見かけたので役者としては成功した部類だろう。
そんな中、第3の主任である三船主任(青木義朗)がついに登場するのである。
特別機動捜査隊 その5
藤島主任こと中山昭二といえば、大抵の人が思い出すのは「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長であろう。67年にはその撮影がスタートしたため、中山は今までの通りの出演が不可能となってしまった。
そこで、藤島主任は303話にて捜査三課係長へと移動という措値がとられた(クレジットでは何故か捜二係長、後に捜一係長だったりする)。ずっと出演しないわけではなく、たまに顔見せ程度に登場したりはするが、とにかくしばらくの間、特捜隊藤島班は存在しなくなったのである。
これより、少し前から笠原刑事役の伊達正三郎も「ジャイアントロボ」出演(東支部長役)のためか、姿を見せなくなっていた。そして、藤島の片腕だった南川部長刑事(菅沼正)も305話にちょこっと顔をだしたのを最後に降板している。菅沼自身も70年代以降はその出演記録がない。
残る大村(森山周一郎)、森田(北原隆)、復帰したての内藤(巽秀太郎)はどうしたかといえば、立石班として出演していた。315話などは、立石、大村、森田、内藤、岩井田、田宮(宮川洋一)という部長刑事不在で、大村が№2扱いとなっていた。ここで、新顔として登場したのが資料にも載っていなかった田宮刑事。演じるのは「ウルトラセブン」でマナベ参謀を演じていた宮川洋一である。2回だけの登場だったが見かけどおり森山周一郎より5歳年長だが役柄上は格下扱いであった。中山昭二の代わりというわけではないだろうが、とにかくこの両番組、北原隆が「セブン」に出演したり(シャプレー星人)、ソガ隊員こと阿知波信介が「特捜隊」に出演したりと、東映と東宝系の違いがありながら出演者が行き来していた。
そんな中、大村刑事も327話を最後に姿を消し(森山周一郎は以降違う役で出演)、335話にて新刑事三人の登場の運びとなったのである。
新刑事といえば若い刑事と思いきや、関根部長刑事(伊沢一郎)、佐久間刑事(生井健夫)、香取刑事(綾川香)というベテランぞろい。伊沢一郎は当時既に55歳、「キャプテンウルトラ」のムナトモ博士役などがある。最年長だが、番組ラストまでコンスタントに出演し続けることになる。生井は当時37歳、「秘密諜報207」という番組では主演であった。綾川香は当時34歳、この字面が女性のような芸名は彼が香川県綾歌郡の出身だからである(現在は綾川志剛を名乗る)。
この三人に桃井、内藤を加えたのが立石二班とすれば、一班は橘、荒牧、森田、岩井田、松山という桃井が森田に代わっているが、まあいつものメンバーである。この二班がほぼ交互に登場する立石二班体制がスタートしたのだが、これはさほど長くは続かない。番組を離れていた笠原刑事、山崎刑事(高島英志郎)の「アタック拳」コンビが350話、352話でそれぞれ復帰したからである。
そこで、藤島主任は303話にて捜査三課係長へと移動という措値がとられた(クレジットでは何故か捜二係長、後に捜一係長だったりする)。ずっと出演しないわけではなく、たまに顔見せ程度に登場したりはするが、とにかくしばらくの間、特捜隊藤島班は存在しなくなったのである。
これより、少し前から笠原刑事役の伊達正三郎も「ジャイアントロボ」出演(東支部長役)のためか、姿を見せなくなっていた。そして、藤島の片腕だった南川部長刑事(菅沼正)も305話にちょこっと顔をだしたのを最後に降板している。菅沼自身も70年代以降はその出演記録がない。
残る大村(森山周一郎)、森田(北原隆)、復帰したての内藤(巽秀太郎)はどうしたかといえば、立石班として出演していた。315話などは、立石、大村、森田、内藤、岩井田、田宮(宮川洋一)という部長刑事不在で、大村が№2扱いとなっていた。ここで、新顔として登場したのが資料にも載っていなかった田宮刑事。演じるのは「ウルトラセブン」でマナベ参謀を演じていた宮川洋一である。2回だけの登場だったが見かけどおり森山周一郎より5歳年長だが役柄上は格下扱いであった。中山昭二の代わりというわけではないだろうが、とにかくこの両番組、北原隆が「セブン」に出演したり(シャプレー星人)、ソガ隊員こと阿知波信介が「特捜隊」に出演したりと、東映と東宝系の違いがありながら出演者が行き来していた。
そんな中、大村刑事も327話を最後に姿を消し(森山周一郎は以降違う役で出演)、335話にて新刑事三人の登場の運びとなったのである。
新刑事といえば若い刑事と思いきや、関根部長刑事(伊沢一郎)、佐久間刑事(生井健夫)、香取刑事(綾川香)というベテランぞろい。伊沢一郎は当時既に55歳、「キャプテンウルトラ」のムナトモ博士役などがある。最年長だが、番組ラストまでコンスタントに出演し続けることになる。生井は当時37歳、「秘密諜報207」という番組では主演であった。綾川香は当時34歳、この字面が女性のような芸名は彼が香川県綾歌郡の出身だからである(現在は綾川志剛を名乗る)。
この三人に桃井、内藤を加えたのが立石二班とすれば、一班は橘、荒牧、森田、岩井田、松山という桃井が森田に代わっているが、まあいつものメンバーである。この二班がほぼ交互に登場する立石二班体制がスタートしたのだが、これはさほど長くは続かない。番組を離れていた笠原刑事、山崎刑事(高島英志郎)の「アタック拳」コンビが350話、352話でそれぞれ復帰したからである。
特別機動捜査隊 その4
まあ、立石班だろうと藤島班だろうと内容が変わるわけではないのだが、どうしても若干キャラの強いメンバーが揃った藤島班回を楽しみにしてしまう自分がいた。
一方、地味な立石班に変化が訪れるのは239話(推定)。第6の男・松山刑事(松原光二)の登場である。推定と書いたのは放送が飛ばされたからで、「特別機動捜査隊物語の検証」を見ると239話に松原の名があるので、ここで登場した可能性が強い。
松原は松原緑郎の名で新東宝末期の59年にデビューし、主役映画も数本撮られたが新東宝が倒産し、スターになりそこねたという感じだろうか。ドラマ「恐怖のミイラ」で主役を演じたりしていたが、その後松竹入りし、松原浩二に芸名を変えており、光二となったのは本作からではないだろうか。
とにかくこれで、基本は五人体制から六人体制になった。255~259話あたりでは、立石班の回に南川、笠原、森田といった藤島班の刑事たちが応援で姿を見せるようになっている。そんな中、262、263話では面白い試みが行われている。
262話…藤島、橘、桃井、岩井田、森田、山崎(高島英志郎)
263話…立石、南川、荒牧、笠原、森田、松山
というように両班のメンバーがシャッフルされたのである。すぐに元に戻ったので、本気でチェンジする気はなかったと思われる。新登場は山崎刑事・高島英志郎。正確にはこの回から登場かどうかは不明なのだけれども。高島は第5期東映ニューフェース。つまり岩井田役の滝川潤、村上役の小嶋一郎と同期である。デビュー時は高島新太郎の名で、「雪麿一本刀」「風雲黒潮丸」などで主役を演じるなど、同期では梅宮辰夫の次くらいに順調であった。高島は出演中に英志郎から弘行、ふたたび新太郎と名前を変えていく。
この時期の藤島班は藤島、南川、大村、笠原、森田、山崎というのが基本の顔ぶれだったが、293話にて唐突に番組当初のレギュラーであった内藤刑事(巽秀太郎)が藤島班の一員として復帰する。実に3年半ぶりの登場だが、多少太ったせいかかつての若手二枚目感は薄れていた。復帰回は特にその辺に触れられてはいないが、内藤は現場にです係長と署内に待機していた。これに伴い山崎刑事が姿を消すが、1年以上先の352話にて再登場というように、完全に降板したと思いきや再登場する刑事が結構いるので油断がならないのである。
一方、地味な立石班に変化が訪れるのは239話(推定)。第6の男・松山刑事(松原光二)の登場である。推定と書いたのは放送が飛ばされたからで、「特別機動捜査隊物語の検証」を見ると239話に松原の名があるので、ここで登場した可能性が強い。
松原は松原緑郎の名で新東宝末期の59年にデビューし、主役映画も数本撮られたが新東宝が倒産し、スターになりそこねたという感じだろうか。ドラマ「恐怖のミイラ」で主役を演じたりしていたが、その後松竹入りし、松原浩二に芸名を変えており、光二となったのは本作からではないだろうか。
とにかくこれで、基本は五人体制から六人体制になった。255~259話あたりでは、立石班の回に南川、笠原、森田といった藤島班の刑事たちが応援で姿を見せるようになっている。そんな中、262、263話では面白い試みが行われている。
262話…藤島、橘、桃井、岩井田、森田、山崎(高島英志郎)
263話…立石、南川、荒牧、笠原、森田、松山
というように両班のメンバーがシャッフルされたのである。すぐに元に戻ったので、本気でチェンジする気はなかったと思われる。新登場は山崎刑事・高島英志郎。正確にはこの回から登場かどうかは不明なのだけれども。高島は第5期東映ニューフェース。つまり岩井田役の滝川潤、村上役の小嶋一郎と同期である。デビュー時は高島新太郎の名で、「雪麿一本刀」「風雲黒潮丸」などで主役を演じるなど、同期では梅宮辰夫の次くらいに順調であった。高島は出演中に英志郎から弘行、ふたたび新太郎と名前を変えていく。
この時期の藤島班は藤島、南川、大村、笠原、森田、山崎というのが基本の顔ぶれだったが、293話にて唐突に番組当初のレギュラーであった内藤刑事(巽秀太郎)が藤島班の一員として復帰する。実に3年半ぶりの登場だが、多少太ったせいかかつての若手二枚目感は薄れていた。復帰回は特にその辺に触れられてはいないが、内藤は現場にです係長と署内に待機していた。これに伴い山崎刑事が姿を消すが、1年以上先の352話にて再登場というように、完全に降板したと思いきや再登場する刑事が結構いるので油断がならないのである。
特別機動捜査隊 その3
さて、藤島班のメンバーについてだが、藤島主任(中山昭二)は当然だが、南川部長刑事(菅沼正)の二人は毎回出演していたが、残る三人は誰が出るかお楽しみ状態であった。
初登場の141話の次に登場した144話は同じメンバーであった。つまり、小杉(三島耕)、笠原(伊達正三郎)、久保田(木川哲也)である。
以下、154、155話…大村(森山周一郎)、笠原、村上(小嶋一郎)。
初の立石班との合同捜査が行われた前後編エピソード。初登場は森山周一郎演じる大村刑事。顔は知らなくともその声ならわかるというお馴染みの渋い声の持ち主だ。
157話…佐伯(三島耕)、大村、森田(北原隆)。
三島耕の役名が小杉から佐伯になっている。前回の登場から4ヶ月程度しかたっていないのに意味不明の変更である。そして北原隆演じる森田刑事が初登場。藤島班の中心メンバーとなっていくが、立石班、高倉班でも活躍し、約10年出演することになる。
169、171話…大村、村上、久保田(亀石征一郎)
久保田刑事が木川哲也から亀石征一郎になっている。東映ニューフェース6期生で、63年の映画版では同期の千葉真一とともに刑事役(桃井刑事)を演じていた。ご存知とは思うが、亀石は74年より矢崎主任として登場する。
181話…大村、森田、小杉(柴田秀勝)。
柴田秀勝がかつて三島耕の役名だった小杉刑事の名で登場。柴田といえば声優のイメージが強いと思うが、青二プロの設立に参加したのはこの四年後である69年のことである。「タイガーマスク」のミスターXが声優デビュー作だったようである。小杉刑事としては二度だけの出演だったと思われるが、後に柴田記者として準レギュラー入りする。この回は森山周一郎との渋い声コンビの共演が見れる。
190話…森田、小杉、佐野(木川哲也)。
木川哲也が佐野刑事として再登場。久保田の名を亀石征一郎に与えてしまったからだろう。
206、207話…大村、笠原、森田。
二度目の立石班との合同捜査回。初期藤島班の中心メンバーが揃った回である。笠原刑事はなにげに1年ぶりの登場。ゲストは千葉真一であった。
この辺りで東映チャンネルにおける放送が一時中断。再開は238話からで、資料によれば飛ばされた話数に藤島班回は最低4話はあったようである。この間に新しい刑事が出た可能性もある。それらしいものとしては、高津住男演じる松井刑事の名があるが、出たとすればこの辺りだったのではないか。実はゲストキャラだったという可能性も否定はできないけれども。
初登場の141話の次に登場した144話は同じメンバーであった。つまり、小杉(三島耕)、笠原(伊達正三郎)、久保田(木川哲也)である。
以下、154、155話…大村(森山周一郎)、笠原、村上(小嶋一郎)。
初の立石班との合同捜査が行われた前後編エピソード。初登場は森山周一郎演じる大村刑事。顔は知らなくともその声ならわかるというお馴染みの渋い声の持ち主だ。
157話…佐伯(三島耕)、大村、森田(北原隆)。
三島耕の役名が小杉から佐伯になっている。前回の登場から4ヶ月程度しかたっていないのに意味不明の変更である。そして北原隆演じる森田刑事が初登場。藤島班の中心メンバーとなっていくが、立石班、高倉班でも活躍し、約10年出演することになる。
169、171話…大村、村上、久保田(亀石征一郎)
久保田刑事が木川哲也から亀石征一郎になっている。東映ニューフェース6期生で、63年の映画版では同期の千葉真一とともに刑事役(桃井刑事)を演じていた。ご存知とは思うが、亀石は74年より矢崎主任として登場する。
181話…大村、森田、小杉(柴田秀勝)。
柴田秀勝がかつて三島耕の役名だった小杉刑事の名で登場。柴田といえば声優のイメージが強いと思うが、青二プロの設立に参加したのはこの四年後である69年のことである。「タイガーマスク」のミスターXが声優デビュー作だったようである。小杉刑事としては二度だけの出演だったと思われるが、後に柴田記者として準レギュラー入りする。この回は森山周一郎との渋い声コンビの共演が見れる。
190話…森田、小杉、佐野(木川哲也)。
木川哲也が佐野刑事として再登場。久保田の名を亀石征一郎に与えてしまったからだろう。
206、207話…大村、笠原、森田。
二度目の立石班との合同捜査回。初期藤島班の中心メンバーが揃った回である。笠原刑事はなにげに1年ぶりの登場。ゲストは千葉真一であった。
この辺りで東映チャンネルにおける放送が一時中断。再開は238話からで、資料によれば飛ばされた話数に藤島班回は最低4話はあったようである。この間に新しい刑事が出た可能性もある。それらしいものとしては、高津住男演じる松井刑事の名があるが、出たとすればこの辺りだったのではないか。実はゲストキャラだったという可能性も否定はできないけれども。
特別機動捜査隊 その2
前回の続きである。「特別機動捜査隊」105話以降の立石班は基本、波島進(立石主任)、南川直(橘部長刑事)、岩上瑛(荒牧刑事)、轟謙二(桃井刑事)、滝川潤(岩井田刑事)という布陣になる。波島以外は東映の脇役俳優なので、とても地味なメンツである。
112話にて、大きな変化が。中山昭二演じる藤島主任の登場である。解説によれば、元々は立石主任の代役として登場とあるので、恐らく主任以外はいつものメンバーだったのではないかと予想する。藤島班の登場は141話まで待つこととなる。ちなみに資料に藤島班のメンバーとして名が挙がっている永井玄哉(安藤警部補)だが、「七人の刑事を探して」と同じ羊崎文移による「特別機動捜査隊・物語の検証」によると117話のゲストとして登場したキャラのようであり、特捜隊メンバーではなかったと思われる。主任と同じ警部補に設定されているのも変だと思うし。
立石班は前述の五人が不動のメンバーなのだが、122話にて小嶋一郎演じる村上刑事が登場する。滝川潤が病気かなんかで出演できなかった代役として登場するのだが、小嶋は滝川と同じ東映ニューフェースの5期生である。「ナショナルキッド」で主演に抜擢さればがら、途中で本作では内藤刑事を演じる巽秀太郎に主役交代させられている(監督が小嶋を気に入らなかったかららしい)。村上刑事はその後、桃井刑事の代役だったり、時には応援だったり藤島班のメンバーだったりと、約1年間で判明しているだけで11回出演している。番組から姿を消したあたりで、小嶋は役者を引退してしまったようである。
そして、141話「おんな」にて藤島班が登場する。創設メンバーは中山昭二(藤島主任)、菅沼正(南川部長刑事)、三島耕(小杉刑事)、伊達正三郎(笠原刑事)、木川哲也(久保田刑事)の五人である。
菅沼正については、詳細が不明なのだが、中山の映画デビュー作である「アナタハン」(53年)で既に共演を果たしている。役名が南川というのがややこしい。東映の映画にも多く出演していたが、70年代に突入する前には姿を消してしまったようである。三島耕は波島、南川と同じ太泉映画のニューフェース出身、つまり同期ということになるが、波島より4歳若い。53年松竹、54年日活、58年東宝と短期間の間に映画会社を渡り歩いた。伊達正三郎は第五期新東宝ニューフェース出身。正三郎は丹波哲郎の本名を貰ったもの。笠原刑事は最も長い期間登場した刑事ということになっているが、登場していない期間も結構あるのだ。1年以上姿を見せないとうことも何度かあった。木川哲也は東映ニューフェースの4期生で、山城新伍や水木襄なんかが同期になる。脇役専門で若干印象に残りづらい気がする。70年代半ばあたりで姿を消している。役名の久保田は「七人の刑事」の天田俊明と同じである。
初期の藤島班はたまにしか登場しないこともあり、ころころとメンバーが変わっていた。それは次回に。
112話にて、大きな変化が。中山昭二演じる藤島主任の登場である。解説によれば、元々は立石主任の代役として登場とあるので、恐らく主任以外はいつものメンバーだったのではないかと予想する。藤島班の登場は141話まで待つこととなる。ちなみに資料に藤島班のメンバーとして名が挙がっている永井玄哉(安藤警部補)だが、「七人の刑事を探して」と同じ羊崎文移による「特別機動捜査隊・物語の検証」によると117話のゲストとして登場したキャラのようであり、特捜隊メンバーではなかったと思われる。主任と同じ警部補に設定されているのも変だと思うし。
立石班は前述の五人が不動のメンバーなのだが、122話にて小嶋一郎演じる村上刑事が登場する。滝川潤が病気かなんかで出演できなかった代役として登場するのだが、小嶋は滝川と同じ東映ニューフェースの5期生である。「ナショナルキッド」で主演に抜擢さればがら、途中で本作では内藤刑事を演じる巽秀太郎に主役交代させられている(監督が小嶋を気に入らなかったかららしい)。村上刑事はその後、桃井刑事の代役だったり、時には応援だったり藤島班のメンバーだったりと、約1年間で判明しているだけで11回出演している。番組から姿を消したあたりで、小嶋は役者を引退してしまったようである。
そして、141話「おんな」にて藤島班が登場する。創設メンバーは中山昭二(藤島主任)、菅沼正(南川部長刑事)、三島耕(小杉刑事)、伊達正三郎(笠原刑事)、木川哲也(久保田刑事)の五人である。
菅沼正については、詳細が不明なのだが、中山の映画デビュー作である「アナタハン」(53年)で既に共演を果たしている。役名が南川というのがややこしい。東映の映画にも多く出演していたが、70年代に突入する前には姿を消してしまったようである。三島耕は波島、南川と同じ太泉映画のニューフェース出身、つまり同期ということになるが、波島より4歳若い。53年松竹、54年日活、58年東宝と短期間の間に映画会社を渡り歩いた。伊達正三郎は第五期新東宝ニューフェース出身。正三郎は丹波哲郎の本名を貰ったもの。笠原刑事は最も長い期間登場した刑事ということになっているが、登場していない期間も結構あるのだ。1年以上姿を見せないとうことも何度かあった。木川哲也は東映ニューフェースの4期生で、山城新伍や水木襄なんかが同期になる。脇役専門で若干印象に残りづらい気がする。70年代半ばあたりで姿を消している。役名の久保田は「七人の刑事」の天田俊明と同じである。
初期の藤島班はたまにしか登場しないこともあり、ころころとメンバーが変わっていた。それは次回に。
特別機動捜査隊 その1
「七人の刑事」とくれば同日にスタートした「特別機動捜査隊」(61~77年)である。まあ、本ブログでも度々話題に出しているし、六年ほど前に大ざっぱに紹介もしているのだが、東映チャンネルでの放送を見て、新たに判明したことも多いので、改めて整理してみたいと思う。
まずは第1話「最後の犯人を追え」。この後一気に原版不良やら何やらで放送は118話まで飛ばされてしまったので、最初期のメンバーを見れるのはこの1話だけなのである。
で、立石班のスタートメンバーは波島進(立石主任)、佐原広二(妹尾部長刑事)、南川直(橘刑事)、轟謙二(桃井刑事)、巽秀太郎(内藤刑事)、そして神田隆(金子係長)というものであった。
波島は東映のスター俳優の一人で、佐原は東映ニューフェースの1期生。神田と佐原は映画「警視庁物語」シリーズに刑事として出演中であった(波島も二回ほど刑事役で登場)。巽は当時24歳。松竹ニューフェース出身だそうだが、東映に移籍しヒーロー「ナショナルキッド(二代目)」を演じていた。当時はなかなかの二枚目であった。南川は脇役だが、波島と同じ太泉映画のニューフェース出身。太泉映画は東映の前身で、ニューフェースは一期(50年)だけなので、波島と南川は同期ということになる。南川(当時36歳)の方が老けて見えるが波島(当時38歳)が2歳上である。轟は元々は市川右太衛門の弟子でデビューは時代劇であった。後に東映東京つまり現代劇に移り、特捜隊発足時は29歳。当初は立石主任と同じような帽子をかぶっていた。
それが、半年後の27話では、波島進、南川直(橘部長刑事)、岩上瑛(荒牧刑事)、轟謙二、巽秀太郎、そして鈴木志郎(西本係長)というふうに変わっている。
佐原広二の妹尾部長刑事は20話で降板。佐原は当時34歳くらいだったと思われるが、個人的には鳩山由紀夫に似た若い「チョウさん」に違和感を感じた(1話を見ただけだが)。何があったかは不明だが、この人はここで役者を引退したらしい。テレビだけでなく映画、もちろん「警視庁物語」からも姿を消している。で、21話より加入したのが東映の脇役俳優であった岩上瑛。第1話では警官の役で出演していた。そして橘が部長刑事に昇格。神田隆も1クールで降板し、鈴木志郎の西本係長が登場する。鈴木志郎に関しては、詳細が不明なのだが、この人は「まぼろし探偵」(57年)にも刑事役で出ていた(鈴木四郎名義)と思うが、その時は普通に黒髪だったので、わずか四年でこんなに老けるか?という感じである。それとも西本係長の時は老けメイクだったのだろうか。
以降はこの布陣で104話までは不動だったようである。動きがあったのは105話、つまり番組が三年目に突入する回だが、巽秀太郎に変わって滝川潤演ずる岩井田刑事が加入する。滝川は東映ニューフェースの5期生で、年齢的には巽の1歳上。若いのに「ガンさん」と呼ばれ、どちらかといえば地味な存在となっていく。次回につづく。
まずは第1話「最後の犯人を追え」。この後一気に原版不良やら何やらで放送は118話まで飛ばされてしまったので、最初期のメンバーを見れるのはこの1話だけなのである。
で、立石班のスタートメンバーは波島進(立石主任)、佐原広二(妹尾部長刑事)、南川直(橘刑事)、轟謙二(桃井刑事)、巽秀太郎(内藤刑事)、そして神田隆(金子係長)というものであった。
波島は東映のスター俳優の一人で、佐原は東映ニューフェースの1期生。神田と佐原は映画「警視庁物語」シリーズに刑事として出演中であった(波島も二回ほど刑事役で登場)。巽は当時24歳。松竹ニューフェース出身だそうだが、東映に移籍しヒーロー「ナショナルキッド(二代目)」を演じていた。当時はなかなかの二枚目であった。南川は脇役だが、波島と同じ太泉映画のニューフェース出身。太泉映画は東映の前身で、ニューフェースは一期(50年)だけなので、波島と南川は同期ということになる。南川(当時36歳)の方が老けて見えるが波島(当時38歳)が2歳上である。轟は元々は市川右太衛門の弟子でデビューは時代劇であった。後に東映東京つまり現代劇に移り、特捜隊発足時は29歳。当初は立石主任と同じような帽子をかぶっていた。
それが、半年後の27話では、波島進、南川直(橘部長刑事)、岩上瑛(荒牧刑事)、轟謙二、巽秀太郎、そして鈴木志郎(西本係長)というふうに変わっている。
佐原広二の妹尾部長刑事は20話で降板。佐原は当時34歳くらいだったと思われるが、個人的には鳩山由紀夫に似た若い「チョウさん」に違和感を感じた(1話を見ただけだが)。何があったかは不明だが、この人はここで役者を引退したらしい。テレビだけでなく映画、もちろん「警視庁物語」からも姿を消している。で、21話より加入したのが東映の脇役俳優であった岩上瑛。第1話では警官の役で出演していた。そして橘が部長刑事に昇格。神田隆も1クールで降板し、鈴木志郎の西本係長が登場する。鈴木志郎に関しては、詳細が不明なのだが、この人は「まぼろし探偵」(57年)にも刑事役で出ていた(鈴木四郎名義)と思うが、その時は普通に黒髪だったので、わずか四年でこんなに老けるか?という感じである。それとも西本係長の時は老けメイクだったのだろうか。
以降はこの布陣で104話までは不動だったようである。動きがあったのは105話、つまり番組が三年目に突入する回だが、巽秀太郎に変わって滝川潤演ずる岩井田刑事が加入する。滝川は東映ニューフェースの5期生で、年齢的には巽の1歳上。若いのに「ガンさん」と呼ばれ、どちらかといえば地味な存在となっていく。次回につづく。
七人の刑事 その4
さて、「七人の刑事(モノクロ版)」の最終回とは、どんなものであったのか。これも「七人の刑事を探して」くらいしか資料がないのだが、「地上三千メートルの死刑」(68年)というエピソードである。
沢田部長刑事(芦田伸介)と久保田刑事(天田俊明)の乗る飛行機に殺人犯の医学生(石橋蓮司)が乗っているという情報があり、沢田たちは不信な男を捕らえるが、それは公金横領犯(坂口芳貞)であり、その捕物の最中に拳銃を落としてしまい、それを蓮司が拾い、ハイジャック事件を起こすというというような話。旧作の最後を飾ったのは蓮司だったのである。おそらく他の乗客役だと思われるが、入川保則、穂積隆信、桑山正一らがゲスト出演していたようだ。ほぼ機内劇という感じだろうから、他の五人の刑事はあまり登場シーンはなかったのではないだろうか。ちなみに、脚本はジェームス三木である。
こうして、「七人の刑事」は幕を閉じたが一度だけスペシャルドラマとして復活しており、それが「七人の刑事―レモンの埋葬」(73年)である。オリジナルの七人が顔を揃えた「七刑」となったのである。ゲストは堀内正美、音無美紀子、織本順吉、小松方正、蟹江敬三などで、脚本はやはりジェームス三木であった。
話が前後するが、「七刑」が終了した二年後に同じスタッフで制作されたのが「二人の刑事」(70年)であった。これも本ブログで取り上げたことがあったが、ベテラン勝俣部長刑事(芦田伸介)と新米の田宮刑事(中尾彬)によるコンビ刑事ものだが、こちらは予定どおり全16回で終了している。コンビ刑事ものは「二人の事件簿」とか「あぶない刑事」とか、その後主流の一つとなるが、この「二人の刑事」はそれほど人気を呼ばなかったようである。
そして、番組終了から丁度10年後に復活した「七人の刑事」(78~79年)、もちろんカラーである。沢田警部となった芦田伸介は当時すでに61歳、南警部補となった佐藤英夫は52歳、久保田部長刑事となった天田俊明は43歳であった。新メンバーである姫田刑事の中山仁、佐々木刑事の樋浦勉は共に35歳、岩下刑事の中島久之は25歳、北川刑事の三浦洋一は24歳であった。
芦田伸介は99年に亡くなったと書いたが、一番若い三浦洋一が翌00年に46歳の若さで亡くなっている。
沢田部長刑事(芦田伸介)と久保田刑事(天田俊明)の乗る飛行機に殺人犯の医学生(石橋蓮司)が乗っているという情報があり、沢田たちは不信な男を捕らえるが、それは公金横領犯(坂口芳貞)であり、その捕物の最中に拳銃を落としてしまい、それを蓮司が拾い、ハイジャック事件を起こすというというような話。旧作の最後を飾ったのは蓮司だったのである。おそらく他の乗客役だと思われるが、入川保則、穂積隆信、桑山正一らがゲスト出演していたようだ。ほぼ機内劇という感じだろうから、他の五人の刑事はあまり登場シーンはなかったのではないだろうか。ちなみに、脚本はジェームス三木である。
こうして、「七人の刑事」は幕を閉じたが一度だけスペシャルドラマとして復活しており、それが「七人の刑事―レモンの埋葬」(73年)である。オリジナルの七人が顔を揃えた「七刑」となったのである。ゲストは堀内正美、音無美紀子、織本順吉、小松方正、蟹江敬三などで、脚本はやはりジェームス三木であった。
話が前後するが、「七刑」が終了した二年後に同じスタッフで制作されたのが「二人の刑事」(70年)であった。これも本ブログで取り上げたことがあったが、ベテラン勝俣部長刑事(芦田伸介)と新米の田宮刑事(中尾彬)によるコンビ刑事ものだが、こちらは予定どおり全16回で終了している。コンビ刑事ものは「二人の事件簿」とか「あぶない刑事」とか、その後主流の一つとなるが、この「二人の刑事」はそれほど人気を呼ばなかったようである。
そして、番組終了から丁度10年後に復活した「七人の刑事」(78~79年)、もちろんカラーである。沢田警部となった芦田伸介は当時すでに61歳、南警部補となった佐藤英夫は52歳、久保田部長刑事となった天田俊明は43歳であった。新メンバーである姫田刑事の中山仁、佐々木刑事の樋浦勉は共に35歳、岩下刑事の中島久之は25歳、北川刑事の三浦洋一は24歳であった。
芦田伸介は99年に亡くなったと書いたが、一番若い三浦洋一が翌00年に46歳の若さで亡くなっている。
七人の刑事 その3
前項の続きになるが、モノクロ時代の「七人の刑事」のゲスト出演者にもう少し目を向けてみると沢村貞子や太地喜和子、中村メイコ、黒柳徹子、唐十郎の名なども見られる。黒柳徹子などは、もう女優というイメージは若い人は持っていないだろう。ドラマ出演をしていたのは70年代半ばくらいまでで、それ以降は「徹子の部屋」の主、司会の人という感じだろうか(自分の母を描いた「チョッちゃん」には出演していたようだが)。
あと、気になったのは「黒の死角」(64年)というエピソードに湯川れい子の名が。湯川が女優をしていたというプロフィールはないが、当時はラジオのDJをしていたりとか、活動の場を拡げていたようなので、まあ出演していても不思議ではないだろう。同姓同名とは考えにくい名前だし。ちなみに、犯人?の情婦の役のようだ。彼女が来日したビートルズに面会するのは、この二年後の話である。
そして、セミレギュラーと位置付けられているのが高松英郎演じる城西署の鷹島刑事である。といっても年に1,2回登場するといった感じのようだが。鷹山となっている資料が多いようだが、「七人の刑事を探して」によると鷹島が正しいらしい。まあ鷹山だと「あぶない刑事」の舘ひろしを思い出してしまうが。杉山刑事役の菅原謙次とほぼ同時期(51年)に大映に入社しており、デビュー作「怒れ三平」ではその菅原から闇ドル入りの鞄を強奪する犯人役を演じた。菅原の大映退社は「七人の刑事」がスタートした61年で、高松は翌62年に退社している。
その高松が係長を演じたのが「新・七人の刑事」(75年)なのである。以前このブログでも紹介したと思うが、全3回の90分スペシャルドラマであった。
メンバーを改めて紹介すると高松英郎(原係長)、芦田伸介(辺見部長刑事)、山崎努(村沢刑事)、綿引洪(田渕刑事)、伊東辰夫(徳永刑事)、速水亮(真野刑事)、そして先日亡くなった地井武男(加納山刑事)の七人である。芦田の役名が違っているように続編というわけではない。現在、綿引は綿引勝彦、伊東は伊東達広と芸名を変えている。
以前も書いたが、この中では何故か高松と山崎がメンバーだったことを忘れていた。綿引や伊東のことは当時よく知らなかったと思うが、二人ともインパクトのある悪人顔なので印象に残っていた。地井の役名は嵯峨山だったように記憶していたが前著によれば加納山だそうである。○○山という部分はあっていたが、全然違っていた。
一番若い速水亮は当時24歳、高松と同じ大映ニューフェース出身(20期、高松は5期)である。この前年に「仮面ライダーX」で主役を演じたが速水亮は4つ目の芸名であった。共演していた美山尚子とそのまま結婚したとのこと。
「仮面ライダーストロンガー」の荒木しげるがこの4月になくなったが、速水も4月から闘病生活を送っているとのことである。
あと、気になったのは「黒の死角」(64年)というエピソードに湯川れい子の名が。湯川が女優をしていたというプロフィールはないが、当時はラジオのDJをしていたりとか、活動の場を拡げていたようなので、まあ出演していても不思議ではないだろう。同姓同名とは考えにくい名前だし。ちなみに、犯人?の情婦の役のようだ。彼女が来日したビートルズに面会するのは、この二年後の話である。
そして、セミレギュラーと位置付けられているのが高松英郎演じる城西署の鷹島刑事である。といっても年に1,2回登場するといった感じのようだが。鷹山となっている資料が多いようだが、「七人の刑事を探して」によると鷹島が正しいらしい。まあ鷹山だと「あぶない刑事」の舘ひろしを思い出してしまうが。杉山刑事役の菅原謙次とほぼ同時期(51年)に大映に入社しており、デビュー作「怒れ三平」ではその菅原から闇ドル入りの鞄を強奪する犯人役を演じた。菅原の大映退社は「七人の刑事」がスタートした61年で、高松は翌62年に退社している。
その高松が係長を演じたのが「新・七人の刑事」(75年)なのである。以前このブログでも紹介したと思うが、全3回の90分スペシャルドラマであった。
メンバーを改めて紹介すると高松英郎(原係長)、芦田伸介(辺見部長刑事)、山崎努(村沢刑事)、綿引洪(田渕刑事)、伊東辰夫(徳永刑事)、速水亮(真野刑事)、そして先日亡くなった地井武男(加納山刑事)の七人である。芦田の役名が違っているように続編というわけではない。現在、綿引は綿引勝彦、伊東は伊東達広と芸名を変えている。
以前も書いたが、この中では何故か高松と山崎がメンバーだったことを忘れていた。綿引や伊東のことは当時よく知らなかったと思うが、二人ともインパクトのある悪人顔なので印象に残っていた。地井の役名は嵯峨山だったように記憶していたが前著によれば加納山だそうである。○○山という部分はあっていたが、全然違っていた。
一番若い速水亮は当時24歳、高松と同じ大映ニューフェース出身(20期、高松は5期)である。この前年に「仮面ライダーX」で主役を演じたが速水亮は4つ目の芸名であった。共演していた美山尚子とそのまま結婚したとのこと。
「仮面ライダーストロンガー」の荒木しげるがこの4月になくなったが、速水も4月から闘病生活を送っているとのことである。
七人の刑事 その2
さて「七人の刑事」(61~68年)には、どんなゲストが出ていたのだろうか。参考資料は当然、前述の「七人の刑事を探して・改訂増補」ということになるが、その中から抜き出してみた。
まずは有名どころから言うと、宍戸錠、津川雅彦、岡田真澄、高城丈二、夏八木勲、関口宏、山口崇、伊丹十三(当時一三)、石坂浩二など、当時はまだスターになる前だった名もあるが、石坂浩二が結構犯人役などで出ていたようだ。
「七刑」のライバル番組といえば同じ日にスタートした「特別起動捜査隊」ということになろうか。特捜隊の刑事を演じた面々もこちらにゲスト出演している。藤島主任こと中山昭二を始めとして菅沼正、森山周一郎、伊達正三郎、綾川香、そして刑事役としては数回の登場であった三島耕、柴田秀勝と何故か主に藤島班で活躍した面々が並ぶ。他にも宗方勝巳、生井健夫、金井大といったところも登場。逆に「七刑」が終了すると、天田俊明、美川陽一郎、城所英夫らは「特捜隊」の方にゲスト出演している。
赤木係長役の堀雄二が長田部長刑事として全24作出演していたのが東映の「警視庁物語」シリーズ(56~64年)。そこで同僚刑事を演じていた神田隆、花沢徳衛、山本麟一なども登場しているが、全382話中の第380話に花沢、神田が揃って出演している。
同じTBSでの人気番組といえば「ザ・ガードマン」。そこからは神山繁、川津祐介が登場。といっても「ザ・ガードマン」が始まる前の登場だったようだ。
そしてカラー版の「七人の刑事」の裏番組となる「太陽にほえろ」。山さんこと露口茂、長さんこと下川辰平も「七刑」の出演経験がある。山さん、長さんの呼び名はこの番組発信なイメージがあると思うが、実は「七刑」において芦田伸介演じる沢田部長刑事は「長さん」だし、菅原謙次演じる杉山刑事は「山さん」であった。ちなみに「特捜隊」でも部長刑事はみんな「長さん」であったし、山崎刑事(高島新太郎)が「山さん(山ちゃん)」であった。ひょっとしたら、「七刑」や「特捜隊」以前より「長さん」や「山さん」という呼び名の刑事は存在していたかもしれない。
まずは有名どころから言うと、宍戸錠、津川雅彦、岡田真澄、高城丈二、夏八木勲、関口宏、山口崇、伊丹十三(当時一三)、石坂浩二など、当時はまだスターになる前だった名もあるが、石坂浩二が結構犯人役などで出ていたようだ。
「七刑」のライバル番組といえば同じ日にスタートした「特別起動捜査隊」ということになろうか。特捜隊の刑事を演じた面々もこちらにゲスト出演している。藤島主任こと中山昭二を始めとして菅沼正、森山周一郎、伊達正三郎、綾川香、そして刑事役としては数回の登場であった三島耕、柴田秀勝と何故か主に藤島班で活躍した面々が並ぶ。他にも宗方勝巳、生井健夫、金井大といったところも登場。逆に「七刑」が終了すると、天田俊明、美川陽一郎、城所英夫らは「特捜隊」の方にゲスト出演している。
赤木係長役の堀雄二が長田部長刑事として全24作出演していたのが東映の「警視庁物語」シリーズ(56~64年)。そこで同僚刑事を演じていた神田隆、花沢徳衛、山本麟一なども登場しているが、全382話中の第380話に花沢、神田が揃って出演している。
同じTBSでの人気番組といえば「ザ・ガードマン」。そこからは神山繁、川津祐介が登場。といっても「ザ・ガードマン」が始まる前の登場だったようだ。
そしてカラー版の「七人の刑事」の裏番組となる「太陽にほえろ」。山さんこと露口茂、長さんこと下川辰平も「七刑」の出演経験がある。山さん、長さんの呼び名はこの番組発信なイメージがあると思うが、実は「七刑」において芦田伸介演じる沢田部長刑事は「長さん」だし、菅原謙次演じる杉山刑事は「山さん」であった。ちなみに「特捜隊」でも部長刑事はみんな「長さん」であったし、山崎刑事(高島新太郎)が「山さん(山ちゃん)」であった。ひょっとしたら、「七刑」や「特捜隊」以前より「長さん」や「山さん」という呼び名の刑事は存在していたかもしれない。
七人の刑事
「七人の刑事(カラー版)」(78~79年)の放送がCSでスタートしていた。CSでの放送は初のようなので、実際に目にするのは何年ぶりだろうか。
最近ここで取り上げている佐々木守はこのシリーズでは執筆していないようだが、旧作では多くの回を担当している。フィルム撮影だったので唯一映像が残っている第265話「二人だけの銀座」も佐々木の脚本である。ゲストでは寺田農と吉田日出子は印象に残っているのだが、他にも結構名の知れた役者が多く出ている。高橋長英、茅島成美、地井武男、山口暁、蟹江敬三、住吉正博、三上左京らに加え、今は演出家として有名になった串田和美、そして前述の「七人の刑事(カラー版)」では佐々木刑事を演じることになる樋浦勉が少年院から脱走した少年の一人を演じている。
唯一残存の映像といったが、実は第100話「乾いた土地」も近年になって、そのキネレコ映像が発見されている。キネレコとはオンエアーのモニター映像を16ミリフィルムに撮影したものである。羊崎文移著「七人の刑事を探して・改訂増補」によれば、その存在は当時のスタッフも知らなかったらしく、緑山の倉庫で偶然発見されたということらしい。どうやら、当時のVTR担当のスタッフがキネレコを頼んでくれたのではないかということであった。ちなみに、この回は東京、北海道、九州を飛び回るスペシャル回だが、ゲストは大町文夫、白木マリ、下川辰平くらいしか知っている名前がない。
旧シリーズは61~69年までずっと放送されていたと思っていたのだが、実は64年5月~8月までの3カ月間中断期間があったのである。放送時間も木曜20時から月曜22時へと移動になっている。前述の「七人の刑事を探して」によると、このとき堀雄二演じる赤木係長の階級が警部補から警部に変更になったとのこと。当時の「週刊女性」に掲載された「七人の刑事」のグラビア記事についても触れられており、そこには設定も書かれていた。
堀雄二(赤木主任)…設定40歳となっているが、番組スタート時は39歳でほぼ設定どおりである。堀は79年に56歳で亡くなっている。
芦田伸介(沢田部長刑事)…設定43歳に対し、スタート時44歳とほぼ設定どおり。新シリーズでは警部として活躍する。芦田は99年に81歳で亡くなっている。
美川陽一郎(小西刑事)…設定は最年長の48歳だが、美川は当時43歳、芦田の一つ下なのである。老け役を得意としていたこともあるが、76年に亡くなった時まだ58歳だったと聞いて失礼ながら驚いた(70代と思っていた)。
菅原謙次(杉山刑事)…設定では32歳に対し、菅原は35歳であった。大映のスターであったが、番組でも大卒のエリートという設定だった。菅原も芦田と同じ99年に73歳で亡くなっている。
佐藤英夫(南刑事)…設定では32歳に対し、佐藤は36歳であった。新シリーズでは警部補として活躍した。06年に81歳で亡くなっている。
城所英夫(中島刑事)…設定では31歳に対し、城所は34歳でった。設定どおり菅原、佐藤、城所はほぼ同世代である。射撃の名手でポーカーフェイスという設定だが、個人的には悪役としての城所のイメージしかない。97年に69歳で亡くなっている。
天田俊明(久保田刑事)…設定と同じ当時27歳の新米刑事役。新シリーズでは部長刑事として活躍。現在、唯一の生存者である。佐藤が亡くなったことは当初明らかになっていなかったが、雑誌のインタビューで天田が先に明らかにしていた。
最近ここで取り上げている佐々木守はこのシリーズでは執筆していないようだが、旧作では多くの回を担当している。フィルム撮影だったので唯一映像が残っている第265話「二人だけの銀座」も佐々木の脚本である。ゲストでは寺田農と吉田日出子は印象に残っているのだが、他にも結構名の知れた役者が多く出ている。高橋長英、茅島成美、地井武男、山口暁、蟹江敬三、住吉正博、三上左京らに加え、今は演出家として有名になった串田和美、そして前述の「七人の刑事(カラー版)」では佐々木刑事を演じることになる樋浦勉が少年院から脱走した少年の一人を演じている。
唯一残存の映像といったが、実は第100話「乾いた土地」も近年になって、そのキネレコ映像が発見されている。キネレコとはオンエアーのモニター映像を16ミリフィルムに撮影したものである。羊崎文移著「七人の刑事を探して・改訂増補」によれば、その存在は当時のスタッフも知らなかったらしく、緑山の倉庫で偶然発見されたということらしい。どうやら、当時のVTR担当のスタッフがキネレコを頼んでくれたのではないかということであった。ちなみに、この回は東京、北海道、九州を飛び回るスペシャル回だが、ゲストは大町文夫、白木マリ、下川辰平くらいしか知っている名前がない。
旧シリーズは61~69年までずっと放送されていたと思っていたのだが、実は64年5月~8月までの3カ月間中断期間があったのである。放送時間も木曜20時から月曜22時へと移動になっている。前述の「七人の刑事を探して」によると、このとき堀雄二演じる赤木係長の階級が警部補から警部に変更になったとのこと。当時の「週刊女性」に掲載された「七人の刑事」のグラビア記事についても触れられており、そこには設定も書かれていた。
堀雄二(赤木主任)…設定40歳となっているが、番組スタート時は39歳でほぼ設定どおりである。堀は79年に56歳で亡くなっている。
芦田伸介(沢田部長刑事)…設定43歳に対し、スタート時44歳とほぼ設定どおり。新シリーズでは警部として活躍する。芦田は99年に81歳で亡くなっている。
美川陽一郎(小西刑事)…設定は最年長の48歳だが、美川は当時43歳、芦田の一つ下なのである。老け役を得意としていたこともあるが、76年に亡くなった時まだ58歳だったと聞いて失礼ながら驚いた(70代と思っていた)。
菅原謙次(杉山刑事)…設定では32歳に対し、菅原は35歳であった。大映のスターであったが、番組でも大卒のエリートという設定だった。菅原も芦田と同じ99年に73歳で亡くなっている。
佐藤英夫(南刑事)…設定では32歳に対し、佐藤は36歳であった。新シリーズでは警部補として活躍した。06年に81歳で亡くなっている。
城所英夫(中島刑事)…設定では31歳に対し、城所は34歳でった。設定どおり菅原、佐藤、城所はほぼ同世代である。射撃の名手でポーカーフェイスという設定だが、個人的には悪役としての城所のイメージしかない。97年に69歳で亡くなっている。
天田俊明(久保田刑事)…設定と同じ当時27歳の新米刑事役。新シリーズでは部長刑事として活躍。現在、唯一の生存者である。佐藤が亡くなったことは当初明らかになっていなかったが、雑誌のインタビューで天田が先に明らかにしていた。