七人の刑事 その2 | お宝映画・番組私的見聞録

七人の刑事 その2

さて「七人の刑事」(61~68年)には、どんなゲストが出ていたのだろうか。参考資料は当然、前述の「七人の刑事を探して・改訂増補」ということになるが、その中から抜き出してみた。
まずは有名どころから言うと、宍戸錠、津川雅彦、岡田真澄、高城丈二、夏八木勲、関口宏、山口崇、伊丹十三(当時一三)、石坂浩二など、当時はまだスターになる前だった名もあるが、石坂浩二が結構犯人役などで出ていたようだ。
「七刑」のライバル番組といえば同じ日にスタートした「特別起動捜査隊」ということになろうか。特捜隊の刑事を演じた面々もこちらにゲスト出演している。藤島主任こと中山昭二を始めとして菅沼正、森山周一郎、伊達正三郎、綾川香、そして刑事役としては数回の登場であった三島耕、柴田秀勝と何故か主に藤島班で活躍した面々が並ぶ。他にも宗方勝巳、生井健夫、金井大といったところも登場。逆に「七刑」が終了すると、天田俊明、美川陽一郎、城所英夫らは「特捜隊」の方にゲスト出演している。
赤木係長役の堀雄二が長田部長刑事として全24作出演していたのが東映の「警視庁物語」シリーズ(56~64年)。そこで同僚刑事を演じていた神田隆、花沢徳衛、山本麟一なども登場しているが、全382話中の第380話に花沢、神田が揃って出演している。
同じTBSでの人気番組といえば「ザ・ガードマン」。そこからは神山繁、川津祐介が登場。といっても「ザ・ガードマン」が始まる前の登場だったようだ。
そしてカラー版の「七人の刑事」の裏番組となる「太陽にほえろ」。山さんこと露口茂、長さんこと下川辰平も「七刑」の出演経験がある。山さん、長さんの呼び名はこの番組発信なイメージがあると思うが、実は「七刑」において芦田伸介演じる沢田部長刑事は「長さん」だし、菅原謙次演じる杉山刑事は「山さん」であった。ちなみに「特捜隊」でも部長刑事はみんな「長さん」であったし、山崎刑事(高島新太郎)が「山さん(山ちゃん)」であった。ひょっとしたら、「七刑」や「特捜隊」以前より「長さん」や「山さん」という呼び名の刑事は存在していたかもしれない。