七人の刑事 その4 | お宝映画・番組私的見聞録

七人の刑事 その4

さて、「七人の刑事(モノクロ版)」の最終回とは、どんなものであったのか。これも「七人の刑事を探して」くらいしか資料がないのだが、「地上三千メートルの死刑」(68年)というエピソードである。
沢田部長刑事(芦田伸介)と久保田刑事(天田俊明)の乗る飛行機に殺人犯の医学生(石橋蓮司)が乗っているという情報があり、沢田たちは不信な男を捕らえるが、それは公金横領犯(坂口芳貞)であり、その捕物の最中に拳銃を落としてしまい、それを蓮司が拾い、ハイジャック事件を起こすというというような話。旧作の最後を飾ったのは蓮司だったのである。おそらく他の乗客役だと思われるが、入川保則、穂積隆信、桑山正一らがゲスト出演していたようだ。ほぼ機内劇という感じだろうから、他の五人の刑事はあまり登場シーンはなかったのではないだろうか。ちなみに、脚本はジェームス三木である。
こうして、「七人の刑事」は幕を閉じたが一度だけスペシャルドラマとして復活しており、それが「七人の刑事―レモンの埋葬」(73年)である。オリジナルの七人が顔を揃えた「七刑」となったのである。ゲストは堀内正美、音無美紀子、織本順吉、小松方正、蟹江敬三などで、脚本はやはりジェームス三木であった。
話が前後するが、「七刑」が終了した二年後に同じスタッフで制作されたのが「二人の刑事」(70年)であった。これも本ブログで取り上げたことがあったが、ベテラン勝俣部長刑事(芦田伸介)と新米の田宮刑事(中尾彬)によるコンビ刑事ものだが、こちらは予定どおり全16回で終了している。コンビ刑事ものは「二人の事件簿」とか「あぶない刑事」とか、その後主流の一つとなるが、この「二人の刑事」はそれほど人気を呼ばなかったようである。
そして、番組終了から丁度10年後に復活した「七人の刑事」(78~79年)、もちろんカラーである。沢田警部となった芦田伸介は当時すでに61歳、南警部補となった佐藤英夫は52歳、久保田部長刑事となった天田俊明は43歳であった。新メンバーである姫田刑事の中山仁、佐々木刑事の樋浦勉は共に35歳、岩下刑事の中島久之は25歳、北川刑事の三浦洋一は24歳であった。
芦田伸介は99年に亡くなったと書いたが、一番若い三浦洋一が翌00年に46歳の若さで亡くなっている。