メダカの屋外飼育の利点について記述します。
私は現在100%屋外飼育しかしておりません。
2年前は屋内飼育もしていましたが、結局色々ありまして、コストと手間に合わない、というのが結論となり、屋内はしないことに。
では、屋外のメリットを話します。
先に書いておきますが、屋外にも3種類あります。
1.完全屋外、雨ざらし(風の影響は受ける)
2.屋外だが、屋根はある(風の影響は受ける)
3.屋外だが、ビニールハウスの中で風の影響がない
という3パターンになるかと思います。
これは私のあくまで個人的な意見ですが、
夏場は、1.2が良いのではないでしょうか。
冬場は、2.3が良いのではないでしょうか。
共に共通している2から屋外飼育での成功のカギがあると私は思っています。
それは、
風の影響があること
屋根があること
この2つです。
屋内と屋外の最大の違いは、この風のあるなし、屋根のあるなし、だと言えます。
屋内の失敗例は、風の影響がないことによる油膜が1つあるのではないかと思っています。
つまり風がある、ということは、水面を常に動かす状態にあるということ
これは溶存酸素量は水面がより動くことが重要なことと直結しているため、酸欠を防ぐ、より飼育水の循環を促すことが期待出来るのです。
どうしてもメダカは生き物ですから、我々でいう生活環境の場が水中である以上、水がより良い状態であることは健康の必須条件でありますし、産卵、繁殖などを期待するのならば、よりメダカに良い環境を提供することが望まれています。
そのより良い環境の1つの条件として風ではないかと思っています。
もちろん、油膜の理由はこの限りではないです。
バクテリアの死骸とも言われています。
このバクテリアが死亡するような環境という意味で考えると、水質が安定していないと私は考えるのです。
本来、植物性プランクトン、動物性プランクトン、メダカの3種類がバランスの良い状態ならば、このバクテリアの死亡は際立ってはないはずです。
良い水質の水槽は、油膜は発生していませんので。
またメダカの排泄物は当たり前ですが、水底にたまります。
これはアンモニアの発生原因になります。
アンモニアは有毒なのはご理解頂けると思います。
これを分解するのがバクテリアなのですが、迅速に分解するわけではないため、どうしてもフィルターや人力で排泄物を除去、水替えすることが望まれます。
いったんこの話は置いておいて、水底ほどアンモニア濃度が高いという前提にした場合、風の力で水が循環するのならば、この飼育水はある程度、一定のアンモニア濃度への薄まると考えることが出来ます。
あくまで薄まるだけですが。
この薄まっている間に、水替えすることがこのアンモニア濃度のリセットという意味では大きな意味があると判断しています。
過去の日記でも
TDSメーターを使って、メダカの水槽の水質を検査して思いましたが、あっという間に汚れます。
本当に、あっという間に。
水量が多いほど水質悪化の速度は落ちますが、それでも確実に悪化の一途をたどります。
これを改善する方法は、たった一つでした。
水替え
これ一択です。
PSBなどの光合成細菌を投入しても、あくまで水質悪化速度を下げる程度です。
改善はしませんでした。
何回行っても同じ結果になりました。
つまり、水替えは必須なのです。
これは屋外、屋内共通です。
上記のように、屋外は風の力でこのアンモニア濃度が水槽内で場所による差というものが小さくなるのが利点とも言えます。
続きまして、屋根
これは長い時間見てきて思ったことですが、冬場に凍る水槽と凍らない水槽があることが分かりました。
この結論が屋根です。
屋根があると、不思議と寒い日でも水面が凍結しにくいのです。
凍結の最大の問題は、上記の溶存酸素量と直結している水面が全く動かないことにあります。
朝、水面が凍り、昼間に溶けるような場所、環境ならばあまり気にしなくてよいのですが、雪が多い地域の方もみえるでしょう。
この場合、雪が入るわけですから、当然水温が下がります。
更にそれが凍結して凍る際に、かなり分厚い氷が出来ます。
つまりなかなか溶けていかないため、酸素量も減ります。
更に、メダカにも体温があるため、限りなく0度に近い水温は健康維持が困難になるものも出てきます。
過去に、完全凍結状態のメダカを見たこともありますから、氷や雪を軽視しない方がいいと思っています。
私の住んでいる地域は、それほど雪が降る地域ではありませんが、1年に数回降ることもあり、その際に1回の雪がチラチラ程度なら良いのですが、かなり積もることもあります。
この時にどうしてもメダカが死亡しやすくなる傾向にありました。
ですから屋根がある=雪が入らない
となるので、私は必須条件ではないかなって思っています。
ですが、当然屋根は日差しを遮ることもあるため、板のような光を通さない屋根よりも、波板のような透明なプラスチックのような素材の方が長い目で見ると、光量も確保できるのでよいと判断しています。
私の作る棚が全て、屋根は波板にしてあるのはこのためです。
では、まとめます。
屋外飼育の利点は、風に影響により水質が安定しやすいことにあると思います。
逆に屋外だからこその不利な点もあります。
それは別記事にしています。
気が向くと1日に20回日記を更新しています。
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