メンタリストDaiGoの残念な生活保護の話 | 寺子屋楠 『生涯教育コンサルタント』楠木誠治の       教育お悩み相談所

寺子屋楠 『生涯教育コンサルタント』楠木誠治の       教育お悩み相談所

心理学、脳科学、コーチングにも精通した
『生涯教育コンサルタント』の教育に関するお話しと
ちょっと生きるのが楽になる話

教育で世界を平和に

ワクワクを仕事に

答えは1つじゃない!

 

『生涯教育コンサルタント』楠木誠治です。

 

生活保護やホームレスという問題を考えるとき、

もしくは、その他のことを考えるときに、「自分事」にできるか

ということが大切だと思っています。

それは、想像力であり、想像力を補うものは知識です。

 

また、せめてそこまでできなくても、フラットな姿勢は持ち合わせたいです。

せめて科学的という言葉を使うのであれば、感情論ではなく、フラットが最低ラインでしょう。

 

ただ、字面をおって、なぜそのたとえ話をしたのか、

なぜそのような感情論を吐露したのか

という文脈をおった話にはなかなかならないというのは、さらに残念です。

 

メンタリストDaiGoの考え方を擁護する気持ちにはまったくなりませんが、

あ、そういう感覚を持っている人なんだな。という受け止め方はまずせねばなりません。

簡単に言うと、自分の直接的な利益にならないことに対しては本来お金をかけたくない

というのが彼の言わんとしていることであり、主張なのです。

自分にとって有益か無益かというのを、直接的なものでしか判断できない。

たとえばメンタリストDaiGoが人と会うとします。

彼は、その人が今の自分にとって有益かどうかで判断するので、

肩書もない、前情報の無いような人間に会おうとは絶対に思わないのです。

 

そして、そのように考えて生きることは、別に問題はないと私は思います。

 

もちろん、非常に発信力のある人ではあるので、信者のような人がいて、

メンタリストDaiGoのいうことだから絶対だ!みたいなかんじだと怖いのですが、

それでさえ、信者のようになってしまう、自立した思考をもてないことが問題だと思います。

 

で、今回は、そのような自分の考え方を、

生活保護やホームレスという具体的な事例をだして、攻撃対象をつくってしまったことに問題があるのです。

たとえ方が下手だったということです。

 

 

これらのことを整理したうえで、みなさんにお伝えしたいのは、

すっごくなやんだり、価値観がゆらぐことがあるのはわかるけれど、

 

困っている人がいたら助けましょう

 

ということです。メンタリストDaiGoの理論では、困っている人が目の前にいたときに、

自分にとってそれを助けるという行為は利益に結び付かないので殺せ

ということです。

理解できなくはありません。席を譲って文句を言われた経験がある方もいませんか?

損得から離れた行動がしにくくなっているとおもいます。

それは、お金というものが一つの価値観になっているからかなとおもいます。

自分の損得から離れた行動があってよいのではないでしょうか。

それは、偽善であろうと、偽善をすることが自分の心を納得させるためだから結局自分のためなんでしょ?

と言われようと、

ただ、

 

困っている人がいれば助けましょう

 

と私は思います。

もちろん、世界中のすべてですが、まずは目の前の人から。

目の前で倒れている人がいて

「大丈夫ですか?」

と声もかけられない世の中になってほしくはないな

と個人的には思います。

なので、制度の意味のとらえ方も、もっと単純であってほしい。

 

ちなみに生活保護費は約3兆いかないくらい

そのうち、受給者にわたるお金で言えば1兆くらい

国家予算の1%にも満たない状況です。

メンタリストDaiGoの払っている税金が1億くらいだとして、

その1%ですから、金額的にもたいした支援はできていません。

税金金額をだして、どや顔するのも悲しいです。100億くらいはらってたらごめんなさい。

しかし、これでも思うのは、

あぁ、物事の尺度をまずお金ではかるひとなんだな

ということです。

想いよりもお金。

たしかに想いだけでは救えませんが、お金だけでも救えません。

 

 

コロナ下で、様々な規制がしいられています。

そろそろ心の問題は限界にきてはいないでしょうか

令和2年の自殺者数は21081人

令和3年の7月までの累積自殺者数は12452人

コロナの死者数は累積で15351

心も大事です。

 

ちなみに

メンタリストですので

収入が減ってきたから計画的に過激なこといってることも視野に入れつつ

 

あぁ、そういう考えなんだな

 

という姿勢と

 

困っている人は助けよう

 

という心を大事にしてほしいなとおもいます。