子を追い込む親

 

もちろん言語道断ですが、

 

この時期、決して少なくないんですね。

 

 

普段なら、そんなこと絶対にしないのに、

 

子どもを怒鳴ったり、

 

居眠りしたり、集中力を切らさないように、

 

わざとプレッシャーをかけるような態度で監視したり。

 

殺人的スケジュールを組んだり。

 

 

暴言を吐くことも一度や二度はあるでしょう。

 

さすがに手を挙げる親御さんはいないだろうと思っていたら、

 

案外そうでもなくて、

 

以前、記事に、

 

40%近くの親御さんが中学受験のことで一度は手を挙げることがあると回答しているとありました。

 

 

お気持ちはわからないでもありません。

 

 

しかし、

 

手を挙げてはいけません。

 

どんな理由があろうともです。

 

 

 

挙げられた子が、そこから奮起することなんてあり得ないのですから。

 

 

イライラする気持ちはわかります。

 

 

もう時間がない。

 

それなのに、一向にエンジンのかからない子ども。

 

 

どうしてエンジンがかからないんでしょうね?

 

 

本音はどこにあるのでしょうか?

 

 

子どもから本音を引き出さないと見えてきませんね。

 

 

親と子の気持ちの乖離は、その本音をないがしろにしてきたツケだと思います。

 

 

 

では、もう一つのパターン。

 

 

自分で自分を追い込む子ども。

 

「もっとやらないと間に合わないんだよ!」

 

「寝てる暇なんてない!」

 

「御飯食べる時間ももったいない!」

 

 

そんな子どもにしっかりと休息を与え、栄養を取らせて、心を一旦落ち着かせることは案外容易ではありません。

 

 

受験生なのだから不安を抱えるのはある意味当たり前のこと。

 

 

自分のレベルよりも常に上を目指す子にとっては、

 

これが良いプレッシャーとなって力を発揮する子もいますが、

 

そうではない。

 

ただただプレッシャーと戦わざるを得ず、

 

押しつぶされそうになっている子もたくさんいます。

 

 

それはある意味、自分の実力をきちんと客観視できており、

 

そこに満足できずに上を目指しているからこそのプレッシャーなので、

 

そこは応援したいけれども、

 

親としては身体や心の方が心配だ。

 

 

では、そのプレッシャーをどう取り除いてあげればよいのか?

 

 

これはこれでかなり厄介なのです。

 

 

その方法はいろいろありますが、

 

ひとつひとつ丁寧に。

 

と、いうことではないでしょうか。

 

 

 

もう時間がない。

 

 

だからこそ、ここからのひとつひとつを丁寧に。

 

 

例えば、

 

今まで15分だったお風呂に時間を30分にしてみるとか。

 

 

「その分勉強時間や睡眠時間が後ろに押し出されるだけ」

 

その考えがプレッシャーを与えているわけですから。

 

どちらかを15分削ればよいのです。

 

 

思い切って。

 

割り切って。

 

 

 

ひとつの方法ですよ。

 

 

 

30分だけ好きな音楽を聞きながら、ながら勉強をしてみるとか。

 

 

食後に緑茶を飲むとか。

 

 

 

厄介なことは、簡単ではない。

 

 

だから、ひとつひとつ丁寧に。

 

効果なければまた別の方法を考える。

 

 

だって、親にできることって、そういうことじゃないですか?

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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