親による子供の虐待。
この言葉をニュースで目にすることほど、
やるせない気持ちになることはありません。
原因の大半は、自分のイライラや不満を子供にぶつけてしまうことだと思いますが、
その言い訳として、
「しつけや教育の一環」
と、いう言葉が軽々しく使われます。
そんな親には、その延長線上に「暴力」があるわけで、
裁判の段階になっても、
「しつけや教育の一環だったが、エスカレートしてしまった」
そういう言い方をしている限り、
自分の行動を正当化したい。
正しいこともあった。
結果として「虐待」になってしまっただけだ。
と、自己防衛に終始します。
そんなの子供のためでもなんでもない。
全て自分のため。
子供の成長も、自分のため。
自分の思い通りにしたいだけ。
子供は、自分の物。
自分の思い通りの生き物にしたい。
全ては自分のため。
そんな親は、少なくありません。
こういう事件が起きた時、
「ひどい親もいたもんだ」
と、他人事を決め込むのではなくて、
自分はどうなのか?
果たして、
子供の人生を歩ませてあげられているのか?
自分の望む子供の人生と子供自身の望む人生の線引きは?
自分がやっていることは、正しいのか?
そういうことを、いちいち過去から現状を振り返って内観できているのか?
そもそも自分は怒りをコントロールできているのか?
そもそもができていないならば、
子供に中学受験は、やらせない方がいいと思います。
自分の感情に任せて子供に叱ったあと、
そのことを何度も振り返り、
自分に至らない面があったらちゃんと反省し、子供に謝ることができているか?
昔は、そういうことも多かったけれど、
今は確実に減っているか?
「いや、何度反省しても、また同じことをやってしまう」
そういう親は、
中学受験レベルになると、エスカレートするのです。
どうですか?
大丈夫ですか?
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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