改札から駅の出口まで続く長い通路を歩きながら、他愛もない話をした。私を待っている間に駅で食べた和定食が安くて美味しくて驚いたこと、日本での服の流行が変わったように見えるということ、日本の気温や天気のことなど。


駅の出口を出ると広い遊歩道になっていて、背の高いビル群の2階部分に直接入れるようになっていた。


「えっと、どこかな?」

似たような高層ビルが並んでいて、彼はゆっくり確かめるように歩いた。


「私、いまだに今日どこで何するのか知らないんですけど。なんだかミステリーツアーみたいですね」


「なにそれ?」


「ミステリー小説じゃないですよ?行き先も内容も伏せてあるパック旅行です。昔そういうのあったんですよ。行ったことはないけど。」


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彼に会うのは半年以上ぶりなのに、

実際にこうやって顔を合わせても、

私は不思議なほど全くドキドキしなかった。

特別な高揚感を感じることもなかった。

こんなことは今までになかった。

今までは常に、彼と会う=セックスする、

というのが暗黙の了解で、

事前にそういう話をしていない場合であっても、

私の中に

“彼に抱かれたい”という気持ちが潜在的にあった。


今回は、本当にそれらが全くなかった。


逆に、彼と駅で待ち合わせて会うことが、まるでずっと続いていた日常のひとコマのように、当たり前の出来事に感じられた。空気感がしっくりくる。これがお茶飲み友達のような感じというものだろうか。


「あ、それは例のあれですね」

「うん、約束通り持ってきたよ」


彼の赴任先の国では発売済みだが日本ではまだ未発売の機器だ。


彼と私は機械系のものやカメラが好きという共通点があり、会う時に持っていくねと言われて楽しみにしていた。


彼が帰国するのはあの冬以来、約1年半ぶりだ。




現在の拠点になっている赴任先の滞在身分関連手続きのプロセス上、出国することができなかったのだ。


だから、あの冬に一時帰国した彼と日本で会って以来、彼と会ったのは2回とも彼の赴任先の国でだった。



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※今回の話は、この話から繋がっている感じになります。恋愛、というよりも、このブログのタイトルにある通り、セックスの時の女性側の感じ方がどのように開発されて来たか?ということをメインに書いています。





彼の手続きの全てのプロセスが完了するまで当分の間、その国から出国できないことになったと聞いて泣いてしまったこともあった。




最近ようやく必要なプロセスが全て完了し、赴任先から出国できるようになったのだという。


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電車から降りて駅のトイレで身だしなみを確認した。


見た目に関して最小限のことしかせずに会うことを

選んだのは自分なのに、急に、

太った、老けた、などの理由で、待ち合わせ場所で気づいてもらえなかったらイヤだなぁ…”

思えてきた。


待ち合わせ時間は既に5分ほど過ぎていた。

ここまで来たら考えても仕方ないので、

スタスタと改札に向かった。


待ち合わせた駅は新幹線も停まる駅なので改札もとても広い。

連休中なので人も多く、探すのに手間取るかもしれない。


改札を出た私を、彼はすぐに見つけた。

私が彼を探す動作をする必要は1秒たりともなかった。


「久しぶり」

「お久しぶりです。よく分かりましたね。」

「うん、すぐ分かったよ。」


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