第4フェイズから参加させていただいています、飯山すみれです。
第4フェイズも今週で最後の派遣です。今回のブログでは、第4フェイズの振り返りと致しまして、なぜTEDICに参加したのか、参加したことによる変化、感じたこと、得たもの、これからどう生かしていきたいか、というのを書かせていただきます。
まずなぜTEDICに参加したのかですが、大学の友達がTEDICに参加していてそこから初めてTEDICの存在を知りました。震災から1年以上が経った今でも被災地に行きずっと学習支援をしている、そんなボランティアがあることに驚きました。
参加した理由は2つあります。私は大学で教職課程を履修していて、将来は子どもと関われるような仕事に就きたいと考えています。そのため、今から経験を積むことで学んでいきたいと考えたからです。2つ目は被災地に行き自分ができる事を通じて少しでも役に立ちたいと思ったからです。
実際に教育ボラティアに参加し感じたことは、今彼らがやるべきことを逃げずに考え、前を向き取り組んでいることです。
私はTEDICで初めて被災地を訪れました。一年たった今でもがれきはありましたが、震災後にテレビでみたような風景はありませんでした。震災前の様な風景に戻りつつあっても、被災した人には経験した事実は消えずに一生心に残ると思います。一人ひとり経験・感じていることは違うけれども過去にとらわれず今やるべきことをやっている彼らの強さを感じ、私でも役に立てられる嬉しさを感じました。また学習支援を通じて学ぶ喜び、勉強する楽しさを感じているように感じました。
子どもたちは本当に元気いっぱいで強くて笑顔がとても素敵でした。
そんな彼らを見て私も自分に向き合っていかなければならないと感じました。
私が向き合うこと、それは「考える」ことです。
学習支援を通じ、教える事の難しさを痛感しました。
順序立てて説明するにはどうしたら良いか、
生徒たちにどうやったら分かりやすく教えられるか、
一人ひとりに合った方法とは何か、など探り探りの状態で支援をしていました。
もっと自分の教え方が上手かったら伝わったかもしれないと後悔しても、現実は変わりませんし後悔にすがりついていたら意味がありません。
経験したことから反省し今後に繋げられるよう考えることが大切だと改めて感じました。
考える事で自分の中に多くの引き出しが増えていけば良いと感じます。
また、毎週のミーティングでも「考える」ことの大切さを感じました。
私のなかでミーティングは、自分の考えを再認識する場であり、同じ教職志望の方の意見を聞くことで新たな発見をする場でもあります。
毎週ミーティングで考える議題はいつも内容が深く、このような場合にはこの対応が良い、というマニュアルのような答えはありません。また答えは1つではありません。
自分で考え、仲間と考えを共有し合うことで新たな発見ができ、また自分の考えの甘さにも気付かされました。
これから、教師になるために考えることはたくさんあります。
自分の考えを持ち、他者と意見交換をすることで新たな発見や自己を内省し、それを踏まえてまた考えること、このように考え続けることが大切だと感じました。
最後になりましたがTEDICの活動をご支援してくださる方々に感謝を申し上げます。
今回私が活動を通じ貴重な体験ができたのは支えてくださる方々がいたからです。
最後の派遣も笑顔の絶えない、また多くの学びが届けられるように頑張っていきたいと
思います。