第28回 ミーティング | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんばんは!TEDICの井上です虹
六月になり、石巻でも昼間は半袖で過ごせるほど暑くなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今回のブログでは、今週行われたミーティングの様子をお伝えしたいと思います。



まず、出張報告と生徒に関する質疑応答の時間をとり、全員で前回の派遣の情報を共有しました。
今回は、調書をその場で見て全員で質問や確認をしました。

次に、生徒の課題について話し合いました。
前回の派遣では、学習に集中する雰囲気を作れず、ざわざわしてしまうという反省が出たため「授業のメリハリをどうつけるか」について考えました。

チューターからは、
ひらめき電球休憩時間を一斉にとる
ひらめき電球生徒に何をどのくらいやるのか、休憩はどのくらいとるのか自分で決めさせる
ひらめき電球「おもしろい」と思える授業作りをする
などの意見が上がりました。

毎週の出張授業で、生徒に有意義な時間を過ごしてもらうために私たちが環境を整えることはとても大切なことだと思います。

このような意見を踏まえて、今後の出張授業に生かしていければと思います。



次は、ディスカッションとして「生徒指導」について考えました。
生徒指導という言葉から何を思い浮かべるかから始まり、生徒指導が必要な具体的な場面をあげました。
遅刻が多くなったり、問題行動や素行の悪さが目立つようになったときに生徒指導が必要だという意見があがりました。
そして、その意見をもとに先生役、生徒役に分かれて生徒指導のロールプレイングをしました。

写真は、中学生が校内で喫煙している場面をどう指導するかというロールプレイングです。

photo:01



自分たちで実践するなかで、生徒指導する際の生徒への対応の難しさや生徒の問題の複雑さを感じました。
生徒指導は何のためのものか、誰のためのものかということを考える時間となりました。

初等、中高問わず、生徒指導は教師全員に求められるものです。
複雑化する生徒の問題にどう向き合い、指導していくかは私たちの大きな課題なのだということを痛感しました。


来週の派遣では、関東から三人、チーム石巻から一人のチューターが参加します。

次回の派遣も多くの笑顔が生まれますように音譜