【石巻】第37回 出張授業 | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんにちは、そして初めまして。第4フェーズから参加しました飯山です。

早速第37回出張授業について報告させていただきます。
今回のメンバーは井上(ひっちゃん)長谷川(はせ)飯山(すみたん)とさらに
チーム石巻の星(ゆりえってぃ)土田(はるか)及川(ねぎ)の計6人でした。
飯山、土田、及川は初参加そして初出張授業でした。
また星はドライバーとしても活躍してくれました。地元の方の力添えがあってこそ私たちの支援が支えられています。感謝をすると共に私たちの活動が実りのあるものにするよう精進していかなければならないと感じました。

さて、初めに学習支援を行ったのは中央公民館です。
始まるとすぐに小学生1人が来てくれ、小学生5人と中学生1人が続々と集まってくれました。小学生が多かったため朝から元気でパワフルで、私たちも負けていられません。
それぞれの宿題や課題をチュータと一緒に解き楽しそうに勉強に取り組んでいました。休憩中は外で体を動かし影絵などでも遊びみんな興味津々でした。

次に星の車で移動し開成地区団地に向かいました。
高校生が3人来てくれ数学、生物、英語に取り組んでいました。
英語では文法を再確認しながら丁寧に答えまで導き、生物ではまさにチーム石巻のチームプレイでした。生徒もチュータの話に耳を傾け一所懸命に問題を解いていました。

次も星の車で移動し南境地区団地で授業をしました。
女子中学生が4人来てくれ、英語と数学に取り組んでいました。
英語では「何人称」というものを教えるときに身近で知っている人から連想させ理解を深めていました。実際に人の絵を描くことで視覚的にも分かりやすく、井上(ひっちゃん)の絵が似ていました。
数学では、一緒に問題を解いていくことで分からない所を無くし得意な所を伸ばしながら学習をしていました。


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最後に一番谷地南団地です。
ゆりえってぃと南境地区の保護者の方が車で送ってくれました。本当にありがとうございます。
中学生5人と小学生1人が来てくれました。
部活終わりで疲れているにも関わらず勉強に取り組んでいて、教える側にも熱が入りました。話していることもありましたが、集中する時にはきちんとやっていました。

私は英語を教えたんですが、教えることの難しさを改めて痛感しました。
一人ひとりにあった勉強方法を理解し教師が多くの角度からアプローチすること、
言葉で表すことは出来ても実際に実行することはなかなか難しいです。
けれども、一人ひとりのことをもっと知りたいと思い考え続ければ何か見えてくるものがあると思います。
趣味や好きな科目、雑談など知る手段は様々です。一人ひとりのことを知ることで合った勉強方法を探し、アプローチすることができればもっと楽しい学習に繋がると思います。
また、今回経験したことを生かし次に繋げていけたら良いと思います。

最後になりましたが、忙しい中ドライバーをして下さったゆりえってぃ、りょうちゃん
ありがとうございました。今回の活動も多くの人に支えられ無事に終わることができました。次の派遣も元気よく頑張っていきましょう。