先ず、下図をご確認ください。
これは、Explorerの検索欄で「coinbase」と検索した場合の、検索結果となります。
本日は、この「coinbase」というアドレスに関しまして、ご説明させて頂きます。
URLをご確認頂きますとお解りの通り、この「coinbase」はアドレスの一種に分類されていることが解ります。
但し、厳密にはアドレスではございません。
改めまして、下図をご確認ください。
上図①~④に関しまして、下記ご説明いたします。
①ウォレットアドレス
「coinbase」と記載されております通り、検索欄で「coinbase」と入力した結果であることが解ります。
②「Total Sent(OTC)」
現在「Total Sent(OTC)」は、「11,225,352.76734000 OTC」となっております。
他のアドレスのように「Total Received(OTC)」や「Balance(OTC)」という項目はございません。
③トランザクション履歴
トランザクションハッシュのタイムスタンプは、「Block #1」(即ち、最初のOTCの送金時)が送金された2017/4/8 10:28(GMT+0)を指しております。
※ Block #0は、「GENESISブロックとなります。GENESISブロックというのは、ブロックチェーンの最初のブロックとなります。
※ Block #1での送金額は「0 OTC」ですが、「0 OTC」を送金したという扱いとなるため、「coinbase」はこの時点で作られました。
④QRコード
「coinbase」のQRコードとなります。(バーコードリーダーで読み取っても「coinbase」をQRコード化したものに過ぎず、我々には関係ございません)
「coinbase」とは?
それでは、この「coinbase」に関しましてご説明させて頂きます。
「coinbase」というのは、マイニングを行ったマイナーに対してのブロック生成の報酬にあたるものとなります。
従いまして、「New Coins」と表記されるOttocoinがそれになります。
また、通常暗号通貨の取引データは、インプットとアウトプットとで構成されておりますが、「coinnbase」はブロックの最初に置かれるため、インプットが無くアウトプットだけが記述されております。
そのため、他のウォレットアドレスにあるような「Total Received(OTC)」という項目は存在しません。
次に、現在(執筆時点)の「Total Sent(OTC)」が、「11,225,352.76734000 OTC」という大変高額な数値を表示している理由に関しまして、ご説明させて頂きます。
前提として、この「Total Sent」を構成する要素は、前述のとおり「New Coins」となります。
この「New Coins」の表示が一番多く出て来るのは、Ottocoinの送金時の手数料(fee)となります。
Webウォレットを使用した時に必要な標準手数料(fee)は、0.0001 OTCとなりますが、現在、Webウォレットは利用できない状態にあります。
また、デスクトップウォレットを使用した際の手数料は、何も設定を行わない場合は現在「0」です。
過去に二度ほど、この「New Coins」に多額のOttocoinが発生した経緯があります。
一度目は、プレマインされたOttocoinが発行されたときです。
この時は、9,999,999 OTCが「New Coins」として扱われたため、「coinbase」の「Total Sent」を構成する中で、最も大きい要素となりました。
二度目は、2017/7/7 6:30生成の「Block #16279」での出来事です。
この時は、我々のコンバート申請に対するOttocoin配布の残金(1,224,080.51086750 OTC)を、全てfeeとして支払い、この分が「New Coins」となりました。
なお、この件に関しましては、過去に記事にしております。
それ以外は、通常の送金手数料であると考えられます。
「coinbase」というアドレスについての説明は以上となります。