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Bitregion、Ottocoinに関する「備忘録」及び「観察記録」として、また、困っている方の「駆け込み寺」として、幅広く情報提供・公開をいたします。

 

先ず、下図をご確認ください。

これは、Explorerの検索欄で「coinbase」と検索した場合の、検索結果となります。

 

本日は、この「coinbase」というアドレスに関しまして、ご説明させて頂きます。

URLをご確認頂きますとお解りの通り、この「coinbase」はアドレスの一種に分類されていることが解ります。

但し、厳密にはアドレスではございません。


改めまして、下図をご確認ください。

 

上図①~④に関しまして、下記ご説明いたします。

 

①ウォレットアドレス

 

 「coinbase」と記載されております通り、検索欄で「coinbase」と入力した結果であることが解ります。

 

 

②「Total Sent(OTC)」

 

 現在「Total Sent(OTC)」は、「11,225,352.76734000 OTC」となっております。

 他のアドレスのように「Total Received(OTC)」や「Balance(OTC)」という項目はございません。

 

 

③トランザクション履歴

 

トランザクションハッシュのタイムスタンプは、「Block #1」(即ち、最初のOTCの送金時)が送金された2017/4/8 10:28(GMT+0)を指しております。

 ※ Block #0は、「GENESISブロックとなります。GENESISブロックというのは、ブロックチェーンの最初のブロックとなります。

 ※ Block #1での送金額は「0 OTC」ですが、「0 OTC」を送金したという扱いとなるため、「coinbase」はこの時点で作られました。

 

 

④QRコード

 

 「coinbase」のQRコードとなります。(バーコードリーダーで読み取っても「coinbase」をQRコード化したものに過ぎず、我々には関係ございません)

 

 

「coinbase」とは?

 

それでは、この「coinbase」に関しましてご説明させて頂きます。

「coinbase」というのは、マイニングを行ったマイナーに対してのブロック生成の報酬にあたるものとなります。

従いまして、「New Coins」と表記されるOttocoinがそれになります。


また、通常暗号通貨の取引データは、インプットとアウトプットとで構成されておりますが、「coinnbase」はブロックの最初に置かれるため、インプットが無くアウトプットだけが記述されております。

そのため、他のウォレットアドレスにあるような「Total Received(OTC)」という項目は存在しません。


次に、現在(執筆時点)の「Total Sent(OTC)」が、「11,225,352.76734000 OTC」という大変高額な数値を表示している理由に関しまして、ご説明させて頂きます。

前提として、この「Total Sent」を構成する要素は、前述のとおり「New Coins」となります。

この「New Coins」の表示が一番多く出て来るのは、Ottocoinの送金時の手数料(fee)となります。


Webウォレットを使用した時に必要な標準手数料(fee)は、0.0001 OTCとなりますが、現在、Webウォレットは利用できない状態にあります。

また、デスクトップウォレットを使用した際の手数料は、何も設定を行わない場合は現在「0」です。


過去に二度ほど、この「New Coins」に多額のOttocoinが発生した経緯があります。

 

一度目は、プレマインされたOttocoinが発行されたときです。

この時は、9,999,999 OTCが「New Coins」として扱われたため、「coinbase」の「Total Sent」を構成する中で、最も大きい要素となりました。
 

二度目は、2017/7/7 6:30生成の「Block #16279」での出来事です。

この時は、我々のコンバート申請に対するOttocoin配布の残金(1,224,080.51086750 OTC)を、全てfeeとして支払い、この分が「New Coins」となりました。

なお、この件に関しましては、過去に記事にしております。

 

 


それ以外は、通常の送金手数料であると考えられます。

「coinbase」というアドレスについての説明は以上となります。

 

 

「Explorer」というのは、一般的なIT用語としては、ファイルやフォルダなどの「管理ツール」の事を指し、主に調査目的のツールになります。

少し前は、インターネットに接続する際に使用するIE(Internet Explorer)などは、とても有名なソフトでした。
 

本記事では、「Ottocoin Explorer」の使い方に関しまして、ご説明させて頂きます。
 

Explorerにアクセスいたしますと、下図の通り、検索欄には「You may enter a block height, block hash, tx hash or address.」と記載があります。

 

日本語にいたしますと、

「ブロック高、ブロックハッシュ、トランザクションハッシュまたはアドレスを入力することができます。」

となり、Ottocoinに関する調査目的のサイトであることが解ります。

 

それでは、それぞれの意味に関しまして、下記にてご説明いたします。

 

 

①ブロック高

 

Ottocoinブロックチェーンが、メインネット上で稼働し始めてから今日までの間の、「一繋ぎ」に続いている「Block No」のことを指します。

「0」から「141092(執筆時)」までの数字を入力し、検索することが出来ます。


[例]

試しに「5」と入力し、エンターキーをクリック(もしくは「Search」をクリック)いたしますと、下図の通り、最初の「9,999,999」枚のOttocoinを発行(プレマインとして発掘)した時のブロックであることが解ります。

 

現在の最新の「ブロック高」に関しましては、Explorerの右下(○○○○ blocksと書いてあります)、もしくは下記URLで調べることが出来ます。

http://explorer.ottocoin.com/api/getblockcount

 

 

 

②ブロックハッシュ

 

先ほどの「ブロック高」をハッシュ値(ハッシュ関数を用いて一方向に変換したデータ値であり、基本的に復元は不可能)で表現したものとなります。

「ブロック高」で検索した場合と、この「ブロックハッシュ」で検索した場合とでは、同じ結果が得られます。


[例]

前項(①ブロック高)で「5」と入力した結果と、その時のブロックハッシュである「06f5438a14874c71ab5981de077d5778e06a8ab46d33e041fac9e27d324d83b5」を入力した場合とでは、下図の通り、検索結果は同じとなります。

 

 

 

③トランザクションハッシュ

 

「トランザクション」とは、簡単にご説明いたしますと「送金情報」のことをいいます。

Ottocoinの送金は、トランザクションと言われる送金情報をマイナーの元へ送ることで行われます。

但し、トランザクションを送っただけでは、送金行為は「認証」されません。

そのトランザクションがブロックに取り込まれた段階で送金は完了となります。

この「トランザクションをブロックに取り込む作業」のことを「マイニング」を呼びます。


また、前項(②ブロックハッシュ)が「一ブロック当たり」の情報をデータ化したものであるのに対し、トランザクションハッシュとは「一取引当たり」の送金情報をデータ化したものとなります。


[例]

最初のOttocoinが発行された際のトランザクションハッシュは「77a8d2f386e8b9108215da78ba7f7114c4f73b1162188ca657a5fcdc3630e689」となります。

上記を検索欄に入力しエンターキーをクリックしますと、この取引の詳細(下図)を見ることが出来ます。

 

 

 

④アドレス

 

その名の通り「ウォレットアドレス」のことです。

検索欄に「ウォレットアドレス」を入力しエンターキーをクリックしますと、そのウォレットアドレスの情報(総送信数、総受信数、現在の残高、過去の取引履歴など)を調べる事ができます。


[例]

最初のOttocoinが発行された際のウォレットアドレス「QXwBUsEgTih7rKAWVQh7nhi1Q81A3Naaq1」を入力し、エンターキーをクリックしてみます。

すると、下図が表示されます。

 

 

 

ここで、ウォレットアドレスを検索した際に表示される各項目に関してご説明いたします。

 

下図をご覧ください。

 

①ウォレットアドレス

 検索欄に入力したウォレットアドレスが記載されます。

 Ottocoinの場合は、「Q」から始まる34個の文字列となります。



②「Total Sent(OTC)」

 当該ウォレットにおいての、送信額の「合計」となります。

 ここは難しく考える必要はありません。

 単に、他のウォレットに対して、今までに何OTCを送金したか?の合計額となります。



③「Total Received(OTC)」

 当該ウォレットにおいての、受信額の累計となります。

 ここの計算方法が少し解り辛いので、下記に考え方に関しての例をあげます。


 [例]

 1000 OTCを持っていたとします。(新しいウォレットに1000 OTCだけ受け取った状態であると仮定)

 この内100 OTCを他のウォレットに送信したとします。

 この場合の計算方法は、1000 + 900 = 1900

 「Total Received(OTC)」は、1900 OTC となります。

 つまり、他のウォレットに送信すると、残金に関しても当該ウォレットにおいては受信扱いとなります。

 このようにして、送信の度に残金を受信扱いとするために、何度も送信を行っているウォレットは、記憶に無い様な「Total Received」になることもあります。


 余談ですが、Ottocoinにおける「Total Received(OTC)」の多い順(TOP100)も、上部メニューの「TOP100」を表示後「Received」タブをクリックする事で、確認することが出来ます。

 試しに確認してみますと、下図の通り、第1位は第2位以下を大きく引き離していることが解ります。


 この第1位のアドレス「QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF」こそ、私たちのコンバート申請時のOTC配布に使用されたウォレットとなります。



④「Balance(OTC)」

 当該ウォレットアドレスにおける、現在の残高となります。

 今日(2018/5/6)現在、Webウォレットでは残高確認が出来ない状態ですが、Exlporerの検索欄で自分のアドレスを検索いたしますと、「今自分のウォレットには何OTC入っている」ということを調べることが出来ます。

 また、

 「Total Received」 - 「Total Sent」 = 「Balance」

 となります。



⑤トランザクション履歴

 ここには、当該ウォレットにおける、現在まで送受信情報が掲載されます。

 いつ、何OTCを送信(受信)したかの、全取引履歴を調べることが出来ます。



⑥QRコード

 当該ウォレットアドレスの「QRコード」になります。

 今後スマートフォンのアプリウォレットから送金する際など、送金先のウォレットアドレスを瞬時に入力したいときなどに便利です。(現時点では、アプリウォレットがリリースされていないため、利用する事はできません)




「Explorer」の使い方は以上となります。

 

Bitregionでのコンバート申請に対するOttocoinの配布が、2017/9/19(Block #42963)を最後に停止していることは、皆さまご存知のことと存じます。

この時点(Block #42963処理後)での、OTTO運営の「QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF」というアドレスにおける保有OTC残高は、「401,544.10323930 OTC」でした。

その後、この「QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF」というアドレスは、下図の通り、全41カ所のウォレットに分裂いたしましたが、この41カ所及び残金(9,031.1032393 OTC)の全てのウォレットが、「C-CEX」保有のウォレットであったことが、昨日PM21:00生成のBlock #140038ではっきりと解りました。


(本件に関しましては、過去に記事にしたことがありましたが、Block #140038で動いたウォレットが、41カ所のウォレットの中で、Withdrawで使用された最後のウォレットとなります)

 

上図についてご説明いたします。

・左側の赤字(縦に1~41)が、分裂したウォレットアドレス数です。

・①は、41カ所に分裂後の最終残金となります。

・②は、41カ所に分裂した合計Ottocoin数となります。

・③は、コンバート配布終了時点のOttocoin残高となります。従いまして、① + ② = ③となります。
 

 

これら41カ所及び残金のウォレットが、「C-CEX」保有のウォレットであると断定できる材料は、41カ所及び残金を含む「401,544.10323930 OTC」は全てC-CEXからのWithdraw(我々への払い出し)に使用されていた事が解ったからです。


言い方を変えますと、C-CEX取引所内で、この約40万OTCはOTTO運営(=C-CEX)によって売却された、ということになります。


また、OTTO運営(=C-CEX)保有のOttocoinの売却は、上記以外にも、コンバート配布に使用されたウォレットの残高を全てを手数料(fee)として支払い「New Coin扱い」となった(Block #16279)ものや、TOP100の第一位のウォレットから直接送金されたウォレットからも、それぞれ認められました。


これが何を意味するのか、現時点でははっきりした理由は解りませんが、今後、また新たな発見がありましたらご報告させて頂きます。

 

 

上場廃止に伴い、現在C-CEXに保管してあるOttocoinはどうすれば良いのか?とのご質問を複数頂きましたので、記事にしておきたいと思います。

 

過日、2018/4/27 8:17(日本時間)にC-CEXがBitcoin Forum上で発表いたしました通り、Ottocoinは、2018/5/11をもちましてC-CEX取引所内の取引可能通貨から除外されます。

これを受け、現在C-CEX取引所のデポジットウォレット内にOttocoinを保管されている方は、2018/5/11までに、必ずご自分のウォレット(Webウォレット、もしくはデスクトップウォレット)に移動しておくようにしてください。

もし、2018/5/11までにC-CEXからご自分のウォレットに移動していない場合におきましては、2018/5/11以降、紛失してしまう可能性も十分考えられますので、どうぞご注意ください。

 

 

移動先のウォレットは?

 

現在、Ottocoinのウォレットは、「Webウォレット」と「デスクトップウォレット」の二種類がございます。

しかしながら、Webウォレットにおきましては、2017/11/24以降、下図の通り残高及び取引履歴が一切表示されない状態が、現在も続いております。

 

また、2018/4/11以降は、Webウォレット自体のSSL証明書の有効期限切れにより、下図の通り「この接続ではプライバシーが保護されません」と警告が出てしまいます。

 

 

本日現在も、このような状態のWebウォレットではありますが、保管機能自体は失っておりませんので、財布としてOttocoinを入れておくことは可能です。

ウォレットの開き方に関しましては、下図①~⑤をご参照ください。

 

①「詳細設定」をクリックします。

 

②最下部の「wallet.ottocoin.com にアクセスする(安全ではありません)」をクリックします。

 

③今まで通りパスワード入力画面になります。

 

④Webウォレットを開くためのパスワードを入力します。

 

⑤Webウォレットが開きます。(残高と取引履歴は表示されません)

 

 

上図①②と同じやり方によって、下記URLから、新しく「Webウォレット」を作成することも可能です。

https://wallet.ottocoin.com/

 

PCをお持ちでない方は、「Webウォレット」をご利用になられる以外の選択肢はございませんので、C-CEXから「Webウォレット」に移動させて下さい。

PCをお持ちの方は、「Webウォレット」でも「デスクトップウォレット」でも、どちらでも構いません。

 

 

留意点

デスクトップウォレットの初めてご利用になられる方は、下記URLをご参照ください。

一番下までスクロールして頂き、「#1. デスクトップウォレットの導入方法」から順に、下から上にお読みください。

https://ameblo.jp/tc-blockchain/theme-10104744008.html

 

 

本日8:17(日本時間)、Bitcoin ForumでのC-CEXアカウントにおきまして、2018/5/11付で取引リストから削除されるコインの発表がありましたが、その中に、Ottocoinも含まれることが解りました。

以下原文


以下邦訳


皆様方の中で、現在、C-CEX内にOttocoinを保管されておられる方は、2018/5/11までにC-CEXから全OTCを出金(withdraw)されますことをおススメいたします。

取り急ぎのご連絡まで

新しいことが解りましたら、改めて記事にいたします。

 

本日午前中、C-CEX取引所におきまして、新規のアカウント登録が解禁となりました。

昨年2017年12月20日振り(実に116日振り)の登録再開となります。

 

 

下図はC-CEX公式Twitterより

 

 

 

また、この度の解禁に伴い、一部ルールを厳格化したようです。

「Rules and policies」内の、第9条「Account and history records」をご確認ください。


下図は、昨日(更新前)までの内容となります。

 

 

 

下図は、本日(更新後)の内容となります。

 

 

 

簡単にご説明いたしますと、

「我々は、一人の顧客が複数アカウントを登録する事を歓迎しておりません。もし、複数アカウントを登録していることが判明した場合、残高補償は一切せずにその顧客の全てのアカウントを削除する権利を有します。」

とのことですので、アカウント作成には気を付けたいところです。

 

OttocoinのWebウォレットサイト(wallet.ottocoin.com)におきまして、昨日よりComodoによるSSL証明書の有効期限が切れたためのアラートが出ているようです。


・Google Chrome

 

 

・Firefox

 

 

・Internet Explorer

 

 

・Safari(mobile)

    

 

 

 

有効期限切れのため、申請者による再申請の必要性があると思われます。

従いまして、この場合、OTTO運営が動かないと正常化されないものと考えられます。


また何か新しい発見がありましたら、ご報告させて頂きます。
 

 

【第3節】各事象により導き出された答えと考察

前節までの各事象を踏まえ、それらを客観的に鑑みた上で導き出される答えを、下記に列挙させて頂きます。

 

・私たちのコンバート申請に対するOttocoinの配布は、暫くの間は、プレマインされた際に作られた新しいウォレットから行われておりました。
 プレマインとは、既知の通り、不特定多数の市場参加者によるマイニングが公開・開始される前に、一定量を開発者側の意思によって供給できる仕組みのことを指します。
 これは暗号通貨の開発者(発行元)にしかできない行為ですので、いかにOTTO運営が「ICO中に他のパーティによって一括購入された」との声明を出したとしても、この事象を考察いたしますと、「Bitregion=OTTO運営」であると認識せざるを得ないものと思われます。



・『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスにおきまして、同時期(同時点)にて3つ同じ名前、且つそれぞれ引き出しの異なる財布を管理するという通常からは逸脱した管理方法自体、ブロックチェーン管理者しか行う事ができない方法です。
 即ち「Ottocoinのメーカー」という立場にあるからこそできる芸当となりますので、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』ウォレットの所有者が、仮に建前上Bitregionであるとした場合におきましても、Bitregion自身がブロックチェーン管理者である、という逆説的な裏付けにもなってしまいます。

 

・『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスを利用した送金処理の多くは、複数(最大100個)の送金先ウォレットを1つのブロックにまとめて送金する、というものでした。
 これはWebウォレットでは勿論のこと、通常のデスクトップ(QT)ウォレットを使用しても、できないものと推測しております。
 そうした場合、やはり開発者側による送金であると捉えざるを得ない送金方法になりますので、上記同様、Bitregion自身がブロックチェーン管理者である、という逆説的な裏付けにもなってしまうものと思われます。 (但し、もしリスト化した送金先データを、容易にインポートすることができるのであればこの限りではありません。)

 

 

以上、導き出された3つの答え全てにおきまして、「Bitregion=OTTO運営」であるという事を示唆しておます。

 

但し、ここまでの検証が全て間違いであり、そのように誘導されたものである可能性も検討いたしました。

しかしながら、その場合、行うべき「偽装工作」が逆であるべきなのです。

仮に誘導している場合は、別組織であるという「解」に繋がる方向性でなければなりません。

状況証拠から判断出来得る全ての事象からでは、「OTTO運営はBitregionとは別組織である」と声明を出している内容とは相反してしまいます。


そのため、上記「誘導案」は破棄することとし、現状から判断いたしましても「Bitregion=OTTO運営」であるとの結論付けに至った次第です。


ここで第3節はお終いです。 ありがとうございました。
 

 

 

【あとがき】

この度の情報公開に関しまして、「触れられたくない部分には、触れない方が良いのでないか?」というご意見を複数頂戴いたしました。

記事を書かせて頂きます上で、ご意見を頂けるという事は、大変嬉しい限りでございます。

折角ですので、ここではこの件に関しまして、私の考えを少し述べさせて頂きたいと思います。

先ず、皆さまがご懸念されるであろう部分に関しましては、本ブログを書く前におきまして、私自身も承知している部分であり、それらを考慮した上でこの度の記事を書かせて頂きました。

その上で、この度の記事にいたしましたBitregionとOTTO、C-CEXの足跡や繋がりは、ある意味、少し調べれば必ず見えて来る(誰でも辿り着ける)部分でもございます。
その辺りは、彼ら(BitregionやOTTO運営ら)も承知の上だと考えております。

ブロックチェーン技術は、ご承知の通り取引自体はとても透明性の高いもの(ガラス張り)でありますし、私は、彼らはその道のプロであると考えております。
私程度が、ほんの少し何かに気づいたとしても、彼らにとっては、とても些細なことに過ぎないものとも思っております。

もしかしたら、敢えてヒントを与えてくれていたのかもしれません。
逆に、絶対に気付かれたくない場合は、当初から「絶対に気付かれないようなトランザクションを創り上げる」ということも、十分可能なのです。

また、三者それぞれが全て異なる組織である、という事をアピールしているのは、ある種、建前程度のものであるとも考えております。
即ち、メーカー・サプライヤー・ベンダーが全て同じであるという事は、彼らの口からは、大手を振っては言いたくない事項なのかもしれません。

彼らが否定をするのでしたら、どのような証拠が顕在化した場合であったとしても、あくまでも「否定」を貫き通すだけで良いと思っております。
この程度のことで彼らの計画に対し、何らの支障をきたすとは、今日までの軌跡を振り返る限りにおきましては考えられません。

逆に、もし彼らが自身の計画を断念せざるを得ない状況があるのだとしたら、それは彼らの所在を解き明かされた場合のみ、だと考えております。
Bitregion、OTTO、C-CEX、これら全てにおいて言えることは、運営者の所在が未だ不明である、という確固たる事実です。

私自身も、過去何度か所在解明に取り組んだ経緯もございます。
恐らく多くの方が、ご自分で取り組まれたり、その道のプロに委ねるなり、同じことを行われているはずです。

それでも、全く何も見えて来ません。
このことこそ、彼らにとって触れられたくない真実だと考えております。

そういった意味で、この度のブログ公開は、私自身が事前に思慮した上での公開である、ということを皆さまにおかれましては、どうぞご理解頂けますと幸いです。


また何か新しい発見がありましたら、ご報告させて頂きます。

 

 

【第2節】コンバート申請に対する対応に関して

 

前節でご説明させて頂きました『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というアドレスが、コンバート申請があった際に、Ottocoinの配布に使用された送金元アドレスである、ということは既知の事実です。

厳密には、2017/6/14~2017/9/19までの間のみ送金元として使用され、実に延べ「12,444回」の送金が行われました。(12,444回というのは、Block数ではなくアドレス数となります)

 

それでは、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』以外に使用された送金元アドレスはないのか?という点に関しまして、下記ご説明させて頂きます。

先ず答えといたしましては、複数あります。(アドレスとしては複数ですが、ウォレットの括りとしては1つになります)

 

それが、Ottocoinブロックチェーンのメインネットにおいて、9,999,999 OTCがプレマインされた際に最初に作られたウォレットです。

このウォレットからの送金は、Webウォレットを使用したものではなく、デスクトップ(QT)ウォレットを使用したものであり、送金後に毎回送金者のアドレスが変わります。

厳密には、2017/5/30~2017/6/13までの間の送金元として使用され、実に延べ「647回」の送金が行われました。(この中には、コンバート申請以外の、OTTO運営サイドのテスト送金も含まれております)
 

 

また、上記647回以外に、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』に対する送金が、4回行われております。


その4回の送金記録を下記列挙いたしますが、本記事ではこれについてはこれ以上言及いたしません。
 

① 2017/6/13 Block #6204にて、100 OTC

 

② 2017/6/14 Block #6502にて、3,000,000 OTC

 

③ 2017/6/14 Block #6619にて、1,000,000 OTC

 

④ 2017/7/20 Block #21052にて、1,200,000 OTC

 


上記②の内、1224080.5108675 OTCはコンバート申請に対する送金には使用されず、下図の通り、2017/7/7 Block #16279で送金手数料(fee)として、別所に送られております。

 

 

 

ここで、一度、話しを整理いたします。

私たちのコンバート申請に対して、Ottocoin配布に使用した運営ウォレットは、大きく分けて2種類のウォレットから送金されたことになります。

[1] 9,999,999 OTCのプレマインがされた際、最初に作られたウォレット

[2] 『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』

 

 

送金方法に関して

[1]については、確実にデスクトップ(QT)ウォレットからの送金であることが解りますが、[2]については、未だ定かではありません。

一見、同じアドレスからの送金が繰り返されているためにWebウォレットからであろう、と思いがちですが、同じブロック内に最大100件もの複数アドレスへの送金ができる仕組みは、Webウォレットには無いものと思われます。

デスクトップウォレットを使用し、何らの方法で「100件一組」のリストを用いて、101件目に残金を自分自身『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』に指定し、一括送金する事で送金可能なのではないか?とは考えられますが、現状では想像の域を出ません。

ここで第2節はお終いです。


最終節では、これらの事象から導き出される答えに関しまして、ご説明させて頂きます。
 

 

【まえがき】

恐らく、Bitregionにご参加されていた方の多くは、確証は無いにしても「BitregionとOTTO運営は同じ組織なのではないか?」と推測されておられることと思います。

他方で、OTTO運営といたしましては、過去メール返信などで、これらの質問に対しては下記のとおり完全に否定をしております。
___________________________________________________________________________________________________________

[参考1] 韓国の方へのメール返信

Hi
We are separate entity with bitregion.
Basically they are our client who believe in our roadmap.
We have made an agreement to work together in order to make ottocoin successful at the same time beneficial to their users.
___________________________________________________________________________________________________________


[参考2] 日本の方へのメール返信

Thank you.
We at Ottocoin we commited to deliver the products.
Please dont spoil the market.
The price different because of Quick Reaction from users to dump the Ottocoin.
We are not associated with Bitregion.
The Ottocoin has been bulk purchased during the ICO by different party.
___________________________________________________________________________________________________________


[参考3] OTTO公式アカウントと思われるTwitterでのコメント

Bitregion and ottocoin are not the same or an organization.
Ottocoin cryptocurrency has no access or permission on BR.

___________________________________________________________________________________________________________

 

本記事では、Ottocoinのブロックチェーンにおける全てのトランザクションを通して、この推測を確証に変えるための「証明」を目的といたします。

話しが少々長くなりますので、第1節から第3節までの3部構成で進めて参りたいと思います。

 

 

【第1節】『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というアドレスに関して

皆さまの中には、この『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスを覚えている方もいらっしゃるかと思います。

このアドレスは、Bitregion参加者のコンバート申請に対する、Ottocoinの配布に使用された送金元ウォレットアドレスです。

ここで、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』の全てのトランザクションハッシュをExplorerで見てみましょう。

 

 

如何でしょうか?

 

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、このトランザクション履歴は明らかに「何かがおかしい」のです。

おかしな点を下記に列挙いたします。

①最初のトランザクションがマイナスからスタートしている。

②このアドレスのOTC残高は、本来「0=ゼロ」であるはずが、「0.00000096」となっている。

③最終送金がピンク地であるのに、最終残高が「0.00000096」となっている(②と同義)。

④Total Received - Total Sent = 切り上げ計算されている(左記計算が正しければ「0.00000095」となるはずである)

下図も併せてご参照ください。

 

以上、4つの点で整合性が取れないウォレット履歴内容である、という事が解ります。


それでは、何故、このようなことが起きてしまっているのか?

それは、この『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスが、【同時に3つ存在】したからです。

どういう事か、ご説明いたします。

 

通常、BTCに代表される暗号通貨のブロックチェーンの場合、下図の通りとなります。

図中、AさんがOTTO運営です。

 

・Webウォレットを使用した場合、Bさんに送金後も残金はAさんに戻り、Cさん、Dさんに対して、Q111111111から送金されることになります。

・デスクトップウォレット(QT)を使用した場合は、Bさんに送金後はQ11111111とは違うアドレスでAさんに残金が戻りますが、今回のご説明では省略いたします。

 

 

続きまして、この度OTCにおいて、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』が行った送金は、下図の通りとなります。

 

図をご覧頂きますと解る通り、Aさんには、Aさん(1)、Aさん(2)、Aさん(3)と、3人のAさんがいます。

この図の通りの構図が、Ottocoinのブロックチェーンでは起きておりました。

 

 

これを立証するために、下図をご覧ください。

 

この図は、2017/6/14のコンバート申請に対するOTC配布表の一部分ですが、3種類に色分けされていることにご注目下さい。

青色、黄色、紫色のどれもが、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』を表しております。

しかしながら、残高(Balance)上は、どれも同一のモノではなく、完全にセパレートされたウォレット(財布)であることが解ります。

つまり、例えるならば、同じ財布でありながら、お金を入れておく場所3か所すべてが異なるのです。

 

現実の財布であれば、当然ながらあり得る話ではあります。(札入れ、小銭入れ、カード入れ等…)

しかしながら、暗号通貨のブロックチェーンでこれを行うと、おかしくなります。

XRPのような宛先タグで管理できる仕組みなら問題ありません。

Ottocoinの場合、Webウォレットも、デスクトップウォレットも、このようなタグでの管理は行われておりませんし、調べた限りにおきましては、同様の管理は不可能でした。


これにより、Explorerで確認した際の『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』の説明ができるようになります。


ここで第1節はお終いです。