「Bitregion」と「OTTO運営」とを繋ぐ裏付けに関して [1/3] | tc@BAND

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Bitregion、Ottocoinに関する「備忘録」及び「観察記録」として、また、困っている方の「駆け込み寺」として、幅広く情報提供・公開をいたします。

 

【まえがき】

恐らく、Bitregionにご参加されていた方の多くは、確証は無いにしても「BitregionとOTTO運営は同じ組織なのではないか?」と推測されておられることと思います。

他方で、OTTO運営といたしましては、過去メール返信などで、これらの質問に対しては下記のとおり完全に否定をしております。
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[参考1] 韓国の方へのメール返信

Hi
We are separate entity with bitregion.
Basically they are our client who believe in our roadmap.
We have made an agreement to work together in order to make ottocoin successful at the same time beneficial to their users.
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[参考2] 日本の方へのメール返信

Thank you.
We at Ottocoin we commited to deliver the products.
Please dont spoil the market.
The price different because of Quick Reaction from users to dump the Ottocoin.
We are not associated with Bitregion.
The Ottocoin has been bulk purchased during the ICO by different party.
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[参考3] OTTO公式アカウントと思われるTwitterでのコメント

Bitregion and ottocoin are not the same or an organization.
Ottocoin cryptocurrency has no access or permission on BR.

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本記事では、Ottocoinのブロックチェーンにおける全てのトランザクションを通して、この推測を確証に変えるための「証明」を目的といたします。

話しが少々長くなりますので、第1節から第3節までの3部構成で進めて参りたいと思います。

 

 

【第1節】『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というアドレスに関して

皆さまの中には、この『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスを覚えている方もいらっしゃるかと思います。

このアドレスは、Bitregion参加者のコンバート申請に対する、Ottocoinの配布に使用された送金元ウォレットアドレスです。

ここで、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』の全てのトランザクションハッシュをExplorerで見てみましょう。

 

 

如何でしょうか?

 

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、このトランザクション履歴は明らかに「何かがおかしい」のです。

おかしな点を下記に列挙いたします。

①最初のトランザクションがマイナスからスタートしている。

②このアドレスのOTC残高は、本来「0=ゼロ」であるはずが、「0.00000096」となっている。

③最終送金がピンク地であるのに、最終残高が「0.00000096」となっている(②と同義)。

④Total Received - Total Sent = 切り上げ計算されている(左記計算が正しければ「0.00000095」となるはずである)

下図も併せてご参照ください。

 

以上、4つの点で整合性が取れないウォレット履歴内容である、という事が解ります。


それでは、何故、このようなことが起きてしまっているのか?

それは、この『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というウォレットアドレスが、【同時に3つ存在】したからです。

どういう事か、ご説明いたします。

 

通常、BTCに代表される暗号通貨のブロックチェーンの場合、下図の通りとなります。

図中、AさんがOTTO運営です。

 

・Webウォレットを使用した場合、Bさんに送金後も残金はAさんに戻り、Cさん、Dさんに対して、Q111111111から送金されることになります。

・デスクトップウォレット(QT)を使用した場合は、Bさんに送金後はQ11111111とは違うアドレスでAさんに残金が戻りますが、今回のご説明では省略いたします。

 

 

続きまして、この度OTCにおいて、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』が行った送金は、下図の通りとなります。

 

図をご覧頂きますと解る通り、Aさんには、Aさん(1)、Aさん(2)、Aさん(3)と、3人のAさんがいます。

この図の通りの構図が、Ottocoinのブロックチェーンでは起きておりました。

 

 

これを立証するために、下図をご覧ください。

 

この図は、2017/6/14のコンバート申請に対するOTC配布表の一部分ですが、3種類に色分けされていることにご注目下さい。

青色、黄色、紫色のどれもが、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』を表しております。

しかしながら、残高(Balance)上は、どれも同一のモノではなく、完全にセパレートされたウォレット(財布)であることが解ります。

つまり、例えるならば、同じ財布でありながら、お金を入れておく場所3か所すべてが異なるのです。

 

現実の財布であれば、当然ながらあり得る話ではあります。(札入れ、小銭入れ、カード入れ等…)

しかしながら、暗号通貨のブロックチェーンでこれを行うと、おかしくなります。

XRPのような宛先タグで管理できる仕組みなら問題ありません。

Ottocoinの場合、Webウォレットも、デスクトップウォレットも、このようなタグでの管理は行われておりませんし、調べた限りにおきましては、同様の管理は不可能でした。


これにより、Explorerで確認した際の『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』の説明ができるようになります。


ここで第1節はお終いです。