【第2節】コンバート申請に対する対応に関して
前節でご説明させて頂きました『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』というアドレスが、コンバート申請があった際に、Ottocoinの配布に使用された送金元アドレスである、ということは既知の事実です。
厳密には、2017/6/14~2017/9/19までの間のみ送金元として使用され、実に延べ「12,444回」の送金が行われました。(12,444回というのは、Block数ではなくアドレス数となります)
それでは、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』以外に使用された送金元アドレスはないのか?という点に関しまして、下記ご説明させて頂きます。
先ず答えといたしましては、複数あります。(アドレスとしては複数ですが、ウォレットの括りとしては1つになります)
それが、Ottocoinブロックチェーンのメインネットにおいて、9,999,999 OTCがプレマインされた際に最初に作られたウォレットです。
このウォレットからの送金は、Webウォレットを使用したものではなく、デスクトップ(QT)ウォレットを使用したものであり、送金後に毎回送金者のアドレスが変わります。
厳密には、2017/5/30~2017/6/13までの間の送金元として使用され、実に延べ「647回」の送金が行われました。(この中には、コンバート申請以外の、OTTO運営サイドのテスト送金も含まれております)
また、上記647回以外に、『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』に対する送金が、4回行われております。
その4回の送金記録を下記列挙いたしますが、本記事ではこれについてはこれ以上言及いたしません。
① 2017/6/13 Block #6204にて、100 OTC
② 2017/6/14 Block #6502にて、3,000,000 OTC
③ 2017/6/14 Block #6619にて、1,000,000 OTC
④ 2017/7/20 Block #21052にて、1,200,000 OTC
上記②の内、1224080.5108675 OTCはコンバート申請に対する送金には使用されず、下図の通り、2017/7/7 Block #16279で送金手数料(fee)として、別所に送られております。
ここで、一度、話しを整理いたします。
私たちのコンバート申請に対して、Ottocoin配布に使用した運営ウォレットは、大きく分けて2種類のウォレットから送金されたことになります。
[1] 9,999,999 OTCのプレマインがされた際、最初に作られたウォレット
[2] 『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』
送金方法に関して
[1]については、確実にデスクトップ(QT)ウォレットからの送金であることが解りますが、[2]については、未だ定かではありません。
一見、同じアドレスからの送金が繰り返されているためにWebウォレットからであろう、と思いがちですが、同じブロック内に最大100件もの複数アドレスへの送金ができる仕組みは、Webウォレットには無いものと思われます。
デスクトップウォレットを使用し、何らの方法で「100件一組」のリストを用いて、101件目に残金を自分自身『QTMt2kXf9jS9EoM3g5jw6vhD247XtWFDGF』に指定し、一括送金する事で送金可能なのではないか?とは考えられますが、現状では想像の域を出ません。
ここで第2節はお終いです。
最終節では、これらの事象から導き出される答えに関しまして、ご説明させて頂きます。