N響アワー:グルービンガー
久しぶりにN響アワー観ました + 2月の定期公演より +[ 収録: 2011年2月16日, サントリーホール ] 指揮:ジョナサン・ノットパーカッション:マルティン・グルービンガードルマン作曲:打楽器とオーケストラのための「フローズン・イン・タイム」打楽器奏者のマルティン・グルービンガーさんのためにイスラエルの作曲家ドルマンが2007年に作曲した作品まずは本番前に楽器の並べ方や太鼓類のネジ調整などブルービンガーさんがセッティングしている所から~~演奏家は自分の楽器やステージ上の位置 ホールの反響や残響をを聴いたり気候やお客様の入り具合の影響を考えて音の出し方まで様々なな調整をするし~なんて思いながら何とはなしに見始めて・・・演奏が始まったら虜になりました気持ち良い楽器の鳴った音 音色がほんとに小気味良いプレイすると言うより体が楽器群と一体になって自分自身が楽器のようこれじゃあ寸分違わず念密な準備が要りますね緻密で明確なリズム気持ちよい音色無駄の無い体の動き鍛錬された半端でない筋肉太ーい腕も完全に楽器ですねこういう隙の無い緻密な音楽って凄い集中力と緊張感が必要でリズムも明確な流れになり演奏するとそれが結構心地よくて楽しい (譜読みは大変だけどね )オーケストラともばっちり一つになって一つの空間、宇宙を作り上げている感じブルービンガーさん 名人芸とかマジックとか言われているけどホント 天才!N響の皆さんも一緒に楽しんでる感じが伝わってくる 作曲家のドルマンさんはイスラエルの方でイスラエルフィルしかり~イスラエルには優秀な音楽家が多いですそして イスラエル出身の大好きだった指揮者を思い出しました(過去形なのは突然亡くなってしまったから・・・)またいつか そのお話も書きたいと思いますもう1曲はショスタコーヴィチ最後の交響曲 第15番イ長調から生涯を述懐するかのようにちりばめられた自作の引用や ロッシーニやワーグナーなどの断片は老大家の最後の微笑なのかもしれません(NHK HPより引用)ショスタコって ロシア革命をテーマにした交響曲など政治的背景が真っ先に浮かぶけど人間的な曲もたくさん書いていてどこか哀愁の漂う演歌的な感じさえする曲もあるので 是非聴いてみて下さいね6月初めに 初々しい紫陽花