new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -44ページ目

Skype

今更ながらではあるがSkypeに挑戦しようと思う。
このソフトを使えば、相手が同じようにパソコンでこのソフトを使ってインターネット経由で会話や映像を共有できるのである。
それも1対1ではなく数人で同時に会話ができるとのこと。

前から知ってはいたがなんか難しそうなので手をつけなかった。
けんどスクリーンリーダーであるフォーカストークに付属でついていたSkyヘルパーを使えば音声で操作できることを知り、そのマニュアルを聞きながら最新のSkypeのインストールからやってみた。

ところが最新のSkypeをダウンロード後インストールしようとするとバージョンが4.02のものがインストールされてしまう。
Skyヘルパーのマニュアルに書かれているのはバージョン3.8のものであり、晴眼者も含めてどうやら4.02になってから使い勝手が悪く音声ののりも悪くなったらしい。
そこで古いバージョンのSkypeがアップされているサイトから無理矢理3.8をダウンロードしてインストールをしたのである。

インストール後、Skype自身の設定とSkyヘルパーのインストールと設定と両者の関連付けが完了。
あとはマイクのついたヘッドセットを購入しすでにSkypeを使用している方のSkype IDをお聞きして電話すればいい。
とはいっても実際に会話するのは方法がようわからん。
今週の日曜日にいくパソコン教室でいろいろと聞いてみようと思う。
どんなんかなぁ?
楽しみじゃのう。

心機一転

会社での昼飯時に昔お世話になった元上司に会った。
 
「暴れん坊商人君、最近はどうかね?仕事の方はうまくいってるかね?」
との問いかけに、わしは、
「最近、誰もが自分でやらずに私に何でもかんでも聞いてくるんですよ。社員の給与の仕組みをしろうともせずに全部私に結果だけを聞いてくるんで、しょうしょう腹が立ちます。」
とちょっと声を荒かげて答えた。
 
すると、元上司は、
「そんな時は暴れん坊さんが率先して相手がわかるまで教えてあげればいいじゃあないか。そこらへんの知識は貴方が一番得意なジャンルじゃろう。逆に貴方が積極的に前にたってプログラムを考えて、これを使えば正確な答えが即時に出ますよくらいにせねばいけんよ。」
と言われた。

おぅ!
わしは最近いつも皆が何でもかんでも聞いてくるので逆に怒りの感情を表していたのかもしれん。
「データはここにあるんじゃから、それを使えば答えは出るんですよ。」
なーーんて偉そうに言っていた。
いけん、いけん。
9年前に職場復帰してきた頃の素直な心が消えかかっていた。
当人は困っているから聞いてくるんだし、わしに聞けば答えが即時に出ると信頼して依頼してくれているのに、こんなことでは信用ががた落ちになると今更ながら気付いたのである。

ありがとう、S上司。
目が覚めましたよ。
初心に戻ってやっていかなければと思うのでした。

アルファーランド日記

最近、はまっているサイトがある。
それが、
アルファーランド日記
である。

ここに来る前に住んでいた広島でいろいろとお世話になった不動産屋さんである。
わしが職場復帰でここにきた2002年から転職して不動産屋を始めたとのこと。
その人が毎日のできごとを日記に書き記しているのである。
そろそろまる8年を迎える間、ほとんど毎日家庭のことを中心に会社のことも交えて書かれている。

皆さんには最初からずっと聞いていただきたい。
わしは最初から聞き始めて2週間でやっとリアルタイムの3月20日までいきついた。
まさに筆者のYさんの人柄が出ているというか子供達と暮らせることが自分の幸せの糧というか、こりゃぁまさに「愛」ですねえ。
なーんていうか、日々の出来事が飾り気内本音のトークで書かれているところがよいのである。

わしも職場復帰して今年の4月で9年目に入るがこの8年間で子供も随分大きくなった。
この日記に登場する子供達も今年の4月から中学2年生と小額3年生になる。
小さい頃は寝る前に必ず本を読んであげたりお話をしてあげていたところはまさにわしと一緒であり、休みの日には必ず子供と遊ぶことを第一と考えていたところも似ていると思う。

酒が好きで煙草もやめられない。
スロットなどのギャンブルも少したしなめ、けんど趣味は読書。
活字中毒というか毎日のように本を読んでいらっしゃるところは尊敬にあたいする。
 
書き始めた当初と比べて最近は仕事より子供の学校行事が随分のパーセントを締めるようになった
毎日の生活もずいぶん変化している様子がある。
けんど最近の生活の方が生き生きとしているような気がする。
一度直接会って一杯やりたいものである。
皆さんも広島に引っ越すことがあったならぜひとも
アルファーランド
で家を探されることをお勧めする。
飾りっ気なしでお客さまの立場になって本気でいい物件を紹介してくれることうけあいである。
ねっ、Yさん!

48歳のガキンチョ

今日の昼飯時の家族の会話。
妻が作ったキムチ炒飯、3皿のご飯の盛りに多少の差があるそうな。
娘:「お父さんの炒飯の方が少し多いような気がする。」
わし:「お父さんは50歳近く生きているんだから多い方を食べんさい。まるまるチャンはまだ16年しか生きていないんじゃし食べ盛りなんじゃけぇねぇ。」
その会話を聞いていた妻が一言。
「50歳近く生きてきたっていうけどお父さんが一番子供じゃけぇねぇ。ほんまに50歳のおじさんなんかねぇ。」
 
そう、わしは家で妻と娘の前ではまだまだ子供扱いなのである。
わしだって会社では後輩に仕事の指示をバシバシ行っているんですよぅだ。
これでも結構仕事には厳しい怖い社員なのですようだぁ。
と言ってはみても
「そんなお父さんの言う事なんて聞いてくれるの?」
と言われる。
クヤチイぃ。

けんど自分でも今年で49歳になるというのにほとんど学生時代と考え方や行動は変わっていないのかもしれない。
子供の頃見ていた50歳のおじさんはわしみたいじゃあなかったと思う。
もっと威厳があってまさにおっさんだったような気がする。
もうちいと、自分の年齢を自覚して家庭でもどっしりかまえていなければと思うのでした。

定期総会

昨日は地元の視覚障害者団体の定期総会&懇親会に行ってきた。
会場までは徒歩で20分。
何度か家族で昼飯を食いに行ったことがあるので迷うことなくいきついた。

入り口近くで白杖をトントンする人の集団有り。
「まるまる会の方ですかぁ?」
と聞いてみると
「開始まで時間があるのだがまだ中ニ入れてくれないとのことである。
初めてお会いする人も多数。
今まで参加した時はなかなかわしと同じ年くらいの男性に出会わなかったが、今回は5~6人の男性がいる。
けんど、皆さん60歳前後だそうで女性人を含めてもわしが一番若いようである。
総勢で30名くらいはいたのだろうか?

11時から12時までは定期総会。
昨年度の活動と決算報告。
そして本年度の活動計画と行事予定の内容を説明していた。

12時からは懇親会で2100円の会費で昼飯を食う。
刺身と天ぷらと茶碗蒸しとサラダと小鉢。そして、個人にすき焼き鍋がついている。
肉は大きめのやつが2枚、うまかった。
酒は個人で注文するとのこと。
わしは早速冷酒を頼む。
300ミリリットルの小瓶で900円なり。
高い。
けんどうまかった。

しかーーし、皆さん当然のごとく目が悪い訳でして、わしも大きめなぐい飲みを持ってきてもらい自分でついだのだがどこまで入っているのかわからず、一度はお膳の上でこぼしてしまい、おまけに置いていた小瓶を自分でひっくりかえしてしまう。
やっぱしあかんなぁ。
妻がおらんとまともに食うこともできんのかいのぉ。
とめげそうになったが良いが回ってきてそんなこと気にしてもしょうがなぁーいと、開き直る。

この会に入って9年目になる。
今までは子供が小額、中学と手がかかり、わしも職場復帰して間もなかったこともありあまり活動に参加できなかった。
一昨年、上野おにいちゃんが大学に入り、昨年したの娘が高校に入り一段落ついたので今年はちいと活動に参加していこうと思う。
この定期総会を初めとして毎月一日だけ開催されるパソコン教室の助手も引き受けた。
会でメーリングリストも作るとのこと。
少し若者向けの催しなども提案していこうかなぁ?
まあ、ボチボチといきませう。

ラジコ

関西地方だけで
ラジコ
というインターネットでラジオが試験的に聞けるようになった。
 
上記のページで聞きたい放送局の名前の下の「リッスンナウ」のリンクを叩くと、ウィンドウズメディアプレイアーが起動してパソコンからラジオ放送が流れてくるのである。
電波でないので雑音がいっさい入らずクリアに聞こえる。
日頃聞けないアナウンサーの微妙な息遣いまでもがリアルに再現されているのである。
ラジオでFM放送を聴くのとはもう一つ違った感じである。

これが本格的に全国的に開始されると携帯ラジオなんぞは売れなくなるんだろうなぁ?
そうそう、携帯電話でもインターネットでラジオが聞けるってことになるんじゃね?
ちょっと試してみようっと。

スパゲティ

お兄ちゃんは昼からスーパーのレジのバイトがあるとのことで9時過ぎに大阪に帰った。
妻が駅まで送りにいって帰ってからわしと妻と娘3人で散髪に行った。
わしは横と後ろはバリカンで借り上げ、もみあげはアイビー、頭上は適当にそろえてといつものように頼む。
1~2ヶ月にいっぺんきているのでわしが視覚障害者であるとわかっている。
そんでいつものシャンプーする隣の椅子に座らせられる。
この店は店内が広いので車椅子の姿態不自由の障害者もよくきているらしい。
誘導やサポートもさりげなくきちっとしてくれて応対もええ漢字である。

スッキリしてから近くのスパゲティー&ピザ屋さんで昼飯を食った。
初めて入ったとこだがなかなかの掘り出し物であった。
何といっても座る椅子がソファーになっていて座り心地がいい。
1100円出してスパゲティーを選び、あとは時間無制限でサラダとパンとスープが食べ放題である。
おまけに食後のデザートのケーキもついている。
お皿やコップなどもなかなかおしゃれで奥様方が近くのお友達と平日に昼飯くいにきてだべるのには最高の場所だと思った。
スパゲティー自体もスープスパゲティでなかなかの味であった。
またきてもええかな?と思える店であった。
けんどちと高いとはいえ、男子学生だったらどんだけパンとサラダを食ってしまうんだろうと思う。
そう、パンはこの店で焼いている自家製であり妙にうまいのである。
またこようっと。

お兄ちゃんの運転

大阪の大学に通っているおにいちゃんが帰ってきた。
春休みでアルバイトの合間を見て顔出しにきたとのこと。
わしも妻も娘も会社や学校で昼間はいない。
そこでおにいちゃんは最近とった運転免許でこっそり運転の練習をしたらしい。
車の停めている位置が微妙に変わっていたのでわかったのである。

自宅の前に駐車している車はすぐ右の道を曲がらなければいけないのだが、あまりに細いためそのまま真っ直ぐに進んだらしい。
そして知っている道を通り家のm周りをグルグル回ったらしい。
そして再び家の前に駐車。
停める場所が狭いため前え後ろへと10回くらい切り替えしてやっと停められたとのこと。
 
いつもは妻が運転しているので、これでやっと妻も助手席に乗ることができるのである。
お兄ちゃん、しっかり練習して早くわしらを乗せて車で旅行に連れていってくれよぉ。

天使のやすらぎ

オルゴールの音で神経をいやし、治療するということが流行っているらしい。
そこでインターネットで検索してみると
天使のやすらぎ
というやすらぎ系CDを販売しているサイトがあった。
妻も興味を持っておりその中の一枚を注文してみた。
上のリンクで好きなCDの曲を試聴することができるので聞いてみて欲しい。

毎日の生活、仕事に追われている人生・・・。
こげな曲を聴いて瞑想にふけるのも必要かなと思う。
なーんて書いてみたが実際にはどうなんでしょうねぇ。
全てを聞き終わる前に、確実に寝てしまうのがおちかもしれんなぁ。
けんど、ちょっと楽しみにしているのでした。

Windows7の設定をいじる

今日は先日発見した、
初心者の初心者による初心者のための音声パソコン小技集で「Windows7の設定」
をノートパソコンで聞きながら7のデスクトップパソコンの設定をいじった。
ほんまはPC-TALKER7の体験版を入れてやろうと思ったのじゃが、よーくHP聞いているとこのPC-TALKERをインストールするとオフィスのエクセルやワードにそれ用のまくろが組み込まれて画面の状況やショートカットキーなどが変更されてしまうとのこと。
主に晴眼者の妻が使っているのでまた勝手にいじると見た目が変わり怒られてはいけんと思いやめた。
今月の28日に視覚障害のパソコン教室のお手伝いをしにいくので、そん時にわしが会社で作成したエクセルファイルを持ち込んでどのように読むのかを試してから体験版をインストールすることとした。

さて7自体の設定じゃが、まずはスタートメニューの操作と設定。
XPのノートはスタートメニューもWindowsクラシックスタイルにしていてWindowsボタンを押すと上に一列のリストが出る
あとは必用な箇所でEnnterキーを押すか右矢印でリストを出して操作していった。
けんどVISTAも含めて7ではこのスタートメニューのクラシックスタイルへの変更ができない。
よってWindowsキーを押すと上に2列のリストが出て左側によく使うメニューが表示される。
そして「全てのプログラム」で右→押すと右の列のリストに移動し上下カーソルキーで必要なプログラムを選択する。
そこからさらに右矢印キーでそのプログラムのリストを出していく。
これはエクスプローラーみたいな操作ではあるがそこから左矢印してももとのプログラムのところにはもどらず今いる箇所の左のプログラムに移動してしまうのである。
見える人はなんてことないんじゃが、音声のみで操作しているわしらにとっては一体今どの場所にいるのかわからなくなるのである。
全体の様子を説明にそって体験することによって操作方法はなんとなくわかった。
 
次が設定をいじる時に必ず訪れるコントロールパネルの表示方法の変更である。
Windowsキー押して右矢印、そして上矢印でコントロールパネルへ移動しEnnter。
Tabキー1回でスペース、下矢印で小さいアイコンでEnnter。
これでコントロールパネルの表示がカテゴリから小さいアイコンの一覧に変わる。
もともとはこのカテゴリで大まかな種類に分けられていてそこから中に入りそれぞれの設定をする。
けんど、これではどこにどの設定のリンクがあるのか音声だけでは探すのに苦労するのである。
そして、この小さいアイコン表示に変更して上下左右矢印でいろいろな設定のリンクに移動してもええんじゃが、クラシックスタイルに慣れているわしらにとってはTabキーでの移動がわかりやすいようである。

後は必用なリンクでENTERしての操作は以前とそうかわらない。
そこでVistaや7特有のエアロのデスクトップ表示を変更した。
見た目が透明感があり立体的に表示されるこのエアロは見えないわしらにとっては全然必用ないのである。
そこでもともとのWINDOWSくらっしくスタイルに変更した。
これがあとからのトラブルのもとであった。

次はマイコンピューターの代わりのコンピューターの設定。
Windowsキー プラス Eキーでこのマイコンピュータにはいける。
追加でデスクトップにコンピューターのアイコンを表示し、その中の表示も詳細表示にしていらない表示も削除。
全てのホルダとファイルに設定を反映し完了。
このへんはXPの時とかわらない。
 
けんどこのコンピューターはマイコンピューターとは違いどっちかというとエクスプローラーに似ている。
左側のリストを上下で選択肢EnterしてTabキーを押すと右側のリストにフォーカスが移動し上下矢印で必要なホルダやファイルを選択する。
この右側と左側の動きを同期させる。
これで見た目はどうかわからんが今までと同じマイコンピュータ的な操作ができるようになった。

そしてこのパソコンの主たるテレビを機動してみる。
あれぇ、画面が出てこない。
エラーダイアログが出ているらしいが音声では読んでくれない。
こっ、壊してしもうたかぁと思いつつ、恐る恐る妻に表示されているエラーダイアログの内容を読んでもらう。
「デスクトップの表示が変わったため画面を表示できません。」と書いてあるとのこと。
こっこれはッデスクトップの表示をエアロからWindowsクラシックスタイルに変えたからだとピンとくる。
そこでもとのWindows7のデスクトップ画面の表示に戻すと無事テレビが表示される。
やばい、やばいやはりあまり共同のパソコンを視覚障害者用にいじるもんではないと思う。
 
そんでも、ここまで変えてやればあとは音声さえ出ればたいていの設定や操作はできるのである。
けんど今のXPリーダーではワードやエクセル2007での入力時の音声は出ないし、IE8も読まない。
もともとXPノートで保存したHPのリンクファイルをたたいて機動すればそのページだけは読んでくれるのだがそこからリンクを叩いて他のIE8のページに行くと、メニューもなんも読まなくなってしまうのである。
まっ、ええかぁ。
今日もこの設定で3時間を費やしたが、ほんまはこの部屋は妻娘が陣取っていてわしがこのパソコンをいじるのも至難の業なのである。
はよう、わしの7のパソコンを買ってもらわにゃぁと思うのでした。
あっ、そりゃぁ無理かぁ。