植菌した原木(ホダ木)を設置する準備として、ホダ場の整理・整備に取りかかりました。
まず、昨シーズンと今シーズンと2シーズンともに1枚もシイタケが発生しなかったホダ木を廃棄処分しました。ホダ場から少し離れた山中に廃棄場所を作ってそこに運んで積み重ねて廃棄しました。毎年全体の1割程度(私の場合は保有ホダ木本数は約2000本ですから)で約200本の廃棄となります。だんだんに腐敗が進んでカブトムシの幼虫の成育場になったり、さらに腐敗が進むと堆肥にもなって有効活用できます。
次に、1シーズンのみ発生しなかったホダ木は次に条件が整えば発生する可能性もあるので廃棄処分にはせずに、ホダ場の横に別に積んで置いて様子を見ます。これを私は2軍と呼んでいます。そうして、次も発生しなければ泣く泣く廃棄します。
発生しなかったホダ木を取り除いたあとのホダ場は、落ち葉や雑草を取り除いて清掃し、残ったホダ木を立てかけ直して整頓し、空いた場所に植菌した新しいホダ木を運んで立てかけます。私の場合は、梅雨に入る前に合掌立てに立てかけて設置します。古いホダ木は天地返しします。
もう10年以上も同じホダ場を使用していますから、トリコデルマ菌やその他の雑菌が繁殖して好ましくないのですが、新たに設置する好条件の場所もないので致し方ありません。
約1週間かかってなんとか200本の新ホダ木を設置する場所作りができました。あとは運搬して設置するだけですが、新しいホダ木はなかなかに重くて運搬も設置も大変です。年々大変さが増していくというのが実感です。まあ、ゆっくり頑張りましょう。
畑仕事は、ジャガイモと里芋の植え付けが終わりました。サツマイモは5月末のつもりです。丹波黒大豆と丹波大納言小豆の種まきもほぼ同時期にするつもりです。
いまは、アスパラの最盛期です。キャベツも美味しいのができました。草木堆肥が味を良くするようです。農薬や化学肥料を殆ど使わないのも野菜を美味しくしていると思っています。ただし、虫がつきますから見かけは良くありませんが。大根菜とチンゲンサイもそろそろ食べ頃です。タマネギとニンニクは6月に入れば収穫です。
キュウリとなすとミニトマトとピーマンは5月中旬に苗を購入して植える予定です。各3本ほどあれば自家用には十分なので種から育てずに苗を購入して植え付けます。バジルは種に土をかけ過ぎたのが発芽せずに失敗したようです。
農作物も生き物ですから、温度、水、日光など配慮が必要です。ワンパターンではいきません。手抜きもダメです。
そんなことやあんなことで、とりあえずの農林作業の報告です。…… ごきげんよう。