もうそろそろかと竹林に行ってみたら、ズングリと短太いタケノコが7本生えていた。
今年の初物だぞ。「初物を食べると寿命が75日延びる」とか福を呼ぶとか。ならば早速頂戴せねばなるまいとツルハシをもって出直して掘ってきました。
収穫したら、朝堀タケノコを劣化する前に早く茹でねばならない。自宅はオール電化だが、最近地震が頻発しているので災害対応のトレーニングも兼ねて薪を使って茹でてみようと思いついて試してみた。薪なら椎茸の原木を作った際の切れ端などが捨てるほどありますし、5分も歩けば林の中に杉葉や檜葉が積もるほどありますから。
早速に鉄製の古いかまど(写真の通り煙突もない超シンプルなかまどです)に古い大きな鉄鍋をかけて、杉葉に着火して薪で茹でてみました。結果、予想以上にうまくいきました。
← 表庭の片隅で茹でています。なかなかいい調子で茹で上がっていて満足、満足(*^o^*)。
これなら、災害時もご飯も炊けるし味噌汁もおかずの煮炊きも、お湯を沸かしてのインスタント食品等にも十分活用できそうです。水は水道が断水すれば谷川の水をくんで煮沸(シャフツ)すればいいわけですし……。もっとも災害は御免被りたいものですが。
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タケノコに糠(ヌカ)を入れて茹でると美味しくなるとかで、糠を入れて茹でています。
頃合いを見計らってタケノコに箸(ハシ)を刺してみて刺さるようなら茹であがりだそうです。思ったより早く茹で上がりました。 あとは妻が美味しく煮付けたりタケノコご飯にしてくれたりします。木の芽和えなどの和食のみならずチンジャオロースーや八宝菜やの中華料理にも活用できます。
私宅の場合は、京都の料亭のような地面に顔を出さない前の「白タケノコ」の段階のを収穫して調理するのではなくて、地面に10~20cm位い顔を出したのを調理します。さすがに刺身にはできませんが、煮炊きするには歯ごたえも少しあって美味しくいただいています。若い頃はタケノコを美味しいと思ったことはありませんでしたが、この歳になってみると意外と美味しく感じるから不思議です。
そういえば山ブキも山椒(サンショウ)の葉も妻が佃煮風に煮付けてくれるのを「うまい」と感じていただいています。物価が何もかも高騰する中で、畑のみならず山野からも色々と収穫できるわけで、「自然の恵みに感謝!」といったところです。これも田舎の良さでしょうか。といったところで………… ごきげんよう。