4月10日、埼玉県加須市の「浮野の里(うきやのさと)」です
今年も「ノウルシ」の群生が黄色く色づき見頃となっていました
「ノウルシ」は湿地に生えるトウダイクサ科の多年草でスプリング・エフェメラルの一つで
埼玉県のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている希少な植物になります
春に茎の先端付近の苞葉が黄色く色づいて、花が咲いたように見えとても綺麗です
一面の「ノウルシ」、圧巻の景色ですね!
黄色く色づいているのは花弁ではなくて苞葉です、ノウルシには花弁はありません
オレンジ色の小さな部分が腺体と呼ばれる部分、そこからピョンと伸びている雄しべが花(雄花)です
開花が進むと、花序の中央部から子房を持った雌花が飛び出してきます
ノウルシ群生地の田堀を挟んだ北側には菖蒲田、今年はあやめ祭り開催されるかな~?
浮野の里で咲いていた花たち
タネツケバナ(種漬花)は大群生、菖蒲田を埋め尽くします
左)ミチタネツケバナ(道種漬花)
右)コオニタビラコ(小鬼田平子)も大群生
左)キツネノボタン(狐の牡丹)
右)ヘビイチゴ(蛇苺)
左)ノミノフスマ(蚤の衾)
右)ノミノツヅリ(蚤の綴り)
左)レンゲソウ(蓮華草)
右)オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
ツボスミレ(坪菫)
右は条の無い真っ白な花…と思ったけど多分色が薄いだけ
左)オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
右)キュウリグサ(胡瓜草)
左)シロバナタンポポ(白花蒲公英)
右)黄色いたんぽぽは全部総苞片が開出していたので、セイヨウタンポポか交雑種
左)カラスノエンドウ(烏の豌豆)
右)ホトケノザ(仏の座)
左)オオジシバリ(大地縛り)
右)ツクシ(土筆)は終了、みんなスギナになりました
トウダイグサ(灯台草)
トウグミ(唐茱萸)
今年も綺麗でした
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