4月8日、埼玉県加須市の「浮野の里(うきやのさと)」です
「ノウルシ」の群生が満開・見頃、黄色いジュータンが完成していました
※2022年の見頃は過ぎました
「浮野の里」は田堀り、水路、屋敷林、クヌギ並木などの昔ながらの武蔵野の田園風景の残る125haに及ぶ地域です
「ノウルシ」は湿地に生えるトウダイクサ科の多年草、スプリング・エフェメラルの一つです
埼玉県のレッドデータブックで絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている希少な植物です
春に茎の先端付近の葉が黄色く色づいて、花が咲いたように見えとても綺麗です
一面の「ノウルシ」が鮮やか!!
黄色く色づいているのは花弁ではなくて苞葉です、ノウルシには花弁はありません
オレンジ色の小さな部分は腺体と呼ばれる部分、ピョンと伸びている雄しべが花(雄花)です
開花が進むと、花序の中央部から子房を持った雌花が飛び出してきます
本当に不思議な花です
保全活動の成果か大きな群生地以外にもノウルシが勢力を拡大しています
その他の花
左)タネツケバナ(種漬花)、木道の間や菖蒲田を埋め尽くしています
右)オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
左)ヘビイチゴ(蛇苺)も群生
右)ノミノフスマ(蚤の衾)
左)カラスノエンドウ(烏の豌豆)
右)オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
左)タチツボスミレ(立坪菫)
右)ツボスミレ(坪菫)
左)サギゴケ(鷺苔)
右)ツクシ(土筆)はほとんどがスギナになっていました
左)キュウリグサ(胡瓜草)
右)ホトケノザ(仏の座)
左)トウダイグサ(灯台草)
右)ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
左)シロバナタンポポ(白花蒲公英)、たくさん見られます
右)黄色いタンポポはカントウタンポポ、セイヨウタンポポが入り混じってます
トウグミ(唐茱萸)も咲きはじめていました
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