茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県の4県にまたがる「渡良瀬遊水地」です
そのうちの栃木県栃木市部分に当たる「第一調整池」や「谷中村史跡保全ゾーン」を花散策してきました
行ってきたのは8月28日、9月8日、9月10日、9月22日です
9月22日分
この日は谷中村史跡保全ゾーン側を散策です
ワタラセツリフネソウ(渡良瀬釣船草)
渡良瀬遊水地で発見され2005年に新種として発表された花です
最大の特徴は上下の花弁の間の両側にある小花弁があまり伸びずに壊死して黒ずんでいることです
遊水地内では山ほど咲いています^^
花は4タイプあります
左)花の内部に赤い斑点のあるもの
右)花の内部に赤い斑点と黄色い斑紋のあるもの
左)花の内部に斑点等が無く、真っ白なもの
もう一つ、黄色い斑紋だけがあるものは写真がありませんでした(^_^;)
アオヒメタデ(青姫蓼)
「レッドデータブックとちぎ 絶滅危惧Ⅱ類 (Bランク)」:絶滅の危険が増大している植物に指定されています
イシミカワ(石実皮)
花は終わって果実になっています、熟すとカラフルに色づきます
左)イヌゴマ(犬胡麻)
右)ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)
ノブドウ(野葡萄):実をつけ始めてますが、花も残っています
シロバナサクラタデ(白花桜蓼):健在でした
スズメウリ(雀瓜)
花もたくさん、若い実もたくさん
左)ダンドボロギク(段戸襤褸菊)
右)アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
延命院共同墓地跡
ヒガンバナが満開でした
今も残る墓は谷中村合同慰霊碑に合祀されるのを拒否された方たちのもの
お墓には今も花が手向けられています
アレチウリ(荒地瓜)
左は雌花、右は雄花
左)アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)
右)イヌタデ(犬蓼)
左)ホオズキ(鬼灯)の実
右)アイノコセンダングサ(合いの子栴檀草)
左)ユウガギク(柚香菊)
右)ウシハコベ(牛繁縷)
タカアザミ(高薊)
遊水地では白花も見られますが、すでに花は終わっていました
アゼオトギリ(畦弟切)
「レッドデータブックとちぎ 絶滅危惧Ⅱ類 (Bランク)」:絶滅の危険が増大している植物に指定されています
やはり広いヨシ原、全部は歩けません(^^ゞ
谷中湖へ出ました
ホソバツルノゲイトウ(細葉蔓野鶏頭):はびこっています
左)オオイヌタデ(大犬蓼)
右)オオブタクサ(大豚草):花期が長いです
左)アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
右)フジバカマ(藤袴):いたるところで咲いています
左)あまり這ってなかったけど、ハイメドハギ(這筮萩)としておきます、メドハギもまだ咲いています
右)こぶし(辛夷)の実
谷中湖からは水路沿いを歩いてきました
スタート地点に戻ってからは「体験活動センターわたらせ」で育成されている花たちを見学
タコノアシ(蛸の足)
左)ミズアオイ(水葵):栃木県では絶滅の危機に瀕しています
右)タヌキマメ(狸豆):栃木県では絶滅の危険が増大しています
広々した子供広場ゾーン、メタセコイアの紅葉も楽しみです
今年もワタラセツリフネソウが見られて何よりでした^^
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