人が集まる9ヶ条 No.3286
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1. 人は人が集まる処(ところ)へ集まる
2. 人は快適な処へ集まる
3. 人は噂になっている処へ集まる
4. 人は夢の見られる処へ集まる
5. 人は良いもののある処へ集まる
6. 人は満足の得られる処へ集まる
7. 人は自分の為になる処へ集まる
8. 人は感動を求めて集まる
9. 人は心を求めて集まる
高野山真言宗 築港高野山 釈迦院
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人脈を広げたいと思うとき、良いチームを作りたいと思うときなど、どうしたら良い人を集められるか、仲間を惹きつけられるかの参考になる教えでしょう。
幼稚園生が遊具で遊んでいるときにどの遊具が一番人気かというと、遊具そのものの魅力ではなく、子ども達が一番楽しそうに遊んでいるその様子に集まって来るそうです。
大人だって同じでしょう。
自分がやっていることをどれだけ楽しめるか、この9ヵ条にあるような価値を提供出来るか。
この中でも特に、夢のある処、感動のある処、心がある処を目指したいですね。
心がある処とはどんな処だと思いますか?
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感謝の理由 No.3285
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朝起きたら、太陽の光と、あなたの命と、あなたの力とに、感謝することだ。
どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、それはおまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。
テクムセ・ショウニー族の首長
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ネイティブアメリカンの格言からです。
朝、目が覚めるというのは当たり前のようで実はそうではなくてそれ自体が奇跡と呼べるほどのこと。
目が覚めなければその後の一切のことは無になってしまう。
だから朝起きたときにどんな気分で起きあがるのかが大事なのですね。
そしてそれと同じくらい大事なのが、寝る前の自分の感情。
その日どんなことがあっても感謝出来ることを探して、気持ちを整理してから眠りに入る。
何に気持ちをフォーカスさせるのかが、睡眠と目覚めに影響を与えることでしょう。
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想像する No.3284
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顧客の顧客は誰だろうか?
想像してみてください。
中村 信仁
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日本講演新聞2024年5月20日号からのご紹介です。
1人を喜ばせれば、それが口コミで広がっていくという点で、「顧客の顧客」を想像してみようという投げかけですが、そうすることによってできるサービスの幅が広がっていくことでしょう。
一方で、例えばお店で対応してくれた人を見て、次の顧客は誰だろうと考えたら、
そのお店の人を喜ばせたら、その人が次のお客さんにさらに良い接客になるかもしれないという連鎖も想像できるかもしれません。
さらには不機嫌な人がいた時に、何か他のところで嫌な目にあったのではないかと想像することで
こちらの受容度も広くなっていくこともあるでしょう。イライラが減るかもしれない。
結果としていずれも自分をご機嫌にするための想像力にもなりえますね。
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バランス No.3283
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子曰わく、
道に志し、徳に拠(よ)り、仁に依(よ)り、芸に遊ぶ
論語(述而七)
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世のためにこれを成し遂げるのだという志を持つこと。
徳を積んで人格を磨くこと。
他人に対して思いやりの心を持つこと。
そして音楽や芸術などの豊かな世界を楽しむこと。
ワーク・ライフ・バランスという2面だけで考えるのではなく、
少なくともこの4方面で自分の時間の使い方や行動を捉えてみると、人生がより豊かになるのでしょう。
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善意の罪 No.3282
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後世に残るこの世界最大の悲劇は、
悪しき人の暴言や暴力ではなく、
善意の人の沈黙と無関心だ。
マーティン・ルーサー・キング Jr.
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「善意の人の沈黙と無関心だ。」
特にこの部分がずしりと重たい。
「悪いことを言っていないからいいだろう」ではなく、ノーというべきときに言わなければ、悪意に同意していることになる。
サイレント・マジョリティに居たままで
「分かってもらえるだろう」
と考えるのではなく、自らの意見をキチンと伝えることが大事ですね。
他にも少しキング牧師の言葉をご紹介します。
「本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、
試練に立ち向かい、困難と闘っているときにわかる」
「長い階段をのぼる時、その階段の全てが見えてなくても良いのです。
大事なのは目の前にある一段をのぼることです」
「心の中にいつも夢をしまっておく場所を空けておきなさい」
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勝利 No.3281
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勝利をつかむ者は、最後までやめなかった者です。
ヴィンセント・トマス・ロンバルディ
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『成功する秘訣は、成功するまで諦めないこと』だと松下幸之助氏は語られていました。
同様に、「成功」に関する言葉を集めてみました。
『本物は続く、続けると本物になる』東井義雄
『成功者とは、失敗者のしたがらないことを身につけた者である』(アルバート・グレイ)
『私はよく人から成功する秘訣を教えてほしいとか、どうすれば夢を実現することができるかと尋ねられます。
その答えは「自分でやってみる」ことです』(ウォルト・ディズニー)
『仕返しをしようとしている間は、成功出来ない』(ディック・アーミー)
勝利や成功秘訣には共通点がありそうですね。
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生き切る No.3280
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いまは存在が不鮮明だ。
一人ひとりが曖昧で半端だもの。
我われ現代人は自分を生きとらんよ。
もう自分が不確かだ。
紛れもない私を生きてるっていう証がない。
やっぱり独立した自分を生き切らなきゃ。
現代の人間に襲いかかっている危機は資源の枯渇ではない。あるいは人種問題でもない。
一人ひとりの人間が自分を生き切っていないというアイデンティティクライシス以上の危機はないと思う。
行徳 哲男
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昨日に続き、致知2024年7月号からのご紹介です。
「自分」とは、他人と「自らを分ける」から存在する概念です。
自分の想いで生きているか、他人の評価に左右されていないか。
自分の力を出し切っているか。
自分の可能性に蓋をせず、迷いながらも挑戦を続けて、笑顔で生き切りましょう。
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真剣 No.3279
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武士道の第一の要諦、それはやっぱり真剣さなんだ。
ところが、現代人は真剣と深刻の混同がある。
悲劇の主人公みたいに悲壮感が漂ってるのが真剣だと錯覚してるよ。違う。
福井の永平寺に行ってごらん。真剣に命懸けで修行した僧の身のこなしの軽やかさ。
真剣にはある種の軽さがなきゃいけない。
軽さに「あ」をつけたら「明るさ」だよ。
明るい人が一番真剣です。
行徳 哲男
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致知2024年7月号からのご紹介です。
真面目は真剣ではなく、深刻に近いのでしょう。
行徳氏は、安岡正篤先生の
『人間の徳性の根本は精神溌剌(はつらつ)である』
という言葉を引用し、それを
「簡潔に言うと無類の明るさだよ」と喝破されています。
真剣に、笑顔で、明るくですね。
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遊園地 No.3278
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お母さんは交通事故で、きみがまだ6歳の時に亡くなりました。
突然すぎて精神的に参ってしまった私は、きみを連れて死のうとしたんです。
その日、最後の思い出にと、家族でよく出かけた遊園地に2人で行きました。
きみは嬉しそうに、はしゃぎ回った。
きみが楽しげであればあるほど心は痛んで、でも、必死で笑顔を作るようにしました。
やがてこちらに駆けてきたきみは、満足げな表情で見上げ、私と手をつないで笑顔でこう言いました。
「もういいよ、お父さん。お母さんのところに行こ」
きみは気づいてたんやね。この言葉で、私はハッと目が覚めました。
「あほ! お母さんに怒られるぞ、『そんな勝手なことするんやったら、二人で出て行きなさい!』って」
こう言うと……お葬式の日以来、お母さんのことでは全く泣かなかったきみは、セキを切ったように大きな声で泣きだしたね。
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日本講演新聞2024年5月6日号からのご紹介でした。
お嬢様の結婚にあたって書かれたお父様からのお手紙でした。
この時に無理にでも笑顔でいたことが良かったと振り返られていました。
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山あり谷あり No.3277
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人生山あり谷ありという。
山でしか見つけられないもの、
拾えないものがあるように、
谷でなければ見つけられないもの、
拾えないものがある。
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山の上から見る景色は美しいけど、花の種類なら谷の方が多いかもしれません。
山が好調、谷を不調と考えた時に、それぞれの状況からそれぞれ何を経験し、感じ取れるかが大事なのですね。
その日、その時、その場所を味わい尽くすこと。
そしてたとえ厳しい状況にあっても、中村天風氏の言葉のように
「人間は、病や運命に虐げられて、苦労して生きなければならぬような生き物ではない」
という気概で、心まで病ませないこと。
神様は乗り越えられない試練は与えないとも言われますから。
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