前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -77ページ目

今、私たち市民に出来ること~朝霞保健所との情報交換から

朝霞保健所と情報交換をしました。保健所の現状は「一日中ほとんどの回線がふさがり」「常にほとんどの職員が事案に関わっている」という状況で、もちろん、県のコールセンター(埼玉県新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター 電話番号:0570-783-770)も奮闘していますが、それだけでは相談ニーズの増加に追いつがず、回線を増やす手配や人繰りについて、随時対応している、という状態であることがあらためて確認できました。悪者にされがちな保健所ですが、本当に頑張っていただいていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、県庁は軽症者向けのホテルの確保、自衛隊への協力要請など、知事を中心に大車輪で動いています。

ただ、とにかく状況は厳しいです。仮にPCR検査をして陽性でも自宅待機となるケースは今もあり、家族への感染リスクも無視できません。今後、軽症者の行き先がさらに確保できたとしても、そこに張り付く医療人材の確保は大きな課題です。

また、地域の医療機関の多くでコロナ対応のための資材がほぼ払底しています(確保のための県の予算は通っていますが、資材の調達はこれからで、厳しいことが想像できます)。和光市ホームページで先般、新品の使い捨て雨合羽の提供をお願いしたことがあるのも、その厳しさゆえに、です。

ということで、院内感染リスク等を考えると地域の医療機関の多くがコロナ疑いの方を受け入れたくても受け入れられない、という都心と同じ状況に朝霞地区も陥っていることが分かります。
このため、受け入れ先の手配でも保健所は苦戦しています。

この状況がいつまで続くかはわかりません。いくら県庁が考えうる限りのすべての戦力を投入しても、戦況を劇的に改善することは無理でしょう。
よく、「私にできることはありますか?と」と聞かれます。いま、一番大切なできることは、ウイルスに感染するリスクを皆さんがそれぞれの立場でいかに抑えるか、ということです。自分の身を自分で守ることが今ほど大切な時期はありません。
これはお互いさま、ということにもつながります。私はうつらない。私はうつさない。この両方を徹底することが私たち市民に出来ること。そして、不可欠なこと。

ここで大切なのが「3つの密を避ける」から一歩進んだ「とにかく可能な範囲で徹底して外に出ない」という意識です。
慶應義塾大学医学部の宮田裕章教授のビッグデータの分析によると、外出の増加は感染の増加につながっているようです。
引きこもり生活に飽きた、私も分かります。だから家族皆で買い物、というのはとりあえず緊急事態宣言が終わるまでおあずけにしませんか、ということ。
もちろん、外出しないというわけにはいきませんから、とにかく注意して、人と接触がないように時間や場所を工夫して出る。

出たら、どこにも触らない。人とは近づかない。
ちなみに、コロナの場合、極端な事例だと靴の裏について家の中に入ってしまうこともあるようです。つまり、外に出るだけでリスクはある、ということ。
そして、医療がひっ迫している今、とにかく「日常言われているすべての工夫をして、自分や家族を守る」ことによる費用対効果が今ほど大きい時期はない、ということです。

 

結びに医療人をはじめ、社会を支えるすべての皆様の奮闘に感謝申し上げます。

なお、保健所の機能や現状については岩永直子さんの記事が詳しく、的確です。リンク先をご覧ください。

市内飲食店のテイクアウトやデリバリー(出前)等をぜひともご活用ください

市役所ウェブサイトに「新型コロナウイルス感染症に伴う市内飲食店のテイクアウト、宅配の活用について」というコーナーを作りました。

埼玉県を含む首都圏における新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言に伴い、和光市内においても、不要不急の外出を控えることをお願いしています。
さて、毎日自宅で食事というのも楽しいものですが、やはりいろいろなものを食べたい、とか、お気に入りの店のアレが食べたい、新しい店を開拓したい等々という方も少なくないと思います。気軽にお店の味が楽しめる「テイクアウト」や「デリバリー」「出前」は今、ニーズが高まっています。

一方で、市内飲食店は外出自粛の影響を大きく受けております。そこで、市内のお店の味をご家庭で気軽に楽しんでいただけるよう、市のホームページにリストを掲載しました。この機会にぜひご活用ください。

 なお、記載以外にも対応可能なものがあるかと思いますので、詳細につきましては各店にお問い合わせください。また、市内飲食店でテイクアウトや宅配情報の掲載を希望される事業者は、市役所(464-1111 担当 産業支援課)までお電話いただくか、c0300(アットマーク)city.wako.lg.jpまでメールでお問い合わせください。
また、アルコイリスカフェ(コミュニティカフェ)さんでも独自の情報網で集約したリストを作っておられます。こちらも楽しいですよ。

 

ちなみに写真はこの間、テイクアウトした焼き餃子。いつ食べても美味しいです。

 

 

 

 

 

 

4月10日のYouTube公式チャンネル動画メッセージ概要とリンク

4月10日にYouTube公式チャンネルにupした動画メッセージ概要は下記の通りです。また、動画で言及した「和光市の医療を考える医師の会」*1で東北医科薬科大学の資料を基に作成したパンフレットにリンクを貼りましたので、ご活用ください。小中学校、子育て支援センターでお配りしますがそれ以外の方はダウンロードしてご活用ください。
動画でご覧いただける方には動画もリンクさせていただきます。

「皆さんこんにちは。市長の松本武洋です。

緊急事態宣言が出されて初めての週末を迎えようとしています。

和光市でも昨日は7例目と8例目の発症の方が出ました。

これまでの事案は、いろんな繋がりの中で、例えば都内で感染した等の事情が市としても把握できていました。

しかしながら7例目と8例目は今の所、充分にこの感染の状況が分かっていません。もしかしたら市内で市中感染という可能性もあり、非常にリスクが高まっている状況と思われます。

ぜひとも市民の皆様におかれましては、緊急事態宣言の趣旨を踏まえていただくとともに、家にずっと籠っている訳にもいきませんので、必要な時に、周囲との距離をしっかり取る中で散歩等もやっていただくのがよろしいかと思います。

 

さて、先日の動画で、市内の医師の有志の会「和光市の医療を考える医師の会」の皆様にいろいろとコロナウイルスの事をお話しいただきました。

今日は新たにできたパンフレットをご紹介いたします。

 

これは、東北医科薬科大学のパンフレットをもとに、市内のお医者さん方が加筆をしてご用意したものです。

 

和光市内の小中学校や保育園*2子育て支援センターでお配りします。また、ホームページでも同じものをダウンロードできるようになっております。

感染に関する、医療の知見に基づいた、確かな情報ですから、ご活用いただきたく思います。

 

緊急事態宣言でいろいろな制約が掛かり、皆さんの暮らしにも影響が出てき始めております。

市としましては、国の様々な施策についても、なるべく早く皆さんにお伝えしながら、ぜひともこのコロナウイルスを乗り切るための市民の皆様の生活をアシストしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いを申し上げます。

 

それではぜひとも「3つの密」*3を避けて、そして何よりも手洗いをしていただくとともに、このパンフレットをご活用ください。」

 

*1 医師会和光支部による組織。日々の多忙な本業の合間に地域医療について、今回のコロナ対策について、大変ご活躍いただいています。感謝感謝です。
*2 動画では保育園と申し上げましたが、子育て支援センターの間違いです。謹んで訂正させていただきます。

*3 3つの密 政府は「(1)換気の悪い密閉空間(2)多数が集まる密集場所(3)間近で会話や発声をする密接場面」を3つの密としてこの重なりを避けるように広報していますが、これは必要条件であり、十分条件ではなく、できるなら1でも密を避けた方が良さそうです。

スペイン風邪を振り返ると、新型コロナ問題が収束するのには時間がかかることが理解できますね

「運動会ってできるかな」「夏休みはどうなるかな」と問われたので「これから数年間は社会がぐちゃぐちゃになって、そういうスケジュールもまず、普通にはいかないと思った方が良いよ」と言いました。

グラフはいわゆるスペイン風邪をピークとする当時のインフルエンザによる死者数の統計ですが、1918年からの3年間で大量の死者を出しています。また、波状攻撃的に流行したわけですが、毒性(要するに死亡率)が強まって行ったことも言われていますね。

(グラフ出所 東京都健康安全センター)
かつての様々な疫病はそのように何度かの波のように流行しました。ペストしかり、梅毒しかり。

新型コロナでは、運が良ければワクチンとか治療薬が活躍してここまでの被害を出さない可能性もありますが、いずれにしてもこれから何年かは普段通りのスケジュールで日々の暮らしが淡々と進む、ということはないと考えるべきです。

役所の仕事も同様で、学校の工事だと、普段は夏休みにやるものが市内では必ず数校はあるのですが、リスケジュールの検討をしようという話を先日、教育委員会事務局とやりました。すでに学習過程という意味ではガタガタですし、夏の切り札であるエアコンも、現状を踏まえると怖くて使えないかもしれない。

スペイン風邪の時、与謝野晶子は政府が劇場などの使用制限をやらない、とかいろいろと政府の対応がまずかったことを指摘していました。当時は今よりも感染症対策の知見もないし、なにより人命が軽かったのかもしれませんね。現代的には、社会のいろいろなスケジュールを犠牲にしてでも命を救うことが優先されるべき、というのが当然の社会的な合意事項で、それ以外のことはかなり大切なことでもリスケを強いられるだろうな、と思った方が良いですね。

何か月か前に書きましたが、戦後からバブル期ぐらいまでの日本は奇跡的に災害もさほど激甚なものは全国的な観点からは少なめで、健康という観点でも、結核がある程度克服されて、公害ぐらいしか特筆すべきことはなく、かなり平和な社会が続きました。

ただ、それは例外的に平穏で、幸せな日々だったのかもしれません。
ということで、これからしばらくはとにかく予定通りにいかない、ということを前提で行きましょう!

歩く時、走るとき、自転車に乗るとき、他の人との距離は十分ですか?

ウイルスを意識した生活で必要なのは、たまに行うリフレッシュ。樹林公園を歩く人も多いのですが、普通の人の想像以上にソーシャルディスタンスは広く取る必要がある、ということがわかる研究結果が出てきました。ぜひ、外で運動する際の参考にしてください。

普段なら、ソーシャルディスタンスは1から2メートル。しかし、ランニングやウォーキング、自転車の場合はどうかというと、どうも不十分らしいですね。

要点を示すと、物体が空気中をある方向に動くと、必ずスリップストリームという空気流が起きます。そして、ウイルスを含む飛沫はその中を移動し、特に移動体の真後ろに多く落ちるようです。つまり、意識すべきは互いのスリップストリームに入ってはならない、ということ。

風がないか弱いなら、ある程度距離を取って横に並んで歩くか走れば飛沫を浴びるリスクは比較的低いとのこと。

そして、具体的な離間距離ですが縦1列で歩く人の場合、4から5メートル離す。ランニングや自転車でゆっくり走るなら10メートル、激しい運動を伴う自転車は少なくとも20メートル離す。また、誰かを追い越すときは、かなりの距離を置いて別のレーンを走る必要があるとのこと。

なお、あくまでもこのリンク先の論考では、ということなので参考程度に捉えてください。

詳しくはリンク先まで。