前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -420ページ目

エリート教育と倫理観~高校単位不足問題

私が親しくさせていただいている某旧帝大の先生がいつもおっしゃっていることがあります。

それは、「知恵をつけるということは人を出し抜く知恵をつけるということであり、人はかしこくなるほど人をだます傾向がある」(しかも、いわゆる国立のエリート校の場合、その費用の多くは税金で支出されている)ということです。

昔からエリートの悪知恵による犯罪は事欠きません。また、エリートほど権力の中枢に容易に近づくことになることから、エリートの犯罪を未然に予防することは必要な措置です。

だからこそ、欧米や戦前の日本のエリート教育では、曲がりなりにも倫理観が重視されてきました。いわゆる武士の家庭の教育もいろいろと問題はありますが、基本的にはそうでした。


さて、今の日本ではどうかというと、一連の報道でよくわかるように一部の進学校が規制を意図的に潜り抜けて受験に有利になるようなカリキュラムを編成していました。

生徒たちがそのつもりで「ずる」に加担していたかどうかは別にして、学校が将来のエリート的な立場を担おうという生徒たちに「きせる」のようなことをさせてきた、ということは決して軽く考えてはなりません。

「この時期に出てきた裏を読め」「歴史教育強化のきざし」とか、「昔からあった」とかいろいろと意見はありますが、これは別に考えるとして、とりあえず教育を行う人間がこのような汚いことをさせる、というのが問題なのです。


ということで、現在も補助金のカットなどの検討がなされているといいますが、その場しのぎでは済ませず、首謀者、協力者をしっかりと追及し、責任を明確にしなければなりません

知らずに「ずる」に加担させられてきた生徒たちが本当に気の毒です。

また、高等教育の意義について、認識の甘い高校教師があまりに多いことが残念でなりません。

ちなみに、冒頭で言及した先生は「本当にこの学生たちに知恵をつけることがこの学生たちの幸せにつながるのか、正しく生きるのにプラスになるのか」と悩ときがあると言います。

このような意識の教育者が今回の事件の処理を通して増えることを心から願っています。

追記:三行目あたりに多少追加しました。

中央公民館祭り

朝から中央公民館祭りに行ってきました。

これは、中央公民館で活動するサークルの発表会の集合体です。

書道、絵画、彫刻からまちづくりNPO、踊りまで内容は盛りだくさんです。

開会式で挨拶に立った市長さんたちは「プロ並み」とか「和光市の文化そのもの」とか非常に優等生的なお上手を言っていましたが、そういうことはさておき、私はいつもこれを見ていると自分の中高生時代の文化祭とか、学生時代のサークルの展覧会を思い出します。

年に数度の発表の日にターゲットを定めて構想を練り、練習し、そして、締め切りに間に合わせて一定のものを完成させ、当日は手作りでお客様をもてなす。

とにかく、そのプロセスも、終わった後の達成感も格別です。

そして、イベントを目標に、毎年毎年が過ぎていくのです。

目標に向かっての努力、そして、仲間とのやり取り・・・。このようなイベントに参加すると、まさに生きている、と実感したり、あるいはふと達成感を覚えたり、という充実した日々が手に入ります。

これはもう、介護予防だったり、まちづくりだったり、という、公民館行政の範疇に収まらない、大きな波及効果があるのです。

ということで、毎年作品を眺めながら、ブースの人々と雑談する、そして、またブースを眺める、ということを繰り返しています。

多分、見てもらい、感じてもらうことによって出展者が得る喜びはプロの比じゃないのではないか、と。


こんな生きがいを持つ人々がもっと増殖するように、公民館祭りを何らかの形で応援していきたいものです。

もし、未体験の人がいたら、とにかく今年は見学をしてみてください。

某雑誌編集部に本を売り込み

今日は完全に私的日記です。

さて・・・・

PR<松本武洋の著書『自治体連続破綻の時代』についてはこちらをご覧ください >

↑これについて、昨日は某雑誌編集部に売り込みに行ってきました。

書店ではそれなりに売れているということなのですが、せっかく必死で書いた初めての本なので、できるケアをしてあげないとかわいそうだと思い、本の中身のご紹介をしてきました。

その雑誌の編集の方々とお話をさせていただく中で、すくなくとも、取り上げた内容はかなり関心を持っていただける内容だということはあらためて確信しました。


今回、本当に勉強になったのは著者としての一冊一冊への気持ち、そして、他の編集者の仕事ぶりです。

これが、フリー編集者としての仕事ぶりにも行かせるのではないかと思い、気付いたことは次の仕事に生かしたいな、と考えています。

執筆途中でのフォロー、見出しの細やかな検討など、本当に勉強になりました。


もっとも、改選が近いので、勉強を生かせるのはその後になるかもしれません。

私の著書をご紹介いただきありがとうございました~紹介いただいたブログはこちら

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↑この本についてお知らせさせていただいたところ、普段お世話になっているさまざまなブロガーの皆様にご紹介いただきました。記事をリンクさせていただくとともに、blogの簡単(かついい加減)なご紹介も併せて記させていただきます。

ちなみに、私はうっかり八兵衛ですので、漏れがある場合、ご指摘ください。


生活者視点のポジティブブログを目指す貞子さんの

貞子ちゃんの連れ連れ日記
(経済、金融、経営の視点からさまざまな時事を独特の切れ味で分析しています。さまざまなニュースの裏について気付かされたことが一度や二度ではありません。)


巨大コンビにチェーン本部(7~11)との契約をめぐる戦いを続けるリティさんの

裁判を闘う女・・・美と正義を取り戻せ

(ふとしたことから始まったコンビに経営、それは地獄への招待状だった・・・。契約をたてにフランチャイズ契約者から絞るコンビニチェーンと法廷で戦う人々がいる、ということを教えてくれたblogです。棚卸資産をめぐる解釈など、法律オタク、会計オタクは特に必見。)


aiubisさんの

aiubisの岡目八目のひとりごと

(さまざまなニュース、ウェブサイト、blogの記事を紹介し、一言解説を加えるblogです。一般の時事のほか、社会問題化している事象、相場の読み方などが中心です。)


長生村議 酒井ひろきさんの

長生村議会議員酒井ひろきの"長生村顚末記"」

(酒井さんの議員としての日常活動日記です。地域をしっかり回っておられる姿がよく見えます。なお、地域の重大問題である合併に関する話題も豊富です。)


30代会社員音次郎さんの

音次郎の夏炉冬扇

(子供2人を持つ父親、音次郎さんの日記です。穏やか文体ながらも思いを率直に語るブログです。おおきな話題になっていることについての、同世代の率直な反応を見たいと思ったとき、覗かせていただいています。)


本格派刑事ドラマ大好き、将来は政治に関わる仕事に就きそうな本城右京さんの

HONJOH.tv 日々是警察!

(政治改革に主体的に取り組む、という視点で時事を切るページです。丸山眞男から刃物男まで幅広く扱います。)

障害者自立支援法~1割負担の問題点

障害者自立支援法の一割負担をめぐって先日、あの一割負担で困っている人々の話を聞く機会がありました。

障害児の親御さんが療育のために通わせる施設でも一割負担が導入され、経済的に余裕が無い家庭では療育*の回数をやむなく減らしている、という信じられない話もありました。何しろ、数千円から数万円(最大では3万円超)の負担が毎月増えたのです。

適切な時期に適切な療育を受ると、子供はものすごく伸びます。しかし、これを適切な時期に適切なコマ数が受けられないとなると、その後の子供の発達に大きく響きます

療育は趣旨から考えると一種の義務教育的なカリキュラムです。一割負担を求め、食材費のみならず給食の人件費などまでも求めることは、やはり厳しすぎると思うのです。

さらに、療育が適切に行えないことで、障害児が成長した後の福祉行政への負荷はおそらくより大きいものになることが予測されます

この問題は障害者とその家族だけの問題ではないのです。

皆さんにも関心を持っていただければと思います。

*療育: 「医療、訓練、教育、福 祉など現代の科学を総動員し、その児童が持つ発達能力をできるだけ有効に育て上げ、自立に 向かって育成すること」(高木憲次博士)