前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -113ページ目

憲法における地方自治の趣旨〜平和主義以外にも関心を

今日は憲法記念日ですね。世間では9条論議が盛んですが、私は地方政治家なので、例によって地方自治について、少し書かせていただきます。

憲法第92条は
「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨(ほんし)に基もとづいて、法律でこれを定める。」と定めています。
一般的に「地方自治の本旨とは、住民自治と団体自治である」と考えるのがノーマルな解釈です。
住民自治は、地方公共団体(いわゆる地方自治体)は、その地域住民が自らその事務の処理について決定する、ぐらいに考えてください。
また、団体自治は、地方公共団体の事務は、国から独立した意思決定機関に委ねられる、ぐらいに考えてください。
地方自治体は国家からむやみに指揮監督されない、という意味である、と考えていただければいいでしょう(都道府県がむやみに市町村を指揮監督すべきでないことも、当然ですが演繹的に導かれます)。
ちなみに市町村の判断がいかなるものであれ、反社会的であるとか、明確な法令違反以外は都道府県や国が是正するというのはいかがなものかと思います。自分たちの代表の選択は選挙で落とし前をつけるべきであって、市を県に指導してもらおう、的なものは団体自治の観点からは別のリスクを招来しうるものとして、いいことではないと私は思います。

さて、この地方自治の条項については、「地方自治の本旨とは何かがよくわからない」「もう少し明確に定めては!?」というような批判があります。
また、身近なところで処理できることは身近なところでやるべきであり、それが不可能なことは広域で、という「補完性の原理」が地方分権改革で明確化されたことから、私は補完性の原理は憲法で書くべきではないだろうかと考えています。

ただ、憲法改正の論議は基本、9条論議が中心であり、地方自治の議論は皆無に等しいのが現状です。
唯一議論している知事会も、参議院の合区という局地的な話題を議論することがメインテーマになっているきらいがあります。

憲法記念日にこそ、平和主義以外の憲法の重要論点にも注目が集まってほしいものです。

令和元年は婚姻届の臨時窓口を設置しました

令和元年初日、和光市役所では臨時窓口を設置し、48組に婚姻届をお持ちいただきました。また、臨時窓口が始まる前に宿直には9組にお持ちいただきました。本日はまことにおめでとうございます!!!


参議院内閣委員会に参考人招致されます

5月7日午後、参議院内閣委員会で行われる「子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案(閣法第一五号) 」にかかる審議に全国市長会からの推薦による参考人として招致されます。
これまで、幼児教育保育の無償化に関して、全国市長会の子ども子育て検討会議の座長として、この制度の問題点や課題について、交渉の担当者として政府の方々と議論して来ました。
市長会として、政府とは一定の合意に至ったわけですが、私たち市長会としてはいくつもの注文をつけさせていただきました。
今回は、これまでの経緯や市長会の立場について、説明する機会を得ましたので、特に子どもたちの安全を念頭にお話しさせていただきます。

芽吹く平和の木

市役所庁舎南側にある平和の木が芽吹いています。
30センチ定規ぐらいだったこの木も、4メートル近くまで成長し、平和を祈念する和光市民の思いを乗せて、どんどん大きくなってほしいものです。
平成22年11月21日、広島市の被爆アオギリの二世の苗木を植樹しました。「市制施行40周年」と「平和市長会議への加盟」を記念したもので、野口議長、語り部の横路秀雄様のほか、約60名の市民が参加されました。
来年は和光市が市政を施行して50年。理化学研究所、本田技研工業のお膝元である和光市には、世界中からたくさんの外国人が訪問し、また、暮らしています。
この国際都市でもある和光市を、多様性を進んで受け入れる、寛容で、知的な、なによりも元気な町として発展させていく象徴として、この木をしっかりと見守り、育てていきたいものですね。


「親子関係の脳科学」~理化学研究所の一般公開より

理化学研究所の和光地区一般公開、今回は、脳科学中央研究棟だけを攻めてみました。
特に興味深かったのは親和性社会行動研究チームの「親子関係の脳科学」。


このチームはほ乳類の親子関係の研究を通じて人間の親子関係を理解し、支援することを目指しているそうです。

さて、哺乳類は生まれてしばらくは自力では生きていけない生き物です。そこで、子供には「愛着行動」があり、親には「養育行動」があり、そのための神経回路があること、それをうまくやるにはさらに、経験や学習が必要でもあります。

 

この研究室では、親子関係の相互性や、子育て中枢について、分子機構の観点からの養育経験の重要性、父性の目覚めのメカニズムなどを研究しています。

ちなみに子育て中枢をつぶすと、そのマウスは育児はしないそうです。

父も母も子育て中枢がありつつ、しかも、元々父や母なのではなく、ニューロンへの刺激、つまり、適切な経験がなければ母性も父性も適切には育たない、ということがよくわかりました。

ただ、あくまでもこられはマウスでのお話。

この研究室ではマウスでの研究を踏まえ、養育者支援により虐待を減らすことができれば、と考えているとのこと。
期待できますね。

チームのサイト
https://cbs.riken.jp/jp/faculty/k.kuroda/