ミニメイド社長の起業のブログ -58ページ目

家の中に入って行う仕事

ミニメイド の行っている家事代行サービス は、「家の中に入る」ということで仕事が行われます。
お客様からしてみると、他人を家に入れるという点ではとても心配があります。
どんな身元の人なのか。
誠実に自分の気持ちを理解して仕事をしてくれるのかしらとか、散らかっているのを見られるのが恥ずかしいという点もありますので、すべての点で安心してもらえるように会社では対応を考え実施しています。

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ミニメイドサービス では、「プライバシーマーク」を取得しています。
同業他社で取得しているところは少ないと思います。

ミニメイド
では、コンプライアンス重視を明記して徹底を図ると共に、個人情報保護管理規定や鍵取り扱い規定等のルールを制定し、教育を実施しています。

ミニメイド の仕事では、コンプライアンス違反や反社会的行為が1つでも発生すれば、重大な社会へのダメージとなり、お客様からの信用を無くすことに繋がります。

今後もコンプライアンス重視の考えを更に徹底して教育の仕組みを充実させていきます。

ミニメイドで働く女性達

ミニメイド で働くスタッフは、女性ばかりです。
本社には、私を含め6名の男性がいるのみです。

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作業を担当する女性スタッフはMEと呼ばれています。ミニメイド エンジニアという意味です。
単に労働を提供するというだけではなく、「考えることが出来て最適なサービスを創りだす人」であるように、このようなネーミングにしました。

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実際にモノをつくる技術者とは違い、MEは糸を紡ぐように、お客様の声や表情、しぐさを感知し、そこに込められた要望や願望を読み取り、お客様が満足するサービスを継続的に提供していかなければなりません。

お客様と接する中で、自ら設定した課題を解決していかなければなりません。
その為に、ミニメイド ではマニュアルはありますが、マニュアルを超えた部分の対応を推奨しています。
このような対応をする中から、私たち本社スタッフも驚くような、感動的な物語が生まれます。
年に10件の感動ストーリーが生まれ、いつも対応の素晴らしさに驚いています。

この仕事をしていて、女性の能力にはいつも感心させられています。


ミニメイドの社会的責任

ミニメイド は、1985年から全国の主婦の方に、ミニメイド のノウハウを教えフランチャイズ店として独立経営ができるように指導育成をしてきました。
既に、25周年を迎えたお店も誕生しています。

企業に対しても、新規に家事代行 を始めたいという会社に対しては、コンサルタントを実施し、現在大きく展開をされている大手企業もあります。
既に、大手企業を含め10社をコンサルタントしてきました。

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家事代行 が広がるように、自社のノウハウを提供することで、社会的地位向上に貢献していければと願い続けています。

社会からの要請に対応するために、女性の雇用創出と市場創造、資格取得に重点を置き、社内資源の家事ノウハウNPOハウスキーピング協会 を設立し、整理収納アドバイザー という資格制度を設け、広く社会に公開し、女性が社会に出て活躍できる機会を創り、資格者同士が情報を交換し、より高めあうフォーラムを開催するなど、積極的な動きが生まれてきています。

今年も、11月2,3日の二日間で、フォーラムが開催されます。整理収納アドバイザーも全国に25000名を越す卒業生が誕生しています。

ノウハウを公開していくことで、「家事」という仕事に対する価値向上に取り組み、今まで社会の中で、シャドーワークという事で評価されることの少なかった家事に、社会から評価される仕組み構築に積極的に取り組んでいるところです。

サービス業になぜ笑顔が必要か

ミニメイドサービス は、昭和58年4月に日本初の「家事代行サービス」 という全く新しいサービスを、他人を家に上げるに根強い抵抗感がある日本の文化に、新たなビジネスモデルとして富裕層に絞り込み紹介をしていけたことが、今のミニメイド に繋がっていると言えます。

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当時より気を付けていたことの中に、「笑顔」というのがあります。
今でもとても大切にしています。
ミニメイド のパーソナルサービス10ヶ条の1番目に「笑顔のあいさつで、親しみと感謝の気持ちをお伝えします」というのがあります。

なぜこのミニメイド という仕事に笑顔が必要かというと、「お客様が笑顔を好むから」です。
お客様の好みに合わせていくことが、サービス業では必要なことです。

ミニメイド は、ビジョンに「すべては笑顔の為に」としているくらい、笑顔をキーワードにしています。

仕事は難しい

どんな仕事でも、簡単にできる経営はないハズです。
競争の中で自社の強みをどのように磨いていくか。
働いているスタッフとのコミニュケーションをどのように取り、良好な関係を創りだすか。

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お客様の声を聴く、リスニングポストをどのように設けているか。
そして、その声をどのように反映させていくか。

特に厳しい経済環境が続く中で、強み(独自性)が何かをはっきりさせておかないと、価格競争の中に巻き込まれて、体力勝負という事になってしまいます。

ミニメイド は、富裕層マーケットに特化しているという事が、マーケット面での強みです。
全て、リピート顧客で毎月の利用をしていただいています。年末のみの利用はすべてお断りしています。
長い方は、28年という長い年月のご利用となっています。

サービス面においては、多種多様なニーズ・ウォンツに対応するためには、マニュアルを超えた部分での対応が必要であり、そのためには、ME(お客様担当)が自ら考え行動できる環境と支援システムが必要となり、ミニメイドでは、経営資源の多くをこの部分に集中配分させて、お客様宅で最高のサービスが提供できる仕組みをもち、お客様と担当MEの絆が強くなるように支援しています。

10月から29期目のスタートとなります。毎年、課題が難しくなりますが、愚直に課題の推進に取り組んでいく社風ができました。