天空の楽園。世界遺産「アンコール・ワット」へ!-後編-☆カンボジア旅行記⑩【2019.9.11】
※【カンボジア旅行記⑨】の続きになります。
十字回廊に囲まれた 沐浴池 の風景。規則正しい配列と変色している壁面に浪漫を感じます。雨季のスコール直後ということも幸いしてか、この日のアンコール・ワットはかなり空いているようでした。
こちらは第一回廊と第二回廊の間にある経蔵。いわゆる昔の図書館に当たる建物ですが、先ほど見てきたものよりも痛みが少ないようですね。
これは何でしょう? ちょっと怖かったです(苦笑)
一部、修復工事中と思われる箇所がありました。
それにしてもこの造形はホントに見事としか言いようがありません。900年近く前のクメール王朝には、ホントに素晴らしい建築技術があったんですね。
十字回廊の一部に残る彩色は、創建当時のものとも言われているそうです。昔はこんな赤い色をしてたんでしょうかね~
この階段を昇ると「第二回廊」となります。それにしてもまるで絵画の中に吸い込まれていくみたいですね♪
こんなに小さな石像でも、首から上が持ち去られていました。
そして第二回廊を抜けると、いよいよ5本の尖塔が立つ「第三回廊」が見えてきます!改めて感動に浸ることができました☆
向かって右側が第二回廊で、真ん中に見える小さな建物はこれも経蔵とのこと。
第二回廊 に沿って歩きます。
アンコール・ワットは正面から見える3本の尖塔がとても有名ですが、実際には正方形に囲まれた「第三回廊」のそれぞれの角に4本の尖塔が立っており、その中心に「中央祠堂」と呼ばれる最も高い尖塔が立つという計5本の構造になります。
第三回廊へはとんでもない急角度の階段を昇ることになります。この上が特に神聖な場所と言われているそうです。
正面からはちょうど反対側となる東側へ回ってくると、ここから階段で昇れるようになってました。
混雑している時は人数制限があり、ここへ並んで降りてくる人と入れ替わりで昇ることになっているようですが、この日は全く待つことなく昇れるようです。
それにしてもびっくりするくらいの急斜面!正直高いところは苦手なのですが、ここまで来て上まで昇らないわけにはいきません!
自分なりにはかなり頑張って(笑)、何とか上まで昇り切ることができました!回廊の向こう側に見える密林がいい味を出しています。
こちらが 第三回廊 。一辺約60mの正方形になるそうです。
眺めはとても素晴らしく、頑張って昇って来た甲斐がありました!
第三回廊の外壁を眺めます。900年前の人たちも、同じようにここから外を眺めたりしたんでしょうかね~
一辺わずか60mの第三回廊ですが、額縁が連なるかのようなこの光景はいいものです♪
そしてここでも美しい「デバター(女神)」像を見ることができます。
こちらは第三回廊の角に立つ尖塔。
最も神聖な場所ですが、インスタ映えを狙って撮影をする外国人がやたらと多い場所でもありました(苦笑)
そしてこちらが 中央祠堂 と呼ばれる真ん中の尖塔になります!こんなに近くで観れるとは思わなかったので、これまた感激でした☆
ここから遠くを眺めると、このアンコール・ワットが密林の中にあるというのがよくわかります!
下を見下ろすと、これまでのものよりも小さな経蔵が見えました。
再び首のない石像。特にこのエリアには多かったようです。
第三回廊からの、先ほど歩いてきた西参道の眺め!
ナーガを背負う仏像がありました。こちらは頭部は無事だったんですね~
デバター像が刻まれた柱が並んで見えます。
…素晴らしいです。
首が盗まれた石像が2体並んでました。
屋根の部分が変色しているのは、長年の雨の影響でしょうか。神秘的な雰囲気がいいですよね~
下る時も結構怖い急角度の階段。一歩一歩ゆっくりと踏み締めて無事に下ることができました。
第二回廊に沿って再びぐるりと歩きます。しかしホントに雨が止んでくれてよかったです。
第二回廊のデバター像。
こちらのデバター像は一部が未完成と言われているようです。
もう一度尖塔を眺めます。本当に貴重な経験になり、日本からはるばるここまで来た価値は十分にありました!
第二回廊から第一回廊の眺め。
これで一通りの見学を終了!トゥクトゥクを降りた西参道の入口前まで戻らなければいけませんので、先ほど通ってきたところをそのまま引き返します。
「十字テラス」まで戻って来ましたが、ここから見るとホントに十字のテラスになっているのがよくわかりますね☆
ここで参道を北側へ逸れてみました。見る角度によって、尖塔の見える数が並びが異なるようです。
お土産屋さんが並んでました。やたらと声を掛けられます(苦笑)
そして 聖池 の前までやって来ましたが…
ここからは水面に映る 逆さアンコール・ワット を観ることができました!本やネットで見た光景が目の前に広がり、これにはまた感動!
いつか来てみたいと思っていたアンコール・ワット。その「いつか」を叶えることができ、何か大きな仕事を1つ終えたような気分になりました(笑)
売店にミネラルウォーターがあったので購入。めちゃめちゃ冷えてて生き返りました☆
3か所にあった「経蔵」ですが、こちらが最初に観た、一番大きいものになります。
最後にもう一度振り返ります。この角度からだと、尖塔が5本とも見えるんですね☆
西塔門を抜け、浮橋を渡って戻ります。到着してからここまでちょうど2時間でしたが、途中やや駆け足になったところもあったので、じっくり見るならもう少し時間が必要だったかもしれないですね。
こちら西参道入口前の広場ではたくさんのトゥクトゥクが、それぞれのチャーター客が観光を終えて戻ってくるのを待ってました。
石碑が立ってました。アンコール・ワットの世界遺産認定を記念するもののようですね。
待っててくれたラディさんのトゥクトゥクに乗り込みます。よかったらマッサージに行かないかと誘われましたが、真っすぐホテルへ戻ってもらうことにしました。きっと客を連れていけばマージンが貰える仕組みなんでしょうね。
…そしてホテルへ帰還。ラディさんからは翌日の予定を聞かれましたが、翌日から2日間ホテルでトゥクトゥクをチャーターすることにしたという話をすると、翌日も自分をチャーターしてくれると思っていたからか、とても悲しい顔になりました(苦笑) 申し訳ない気持ちになりましたが、仕方ないですよね~
ラディさんには約束の15ドルを渡してここで別れましたが、後から調べたところではアンコール・ワットを往復するだけのチャーターなら10ドルくらいまでディスカウントできたようですね(苦笑)
ホテルでしばし身体を休めてから、18時過ぎに前日に引き続いての パブ・ストリート へ。ここへ来るとやっぱりウキウキするものです♪
この日はせっかくなのでカンボジアの名物料理が食べたいと思い、こちらの カンボジアン・バーベキュー というレストランに来てみました。
お店の入口には、シェムリアップでベストのバーベキューという文字があり、期待が高まります♪
しかも何とアンコール・生ビールが0.5ドル!まさかの一杯55円という値段には驚きです!これは楽しい(笑)
まずはもちろん、そのアンコール・ビールをいただきます!ジョッキがキンキンに冷えていてまぁ美味しい!
注文したセットが運ばれてきました。オーソドックスな牛・豚・鶏だけでなく、イカに魚、そしてアヒルにワニの肉まであり、なかなか面白そうです。
まるでジンギスカンのように盛り上がった鍋の中心で肉を焼き、淵ではスープで野菜ときしめんを茹でるという珍しいスタイル。何度か肉をスープの中へ落としてしまいましたが(苦笑)、見た目のユニークさもさることながら、とても美味しかったです!
小降りの雨になりましたが、とても楽しいパブ・ストリート。ホテルから歩いて3分ほどで来れるのが嬉しい限りです♪
これでカンボジア滞在5日目が終了。この4日後の9月15日(日)には帰国の途に就くため、この旅もこの日で折り返しを過ぎたことになりました。
この翌日は早朝からアンコール・ワットの朝日鑑賞の予定。朝5時にトゥクトゥクのドライバーさんが迎えに来てくれることになっているため、この日は早めにベッドで眠りについたのでした。
※【カンボジア旅行記⑪】に続きます。
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