これ、どこが「バリア」かな?~利き手編~ | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。  
バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリアフリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日の「バリア」は、
これ、どこが「バリア」かな?~利き手編~



さて、

これはポール・マッカートニー(左)の
写真なんですけど、(右はリンゴ・スター)
まずはこれ何か問題になる箇所は
あると思いますか?


『え、別に何も...
只のライブ映像のワンシーンでしょ。』

ですよね、
一見どこもおかしくはないですよね。

ですがギターを少しでも
かじったことがある人なんかは
すぐ分かると思うんですけど、
ポール・マッカートニーのギターの持ち手は
通常の人と逆ですよね。
右手で弦を押さえて左手でストローク...

この光景を観ていてちょっと閃きました。

僕もそうなんですけど、
左手に強い麻痺がある人に
朗報になるかもしれないことです。

まず麻痺している「手」って
多少は動く場合がほとんどなので、
麻痺の具合がさらに改善されてきたら、
(現状では想像つきにくいでしょうけど...)
もしかしてギターとかでも
弾けるかもしれないなと...(^-^)
ストロークだけなら...


ところでギターの弦を押さえる手って
そこそこな力が要るんですね。
左手で弦を押さえることは、
左手に麻痺があったら
まず出来ないことなんですよね。(^-^;

ですが「左利き用ギター」なら...

とは言え左手でピックを持つこと自体
相当の回復が必要なんですが、
とりあえずの目標のひとつで、
そこを目指すのも有りかも...(^-^)




『ふ~ん、でも握力って
そんなに簡単にはついてこないんじゃ?(^-^;』



・・・



大丈夫!
非利き手も徐々に握力をつけられる方法が
あるんです。(^-^)

「利き手交換」で...


普通に生活をしている中では、
「利き手交換」という言葉を
耳にする機会はあまりないんですが、
もし何らかの理由で利き手を
全く使うことが出来なくなったら、
どうするのか...

当然字も書けなくなり
箸も使えなくなりますよね。
そういう場面で必要になってくるのが、
「利き手交換」なんです!(^-^)

要するに「利き手交換」とは、

脳卒中などで半身不随になったり、
交通事故、工場事故などで
腕を切断するなどのケースで、
右利きの方で右手が使えなくなった場合に
左手を利き手として使うことで、

障がいを負っても、
元通りに近い日常生活を送れるよう
練習するということを言います。

まぁかなりの忍耐力が
いるようなんですが...m(__)m

ちなみに実用手になるまでの期間は、
個人差はありますが、
60歳以上の方でもほぼ3ヶ月程度で
実用的に役立つ状態に達しうると
言われています。(^-^)



あと参考までにポイントとしましては、

・1日15~30分は行うこと
(1日1回でもいいので、毎日やること!)
・筆圧を一定にすること
・漢字は大きく、かなは小さく書く
・なぞり書き練習をする
・バネつきの箸で練習する
・根気よく...etc


『ほ~』


以上のような感じで、

たとえギターを弾けるところまでは
回復しなくても、
日常生活のあらゆる場面での「バリア」を
乗り越えられることに役立つはずです!

そして「出来ることup」に...(^-^)
『いいね~』