ボッチャの、さらなる「発展」のために... | 様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

様々な「バリア」の捉え方! ~こんな時は、あんな方法で...~

障壁(バリア)というのは、ホントに捉え方次第で「マイナス的要素だけの影響」ということにはならないのですが、本ブログは、自身の経験を交えながら、主に車いす関連・ボッチャ関連において、様々な「バリア?」との向き合い方を紹介しています。


おはようございます。
「ボッチャ」を通じて
バリアをバリアじゃなくする、
出来ることupトレーナーのたけちゃんです。

本日の「バリア」は、
[ボッチャの、さらなる「発展」のために...]



さて昨日のブログの通り、
先日あるボッチャの大会における
「ボランティア活動」に参加したのですが、
その時に「ボッチャ」の公式試合を
少し観ました。

けっこうな上級者の揃う大会だったので、
特に試合の運び方についてが
僕はとても参考になったのですが、
「ボッチャが
様々な人が出来るスポーツである」
ことを再認識出来ました。


「ボッチャ」というスポーツは、
障がい者スポーツのひとつだけあって
障がいの程度により、
日本ではクラスが6つ
分けられているんですね。

腕を振っての投球が難しい方用で、
「ランプ」と呼ばれる勾配具が
使用出来るクラスであるとか、
車いすを使用しないクラスであるとか、
手の麻痺の具合というか
握力によってクラスが分けられていたり...


あ、「ランプ」ってこんなのです。

さらにこのランプを使うクラスでは、


こういった「ヘッドポインター」というものを
頭にはめて投球の補助動作をする人もいます。


ちなみに僕のクラスは、
日本でしかないクラスというか
ボッチャの公式試合では
認められていないんですよね。
パラリンピックとか国際試合とかは
出場資格がないんです。

かと言ってクラス該当者が少ない訳じゃなく
一番多いのかもしれないんです。(^-^;
(けっして障がいの程度が
軽い人ばかりではありません。
多種多様というか
ボクシングで言うとミドル級?)

じゃあ何で...

ズバリ、「ボッチャ」というスポーツが、
元々脳性麻痺の人のために
つくられたものだからなんです。

つくられた当初から
少しずつルールが改良されているようで、
一応脳性麻痺以外の人向けのクラスも
1個あるんですが、
該当者はそんなにいないんですね。

つまりバランス的にというか
ちょっと構造上?問題があるんです。(^-^;


そこで、

この問題の対策というか、

「ボッチャ」の普及が進み認知度が上がり、
メジャーなスポーツになりつつあるというか
より多くの人の間で
楽しまれるスポーツになってきた
今日このごろにおいて、

「ボッチャ」の、さらなる発展に
貢献出来そうな
ある提案があります。(^-^)

まずこの課題(バリア)を解消するべく
手本になるスポーツがあります。

「ゴールボール」です!

「ゴールボール」とは
パラスポーツのひとつで、
スキーのゴーグルのような
アイマスクで目隠しをしながら
鈴の入ったボールを転がし、
ゴールに入れることで(3人1組)
得点を競う視覚障がい者のための球技。


このスポーツ、
視覚障がい者ならではの
研ぎ澄まされた聴覚で微妙な音を聞き分け、
それに伴う攻防がまた面白い!

ちょっと観いってしまいますよ。
(ボッチャにも、こんな要素があります。)

視覚障がい者のためのスポーツ
ということなんですが、
仮に
健常者とか視覚が正常な人がプレーした場合、

全選手が
上の画像のような「アイマスク着用」なので、
全盲の視覚障がい者と
同じ条件になる訳なんですね。

誰もが全盲の視覚障がい者と
同じ条件になる!訳なんです。

あ、これは他のスポーツに
当てはめてもいいのかも...

とりわけ、
僕がやっているスポーツ「ボッチャ」は
けっこう単純なスポーツなだけに、
この「アイマスク着用」、
わりかししやすいのかも...

でもアイマスク着用で
視覚をシャットアウトしてしまったら、
方向性を決める作業が出来なくなり、
「ボッチャ」として成立しなくなる
可能性がありますよね。(^-^;


その問題を解消するべく思いついたのが、

この「アイマスク着用」のクラスは、
3人くらいの
「団体戦」のみにするです!(^-^)
1個くらいクラスを増やしたって...(笑)

で、3人の内1人は健常者で、
アイマスクの未着用が許され
車いすを動かして照準作業(方向性を決める)
および目標物までの距離などの指示役を担当。

他2人は車いす利用者をはじめ障がい者で
「アイマスクの着用」が義務で、
投球担当で毎回どちらかが投球。
(但し投球後は、
  アイマスクは外して
    ボールの行先を確認出来る。)


また、

健常者と障がい者の混成チーム制にすると、
共同作業になって
「健常者と障がい者の垣根を軽減」
効果も期待出来るんです!(^-^)

健常者も障がい者も
同じ社会で生きているんだし、
本来なら別に分けることないですしね。(^-^;

そんな共存的な社会により近づくためにも、
将来性有望株の「ボッチャ」なら、
より先駆け的な役割を
果たせるんじゃないでしょうか。(^-^)