Jackson Browne@オーチャードホール 2017(ネタバレ注意!!)
2015年3月の日本公演を収録したライヴ・アルバム
The Road East – Live In JapanをリリースしたJackson Browne
その来日公演以来、2年半ぶりの来日公演
初日は 10月17日(火)
前回と同じく渋谷のBunkamuraオーチャードホールです。
1980年11月の来日公演以降は来る度に行っているJackson Browne公演
(1996年は行けませんでしたが・・・)
とにかくセットリストが同じということはないので、それも楽しみです。
会場では、多くの知人に会いましたが、やはりBruce Springsteenのファン仲間が多いようです。
さて開演予定時刻19時を10分ほど回ったところで、ライトダウン
Jackson Browne
メンバーとともに登場
ベースはBob Glaub、ドラムスはMauricio Lewak、ギターとペダル・スティールがGreg Leisz、主にエレクトリック・ギターがVal McCallum、そしてバンド・リーダー的存在のキーボードとヴォーカルでJeff Young
前回と同じ(Jacksonが言うところの)Dream Bandです。
「アリガトー」
アコースティック・ギターを抱えたJackson
1曲目は・・・
そう思っていたところで・・・
「これ何かな」と思う曲でスタート
何とThe Waiting
Tom Petty & The Heartbreakersの1981年のヒット曲
力強く歌うJackson
ただ場内にはこの曲を知らない人も多かったようです。・・・
感動のオープニング
「偉大なるTom Petty、今夜のショーは彼に捧げる・・・」
ここでギターを持ち替え、そして・・・
Alethea Mills、Chavonne Stewartの2人が入ってきて・・・
曲はSome Bridges
Gregのペダル・スティール(スライド)も響きます。
再びアコースティック・ギターを持って、The Long Way Around
今のところ最新作であるStanding In The Breachから、後半はValのギターもフィーチャーされました。
今度はピアノへ、そこへ場内から色々リクエストが・・・
「何をやるか読まれているね・・・」
そんなことを言って、Rock Me On The Water
分かっていても場内のファンは大喜び
エレクトリック・ギターに持ち替えて、Looking East
メッセージ色の強い曲だけに、今回のコンサートの中でも特に力強く聴こえました。
ここで、リクエストが・・・Farther On
一度持ったギターを置いて、ピアノへ、少しウォーミング・アップのようにしてから、歌い始め・・・
場内はしっかり聴き入っています。・・・
再びギターを持ち、定番曲の一つ、These Days
ここでもGregのスライドが心地よく響き
そしてJeffがコーラスを
尚、この曲を歌った今年亡くなった友人、Gregg Allmanに対するコメントはありませんでした。・・・
「みんなハッピー・ソングを聴きに来ているんだよね」
そう言って、Just Say Yeah
今回の中では楽しい曲かもしれません。
女性シンガー2人も活躍です。
今度はJackson、ドブロ・ギター(?)を抱えて・・・
「Lowell Georgeが弾いてくれたんだよ・・・」
そう言って、Your Bright Baby Blues
3台のギターが響く中、Jacksonの歌
「ここで、15分のブレイクだよ・・・」
第一部終了となりました。・・・
20分強の休憩時間の後、第二部スタート
Jackson、ギターの2人、女性シンガー2人
先ず5人が登場して、Something Fine
静かなスタート
「Warren Zevonの曲、やってくれって言われるんだ・・・」
そう言って、Lawyers, Guns And Money
ハードなロック・ナンバーとなっていました。・・・
「楽しんでいるよ・・・」
と今度はアコースティック・ギターで、The Naked Ride Home
そういえば、2000年代になり、このアルバムで久々に復活したのでした。・・・
またピアノに着いたら、場内からリクエストが・・・
でもプレイされたのはお馴染み、Fountain Of Sorrow
Jacksonの定番中の定番ですが、女性2人のコーラスが情感を深め、しっかり聴き入ってしまうナンバーです。
そしてギターを持って、Lives In The Balance
これもメッセージ色の強いナンバー
本来アコースティック・ギターのところはValのエレクトリック・ギターがフィーチャー
ここで、リクエスト()
最新ライヴにも収録されている、Call It A Loan
Jacksonはストラト・キャスターを奏で、これもエレクトリック・ヴァージョンとなっていました。
続いては・・・
「Lowell GerogeとValerie Carterで書いた・・・」
そう言って、Love Needs A Heart
(そういえば、故Valerie CarterがJacksonのバンドで来日した時、彼女自身がこの歌を歌ったことがありました。・・・)
再びアコースティック・ギターを抱え、The Barricades Of Heaven
オープニングが多いナンバーですが、今回は後半・・・
Jacksonの歌が力強く響いていたように思いました。
ここで改めて
「The Pretenderから一緒にやってくれている・・・」
と、ベースのBob Glaubを紹介、そしてピアノについて・・・
The Pretender
力強いMauricioのドラムスが、Jacksonの歌をさらに盛り上げ
そしてここでは、Bobのベースもノッていて・・・
いつも感動させるこのナンバーで場内は一部、スタンディングオベーション
そのままのノリで、Doctor My Eyes
軽快に盛り上がりました。
Jacksonはギターに持ち替え、謝辞を言って、ギターを少しずつ奏でながら、一人一人、メンバー紹介、そして・・・
Running On Empty
さらにお客さんは立ち上がり、最高潮に
そして後半、Jacksonは歌詞を忘れたと思いきや・・・
トークになって・・・
「’65年は17歳だったけど、2017年に69歳になった・・・」
そう、それでもパワーはそのまま
Mauricioの力強いドラムスとともに最高のエンディングとなりました。
そして、アンコール・・・
最初、アコースティック・ギターを持って出てきたのですが・・・
これはわざとかも・・・
リクエストに応える形でエレクトリックに持ち替え・・・
Somebody’s Baby
ヒット曲だけにアンコールにはうってつけ
「Glenn Freyの歌、自分と書いた曲だけど、車で聴いて、彼の歌い方を学んだよ・・・」
勿論、Take It Easy
そして、今回もEaglesヴァージョンになっていました。
「アリガトーゴザイマス・・・」
休憩時間を入れて、3時間近い今回のJackson Browneのライヴ
ここで終演となりました。・・・
第一部9曲、第二部とアンコールで13曲
今回全22曲プレイされましたが、それでもいつもプレイされる定番曲で今回プレイされていない曲が多々あります。
(Late For The Sky、In The Shape Of A Heart・・・)
またそういった曲がいつ出てくるか、といったところもJackson Browneのライヴの楽しいところであると思っています。
Lowell George、Warren Zevon、Glenn Frey、Valerie Carter、Gregg Allman、Tom Petty・・・
Jackson Browneが関わった人の多くも亡くなってしまいましたが、彼らとの仕事はJacksonの中では永遠に息衝いているわけです。
先日69歳になったとはいえ、まだまだ元気で、今日のような最高のライヴをこれからも
そう願うばかりです。
(2015年オーチャードホール公演の日記です・・・)
https://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12001439463.html
(2015年愛知県芸術劇場公演の日記です・・・)
https://ameblo.jp/take-1097-da/entry-11999835160.html