#惚れるバンド ~とある独国の超軽音楽~ | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

時事問題から思想哲学に至るまで、世間という名の幻想に隠れた真実に迫る事を目的とする!

惚れるバンド

■概要

 

イギリス、アメリカとは一線を画して独自にポップミュージックを開拓してきたドイツのアーティストたち。何者にも束縛されることなく誰もが自由に音楽をたのしめる環境がデュッセルドルフにはある。その楽曲は、まるでクラシックのようであり、テクノのようであり、ロックのようであり…。©中島工業/ネタ制作委員会

 

 

の音楽はイギリスやアメリカのものとは少し違う。

 

良くいえば「独創的」「先進的」「エネルギッシュ」。

悪くいえば「とっつき難い」「冷たい」「奇怪」。

 

なので、洋楽ビギナーの人は大抵ドイツ以外から入るんじゃないかな。まあ、オイラの場合はドイツから聴いたけどね。冒頭の二カ国よりも音楽では時代の先を行っている事が多い訳で、あのYMOでも今回取り上げるドイツのバンドから影響を受けている。そうだ、ドイツ音楽は世界発祥の音楽と言っても過言ではない。

 

ということで、今回は【惚れるバンド】のドイツ版。

一括りに纏めて【超軽音楽】ジャーマン・ポップ!!!

 

ドイツの4バンドと「本日の特選」として1アーティストを取り上げる!!!

 

 

 

■ドイツ×4

 

 

 

◆Xmal Deutschland - Matador

イクシマル・ドイッチェランドは、ドイツのスージー&ザ・バンシーズと呼ばれていたゴシックバンド。結成当初は、ほぼガールズバンドで男子禁制の臭いがプンプン。だが、結局のところ、女子3人と男子2人という構成に落ち着いた。そんなイクシマルのサウンドは、冒頭にも書いた通りバンシーズに似ているものの、それほど暗くはない。より力強くてニュー・ウェーヴに近い。

(1986年)

 

 

 

◆CRO - Traum (Official Version)

CROと書いてクロー。イコール「ドイツの天才ラッパー」の個人名なのだが、彼が組んだバンドも同様に呼ぶ。クローの音楽はラップとポップスを掛け合わせたもので「ラオップ」。視覚的な特徴は何といってもクローが被っているパンダの面。ステージ中は素顔を一切晒さない。同国内では既に人気グループ。

(2014年)

 

 

 

◆Silbermond - Symphonie

シルバーモンドは「とっつきにくい」印象のあるドイツのアーティストにあって異色のロックグループ。まるで、ネーナの再来を思わせるような構成。しかし、ヴォーカリストとしての人気なら、シルバーモンドのステファニー・クロスに軍配。音はアップテンポ・ナンバーが主流だが、このようなバラードもある。

(2004年【ドイツ:1×ゴールドディスク】)

 

 

 

◆Kraftwerk - Autobahn

クラフトワークは、世界で初めてエレクトロニック・ミュージック(ジャーマン・プログレッシブ・ロック)を広めた伝説のバンド。YMOも多大な影響を受けている。違いといえば、クラフトワークのほうが商業路線ではないということ。つまり、より実験的な音を展開している。「アウトバーン」はデビュー曲。

(1974年【2014年・2015年・2018年にグラミー賞を受賞。

2021年にロックの殿堂入り】)

 

 

 

■本日の特選(ドイツ×1)

 

 

 

◆Hollger Hiller - Chemische und physikalische Entdeckungen

これは「惚れるバンド」というよりも「惚れるアーティスト」になる。

 

ノイエ・ドイチェ・ヴェレとは、ドイツで歌われたパンクやニュー・ウェーヴのような音楽の総称。ホルガー・ヒラーは、ドイツサウンドの象徴と呼ぶべき存在。元々、ドイツ人は音楽に対して自由な思想を持っているので、それに使われる楽器もギターやベースに固執していないのである。世間では楽器に分類されることのない物でも音さえ出れば一度叩いてみて「おぉ、これは使える」と思えば、どんどん取り入れていく。サンプラーを初めて楽器として扱ったのは何を隠そう、このホルガー・ヒラーだった訳だ。

 

ウィキによれば1984年に、ミュートのプロデューサーとしても働いた経験がある。2003年以降はベルリンに住み、英語の教師をして働いているとか。

(1984年)

 

 

 

★関連文書

 

 

 

  

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する