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ご無沙汰しております。
ブログを開くことなく1年以上が経過していました。
久しぶりすぎて、管理画面への入り方すらすっかり忘れていましたが
また不定期で更新していこうかなと思います。
先日、「杳かなる」(はるかなる)完成記念上映会に行ってきました。
この映画は、ALSを発症した人たちの日常をおったドキュメンタリー映画です。
映画のタイトルにこめた監督の想いはこちらに記載されています。
完成記念上映会には、全国から約300人くらいの方が参加されていました。
そこら辺にいる普通の人たちが、ある日、障害を持つことになり
周囲の言葉・態度、今まで築いてきた・新たに出会った人との関係、日々の出来事の中で
迷いながらも生き続ける様子を丁寧に追ったドキュメンタリー映画でした。
苦難のすえに偉業を達成したり
(また、病をの乗り越えた!と周りのの人たちはそれを見て称賛したり)
その行動力や精神力を称賛するようなタイプの映画ではなく
何らかの答えや方向性、選択肢が明示されているわけでもない、
誰をも無理に鼓舞することのない映画でした。
なのに不思議と、見終わったときには
日々、いろんなことが起きるけれど
私ももう少し踏ん張ってみよう、と思わされる映画でした。
上映終了後は、監督、出演者の佐藤裕美さん、岡部宏生さん
映画製作の発起人の川口有美子さん(ALS/MNDサポートセンターさくら会)の
トークが行われました。
監督は、最後の挨拶で、
この映画を通じて
「こんな病、つらい状況であれば死にたい、死なせてあげたい」という思いが
社会に慢性化することで
病や障害とともにいる人たちの存在を一層社会の隅へと追いやってしまう。
政治的に追い詰め、物理的に排除していくような社会に抗い
『死への議論』を超え、思いを分かち合う人と出会い
広がっていきたいと語られていました。
ぜひ、みなさんに見ていただきたい映画です。
年内は、全国数か所での完成記念上映会の開催
また年明け以降の劇場公開を目指して準備中です。
また、各地での上映情報がまとまりましたらご案内していきたいと思います。