念願の野菜栽培 | 一般社団法人HK たかまつ24

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おはようございます。

一般社団法人HK たかまつ24です

 

気がつけば、前回ブロクを書いてから

あっという間に1ヶ月が経っていました滝汗

 

 

この間、ヘルパーさんや利用者さんのコロナ感染、、、いろんなことがありました。

そして、新規利用や制度についてのご相談も。

 

 

 

先日は、移動支援事業の利用についてのご相談がありました。

ある自治体の移動支援事業では、

制度の対象者を手動車いすを使用している人に限定しているのだとか。

 

自治体の担当者いわく、電動車いすの方は

自力で移動できるから対象にならないのだそうです。

 

そんなむちゃくちゃな・・・ゲッソリ

 

介護保険利用者の重度訪問介護の上乗せ利用についても

障害支援支援区分6の方のみ対象、などの制限を設けている自治体もあったりと

本当に当事者の生活は、ふりまわされますねショボーン

 

↑については、関係団体、障害者団体と一緒に

自治体との協議を続けていきます。

 

 

 

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま飛び出すハート

 

 

さて、今日は利用者さんの投稿が新聞に掲載されましたのでご紹介します。

 

 

『念願の野菜栽培』

 

私は農林業に従事する家に生まれ育った。

祖父母と同居で、私たちは6人きょうだい、10人家族であった。

畑には年中何かが植えられ、作物の植え付け、草抜き、根入れは家族全員で手伝った。

暑い時期の颯爽抜きは子供心にいただった、懐かしい思い出としても残っている。

 

結婚後も畑が恋しくなり、父に実家の近くに用意してもらい

野菜栽培を楽しんだ。

28歳で筋萎縮性側索硬化症(ALS)発症後は

車中からよその畑を眺めていた。

 

一昨年12月、在宅で人工呼吸器装着を継続するため

実家を離れ、徳島県寄りの土地に引っ越してきた。

裏は畑、ベッドから毎日野菜の成長を眺めていた。

 

念願の時が訪れたのは今春、近くで20坪あまりを貸してもらえた。

徳島県海陽町の「花友」2人が応援してくれ

3月下旬、夏野菜の植え付けを終えた。

欲張ってナス、スイカ、ミニトマト、とうもろこし、ズッキーニ、

ししとう、かぼちゃ、ツルムラサキ、オクラ、ピーマン、きゅうり

どれもよく育ち毎日何かを収穫している。

 

 

 

花も育てているが、違う喜びがある。

ベッドにいても、花友が合間に来て手入れをしてくれ

ありがたく思っている。

 

ALS人生39年目で、元気な殺していた野菜栽培ができるようになった。

人の出会いは不思議、ここでの出会いのおかげで

よりよい在宅となっている。