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たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

福岡市植物園です。
まずは、いろんな柳を!

 

ネコヤナギ(猫柳)、早春、葉よりも先に人目につく大きな花穂をつける。

 この花穂は銀白色で柔らかく、猫のしっぽのように見えることから、

 

 

イヌコリヤナギ(犬行李柳)、こちらは犬のしっぽに似ているからかと思いきや。

行季(こうり)の材料になるコリヤナギ(行李柳)に似ているが、行李を作ることはできないことから。

 

こちらはピンクネコヤナギ

 

 

お腹が減ったので、植物園内でお昼をいただきました。

ピザ釜があるということで、ピザをお勧めされました。

確かにおいしかった。ただ、手づかみすると指が真っ黒になりました。炭焼きピザなんですね。

 

 

 

ゴモジュ(胡麻樹)、語源は葉の臭いが胡麻に似ているから

 

サンゴジュと同じ仲間で、レンプクソウ科

 

 

シイモチ、樹皮からトリモチを作る

 

葉が、シイの木の葉に似ているモチノキで、「シイモチ」、葉腋に花序が。

 

ギンヨウアカシア(ミモザ)、銀灰色の小葉が15対

 

ノシラン

 

 

梅の花が満開

 

こちらは、椿の一種「アケボノ」

 

ホソバヒイラギナンテン

 

ツバキの一種

 

こちらも

 

ニオイスミレ、匂いがするらしい。私は、鼻づまり者でわかりませんが。

 

 

紅梅も満開になってコウバイ!

 

オウバイ

 

 

ここから温室内です

 

ボーモンティア・グランディフロラ、別名オオバナカズラ(大花蔓) 

 

花弁の内側には、蜜がしたたり落ちていて、とても甘い、ぺろぺろしちゃいました。

 

フトモモ(蒲桃)、多数の雄しべが放射状に広がる、この中に、ひときわ長い雌しべが1本ある

 

 

咲き始め、白っぽい花弁と薄緑のガクが見える。ともに4枚ずつ

 

フトモモのツボミも発見

 

花弁と雄しべが落ちて、長い1本だけの雌しべがよく見える

 

 

ハランの花、葉が地面から出ている、その付け根に花が。

 

花は暗紫色

 

こちらは、まだ蕾です。緑色。

 

 

早咲きの「寒咲き花菜」の黄色が鮮やか!

 

セイヨウミツバチさんも来ていました。

 

 

こちらも早咲きのカワズザクラ

 

 

 

 

ヒマラヤユキノシタ

 

福寿草

 

 

サンシュユ(山茱萸)、別名ハルコガネバナ(春黄金花)
早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつける

 

春は、黄色い花が多い

 

 

 

 

隙間まで黄に染めし春黄金花

龍朗

 

 

 

 

 

2月22日は、ニャンニャンニャンで「猫の日」
福岡市動物園で猫科の動物たちを見てきました。
まずは、一番会いたかったツシマヤマネコ。
 

この子は、アカツキ♂、この子だけが公開されています。

 

 

福岡市動物園には、他に5頭の対馬ヤマネコがいますが、すべて非公開。

繁殖させるための飼育がおこなわれているそうです。

 

国の天然記念物で、絶滅危惧ⅠA類のツシマヤマネコは、

対馬のみに生息し、現在、その数は90~100頭と推定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、同じ対馬つながりで、ツシマテンの「ちゅう」

ちょこまかちょこまか動き回って可愛かったです。

 

 

 

ネコ科のヒョウ

 

ネコ科のアムールトラ、別名シベリアトラ、北方に生息し、

南方に住むジャワトラやスマトラトラに比べ、毛深く体が大きい

 

ネコ科の中では、ライオンと並び最も大型、雄の体長は3.3メートル

野生では500頭ほどにまで減っていて、絶滅危惧種。

ワシントン条約で、生体のみならず、毛皮や骨も、国際取引が禁止されている

 

 

ずっと寝ていたライオン

 

愛嬌があるオランウータン

 

チンパンジーやサルと同じく、ヒト科

 

マレーグマ、もちろんクマ科。

 

ライオン、やっと起きました!

 

カバ、ずっと寝ています。それにしてもデカい!

大きいものは、体長5メートル、体重1800キロ!

これが一番強そう!もちろんカバ科。

 
きょう見た動物たちは、ほとんどが1頭ずつ檻の中に入っていました。
少し寂しそう。
 
春遠し檻の中には一頭のみ
龍朗
 
 
 

 

続いて、能古島観察会、野鳥編です!

 

 

 

カンムリカイツブリ

 

 

丸々太ったツグミ

 

海岸トコトコ、ハクセキレイ

 

岩場にはハクセキレイの若鳥

 

お嬢様!(ジョウビタキ♀)

 

クロサギのシルエット

 

クロサギ、すぐ飛んで逃げました

 

ハジロカイツブリ

 

 

 

ホオジロ♂

 

 

 

ウミウが勢ぞろい!

 

 

 

青空にノスリ

 

浮島現象、右は小呂島(能古島から38キロ)、左は大机、小机(能古島から11キロ)

 

 

 

地面に下りたホオジロの雄と雌、奥が雌

 

手前が雄

 

モズ♂

 

モズ♀

 

ホオジロ♂

 

 

 

ホオジロ♀

 

 

 

浮き上がり近づき見えし春の島

龍朗

 

月に1回の、能古島観察会。今回は、この5人+1人(写真撮影者の宇都さん)で回りました。

宇都さん、写真ありがとうございます。

 

 

 

 

今月も、朝6時45分、姪浜港発のフェリーで能古島に渡りました。

 

ホトケノザに霜

 

オオイヌノフグリにも霜が降りている

 

ツルニチニチソウ

 

やはり寒そうバクチノキ

 

クロキの花

 

クロキの花のアップ

 

ヒサカキのツボミ

 

オキザリス

 

シダレウメ

 

ハマダイコン、アブラナ科は花が十字型

 

 

ツメレンゲの若芽

 

小さくないのにコスミレ、他のスミレに先がけて咲く、早咲きのスミレのひとつ

 

「川畑みかん」、日向夏に似た、さっぱりした味わいだそうです

 

 

オニヤブソテツ

 

裏には胞子がびっしり

 

マエアカスカシノメイガ(前赤透野螟蛾)、

成虫の翅が透けてみえ、前翅の前縁に赤褐色の帯状の筋があることに由来

 

カラスザンショウ(烏山椒)

 

ムラサキケマン

 

ヤマアイ

 

 

 

タガラシが開花していた

 

タチツボスミレ漢字で書くと「立坪菫」や「立壺菫」、

スミレの中でも花が終わった後に茎が立ち上がるところから名付けられた

 

 

 

 

コスミレ

 

コスミレの方がタチツボスミレより唇弁が白っぽい印象

 

 

ヤブツバキ

 

 

 

シナマンサク

 

葉が残っているのが特徴

 

 

セイヨウミザクラかな?

 

馬酔木(アセビ)

 

 

 

 

 

島の朝 光り輝く 仏の座
龍朗

 

 

 

2月4日立春の野鳥観察会が、大野城いこいの森で行われました。

写真が撮れたのは、ベニマシコ雄とウグイスのみでした。

 

めちゃめちゃ枝被りですみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬枯野 紅一点 紅猿子

龍朗

 

2月から3月にかけて、いつもバタバタしています。花粉症に苦労しながら、桜の開花予想に翻弄され、確定申告に時間を取られ、番組改編の準備に大忙し。そんな中で2月が28日しかないって結構辛い❗️今回はそんなコラムです。


毎日新聞2023年2月25日付福岡版掲載

とうとう、ブログが1か月遅れになってしまいました。
すみません。
 

朝6時半、真っ暗な中、我が家を出発!

9時過ぎに雪を頂いたくじゅうが見えてきました!

 

今回の目標は、久住山頂と凍結した御池(みいけ)

牧ノ戸から登り始めましたが、スタートからアイゼンを着用しました!

 

約50キロ離れた由布岳がくっきり見えます

 

雪の扇ケ鼻

 

 

 

 

 

お釈迦様が寝ているように見えます

 

 

 

真っ赤になった馬酔木のツボミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄い雲海

 

 

 

阿蘇五岳はお釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ている事から「阿蘇の涅槃像」と呼ばれる

 

右のトップが久住山頂

 

 

 

 

 

 

 

同行した管原さんと生野さん

 

 

 

「阿蘇の涅槃像」と再会!

 

牧ノ戸を出て約3時間後の午後1時過ぎ、ようやく久住山頂に!

左から、生野さん、管原さん、太田さん、龍山です。

 

 

 

 

 

 

 

そして、久住山から30分後には、見事に凍結した御池(みいけ)に!

 

 

 

最初は怖く、なかなか池の真ん中に行けない。

 

 

少しずつ池の真ん中に移動するが、なんとなくへっぴり腰。足が内股になっているような・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなところにも、ハシブトガラスが。登山客の、残飯を狙っているようです。

ちゃんとゴミは持ち帰りましたよ。ちょっとハシブトガラスが気の毒でしたが。

 

九州北部の今年1月下旬は、平年に比べて-2.4℃とかなり低かったために、立派に凍ってました。

 

帰途の途中でも、真っ赤なアセビのツボミ、

寒さで赤くなるのかな?

 

法華院温泉の湯気が!

あ~、早く温泉に入りたい!

 

 

 

とりあえず、沓掛山にも寄っておきました!

 

 

 

行きは気付かなかった「火山観測施設」、そう、九重は火山なのです!

 

下山後は、いつもと同じく、法泉寺温泉の「山の湯」で体を暖めた後、

「お茶屋食堂」でお食事会!

生ビールの大、中、小とノンアルコール(右端)。ハンドルキーパーの管原さん、すみません!

私がいただいた生ビール大は、なんと1リットルだそうです。美味しくいただきました!!!!

 

 

山に雪 馬酔木の蕾 より紅く

龍朗

 

 

3月は、2005年3月20日に福岡県西方沖地震が、2011年3月11日には東日本大震災が発生しています。

まだ風水害の時期ではありませんが、地震や津波等はいつ発生するか分かりません。

自分の命を自分で守るために、防災のことを少し学んでみませんか?

 

3月4日土曜日午後2時半から4時、

場所は佐賀市の「どんどんどんの森」内のアバンセという施設です。

もちろん入場無料‼️

楽しく、わかりやすく話します。

 

皆様のお越しをお待ちしています❗️

 

 

 

皆様のお越しをお待ちしています!決して損はさせません!無料です!

 

 

弥生月 地震(なゐ)の恐怖や よみがえり

龍朗

 

今年2023年の1月から、概ね月に1回、毎日新聞土曜日朝刊にコラムを書くことになりました。
記念すべき1回目です。ぜひご覧ください❗️
 

  毎日新聞2023年1月28日付福岡版掲載

 
実は、もう20年ほど前になりますが、2年間、毎週コラムを毎日新聞に書いていた
ことがあります。その時は毎週と言うこともあり、かなりのハードワークで
2年で音を上げてしまいました。
 
今回は月1のペース。
やはり文章を書くのは大変だと感じながらも、楽しく、わかりやすく、旬な話題を
お届けできればと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします❗️
 

冬の雨 予報が外れ 丸坊主

龍朗

 
毎年、この時期恒例の、
油山観音「正覚寺」の粥開きが行われました。
「粥占い」とも言われ、その年の農作物の出来などを占います。
まずは、小正月の先月15日に、お粥(小豆飯)を納めたこちらの本堂で仏事が行われます。

 

 

 

 

 

仏事の後、お粥を書院に運びます

 

 
世話人によるお粥拝見。
カビの色、水分、粒立ちなどを確認して、この年の農作物の吉凶などを占うのです。

 

 

 

 

右から、早田(わせ)・中田(なかて)・晩田(おくて)

 

臭いを嗅いだり、口に含んだりして、・・・

 

そして結果がこちら。

農作物の出来はまずまずだが、青カビが多く、水の害が心配されるとのことです。

今年は、梅雨時期の水害にまた注意警戒が必要のようです。

 

 
そして驚いたのは、同じ日の同じ時間帯に
もう一つの「粥開き」が行われていたのです。
 
油山観音正覚寺と同じ境内にある海神社。

 

階段を上がったところにある、この社の中に
やはり1月15日にお粥を納め、やはり2月1日に運び出して吉凶などを占うそうです。
運び出す前には、神職の方(飯盛神社の方でした)がお経をあげ、近所の方が5、6人
集まっていました。こちらのお粥は、近くの集会所に運び、占いを行うとのことでした。
image

 

同じ境内において
同じ日程で御粥を納め、御粥を検める
ところから、この2つの粥開き、
もとは一つの行事だったようです。
2つに分かれてしまった原因は何か?
現場に集まった方に話を聞こうとしましたが、
何となく口を濁されてしまいました。
 

粥占や 氏子の視線 一身に

龍朗